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きよじ  作者: 東 清二
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第百四十二話 信長包囲網 【創価編】

時代は、昭和の終わりから 平成の始まりぐらい、創価小学校に在籍していた 俺 ひがし 清二きよじは、期末テストに向けて 戦国時代での俺 織田二郎三郎信長おだじろうさぶろうのぶながの時の、話しの続きを語ります。上杉謙信うえすぎけんしん公の時とは違い、領土を拡大していく織田おだ家に対して、信長のぶなが 包囲網なるモノができて…。でも、ピンチの裏には、チャンスも あって。今の俺の近況、思い、手に入れる概念も、描かれています。では!

時代は、昭和の終わりから 平成の始まりぐらい、悲劇の主人公 俺、ひがし 清二きよじ 小学校五年生は、東京都の西部 多摩地区にある 創価小学校に、在籍していた。住んでいるのが、創価小学校の高学年のサッカー部員の暮らす 寮で、俺が 数十人分のトイレ掃除を担当している以外は、快適な暮らしだ。もともと、創価の寮には、俺のがわの人間が2人も居て、俺の全ての人生通しての宝物 ピノコ・ナディア・哀姫かなひめも 住み着き、哀姫かなひめの番犬 ペス公こと、日本で1番偉い人 渡邊恒雄わたなべつねおも、顔を出すようになり、俺の唯一無二の子分で 裏稼業のトップ 菅原文太すがわらぶんたも、顔を出すようになっていた。これで、元 全宇宙の支配者で 不幸をばら撒く、不幸の王様で 俺の宿敵のクソ大和田おおわだによって、送り込まれた 創価編は、環境に適応し 大丈夫となったが、最後に もう1つだけ 福岡の極道編という、送り込まれる選択肢が残っていて、結果 福岡の片田舎にて、俺の最後の最後の人生と、哀姫かなひめの人生が、破綻することになる。澤野さわの ジャイアン ジャイ子 近親相姦、美人局つつもたせ、糞詐欺師 夫妻さえ 居なければ…。2人とも、必ず ぶっ消してやる。


創価小学校では、キチンとした期末テストがあり、それに向けて 社会の歴史の戦国時代での、俺 直江兼続なおえかねつぐで 始まり、上杉謙信うえすぎけんしん公、そして 織田二郎三郎信長おだじろうさぶろうのぶながについて、話をしてきた。創価の寮の小部屋に、俺が居て 右隣りに、哀姫かなひめが座っている。トイ面に、戦国時代なら 蜂須賀小六はちすかころくを過去にもつ、尚且つ 俺のがわの人間 小5の鈴木すずき 史郎しろうが居て、こちらも 俺のがわの人間 寮の世話人をしている 史郎しろうの母親で、合気道の達人で 創始者の渋川剛気しぶかわごうきのカミさん でもある女性が、座っている。俺の過去 織田二郎三郎信長おだじろうさぶろうのぶなが公の話は、美濃の斎藤さいとう家を攻略し、織田おだ家の職業軍人たちが、から トきんに 成り上がり、美濃も含めた 織田おだ家の領内から、宿敵 クソ大和田おおわだと、その一族を立ち入り禁止にしたところまで、話した。


美濃を攻略した 俺、織田二郎三郎信長おだじろうさぶろうのぶながは、勝ち方が分かった。あとは、継続していくこと。相変わらず、鉄砲と大砲の技術を研究し、最新式の鉄砲と大砲をオダギリジョーを通じて、越後国 上杉うえすぎ家に売る。そうして 越後国産のきんと、同じく 越後国産の日本一の米と日本酒を、手に入れている。美濃の斎藤さいとう家の攻略の折、将棋に例えると だった織田おだ家の職業軍人たちが、敵陣深く斬り込み トきんと成れたので、俺は 職業軍人たちに、越後国以外で 落とせる城から落とし、織田おだ家の領土を広げていくように、指示した。内政は、税は 薄く広く集める 楽市楽座、軍事は 鉄砲三段、弾込めの時間に 他の者が鉄砲を撃つ、方法を練習させていた。


織田おだ家の領土が着実に広がっていき、俺が懸念していた 尾張の弱小大名から始まった、俺の存在が 戦乱の世を長引かせる事に ならないか?というラインを、木下藤吉郎サル蜂須賀小六はちすかころく、それに トきんと成った職業軍人たちの活躍があり、突破していった。もはや俺が、現場で 戦の指揮を執る必要もなく、俺の仕事は 管理職へ移行していた。管理職なら 管理職で、せめて俺に出来る事はないか?と、京へ上洛を果たし 天下布武を掲げた。


そんな中、俺の血の繋がらない 妹分、名は お市の方という、現在名 鈴木すずき 保奈美ほなみに、俺の成功譚を聞く事と 木下藤吉郎サルと遊んでばかりいたので、戦国時代 通しての唯一の姫に、嫁ぎ先を紹介することにした。お市の方の嫁ぎ先が、浅井長政あさいながまさ率いる 浅井あさい家で、浅井長政あさいながまさの現在名が、石橋いしばし 貴明たかあきだ。歴史は繰り返すで、生まれ変わっても、2人は夫婦になるよ。そんで、政略結婚の挨拶がてら 浅井長政あさいながまさに会いに行き、「将来名が 石橋いしばし 貴明たかあきの男が、とりあえずで生きている 戦国時代とはいえ、浅い男ではないだろう。名字を、浅井あざいにする事。それと浅井長政あざいながまさと同盟を結ぶ 朝倉あさくら家の父子と、近い将来 ちゃんと絆があるか?試されるよ」と伝え、俺の妹分は 浅井長政あざいながまさに、嫁いで行った。


仕事も出来る、強さも優しさもあった お市の方が、嫁いだ事で 織田おだ家中で、変化があった。木下藤吉郎きのしたとうきちろうが、蜂須賀小六はちすかころくの勧めで、羽柴秀吉はしばひでよしと名を改めた。しっかりしていた俺の妹分 人気者のお市の方が、居なくなり 少なからず、家中では 落ち込む者もいたので、沖田おきたが名を改め 「ウキキーッ」と仕事に励む姿は、皆に勇気を与えた。


そんな中、不幸の王様で 俺の宿敵、クソ大和田おおわだの再三の働きかけにより、足利将軍家が全国の大名たちに、俺を討つように ふみを書かせ 送り付けている という情報が入った。俺の人生に被害が出るなら、何でもする クソ大和田おおわだのやりそうな事だ。不幸をばら撒く クソ大和田おおわだの言うことを聞いた以上、足利将軍家も 滅亡するぞ とだけ、伝えておいた。ただし そのふみが、甲斐の国 武田信玄たけだしんげんにも、届けられていた。


着実に領土を広げ 大大名となり、天下人も見えてきた織田おだ家に、信長のぶなが 包囲網ができたとの知らせが入った。織田おだ家の領土と接する、全ての敵地が包囲網に参加したとの事。クソ大和田おおわだは ともかく、さすがは 武田信玄たけだしんげんだと、少しは俺も 動揺したが、信長のぶなが 包囲網に参加する敵地の前に、羽柴秀吉サルが砦や城を作って 防御を固めてくれたり、「武田信玄たけだしんげんが上洛しようと、甲斐国を離れたら 上杉うえすぎ家が、甲斐国に攻撃を致します」という オダギリジョーからの申し送りがあり、持つべきモノは 仲間と親友で、クソ大和田おおわだの発案の包囲網なんかで、動揺した 自分を恥じた。


信長のぶなが 包囲網といっても、あちこちで 小規模な戦いが起きるだけなので、トきんと成った 織田おだ家の職業軍人たちと、織田おだ家 特製の大砲と鉄砲の餌食になるだけだった。そして、ピンチの裏には チャンスありで、【えん】という念能力、伸ばし広げた【えん】の中での事が、手に取るように解る 念能力が、使えるようになった。

思わず 俺は、「信長のぶなが 包囲網、むしろ 有り難かったな」と笑い、【えん】を羽柴秀吉サル蜂須賀小六はちすかころく、オダギリジョー達にも 伝授して、それらの者達は【えん】が使えるようになり、喜び 喝采していた。


そんな折、織田おだ家と同盟関係にある、松平元康まつだいらもとやすが、武田信玄たけだしんげんが上洛の為、進軍し 松平家は敗走したとの報せが入った。幸い、松平元康まつだいらもとやすが討ち死にした訳ではなかったので、「そのまま、逃げて 隠れておけ」と、俺は 松平元康まつだいらもとやすに、ふみを送った。

さあ、俺や 織田おだ家中の使える者らが、【えん】を使えるようになった中、戦国時代 最強と謳われた騎馬隊を誇る、進撃の武田信玄たけだしんげんとの戦いの幕が、上がろうとしていた。 続


《戦国時代は、実力と才能があれば のし上られたし、【えん】が使えれば、尚更 良い。数千年前から 生まれ変わり続け、その度に 人生のハードルを上げられ、クソ大和田おおわだに 上手くいった理由も、無くされれる。結果、2018/06/30今現在、2回目のひがし 清二きよじとして、最後の最後の人生を送る 俺は、人脈も 念能力も 才能も そうだし、いつもの事だが 生まれ変わると、記憶まで 消される。その全てを失えば、そりゃあ 人生、上手くいかない。最低最悪の人生を、思い知らされている。でも、もう 最期が見えている。寿命まで、13年間と大体 2ヶ月間。もう 不幸の王様 クソ大和田おおわだによって、何処かへ送り込まれる事も なければ、時間が巻き戻される事もない。さあ、未来を掴もう。待っている 未来は、俺の宝物 ピノコ・ナディア・哀姫かなひめと、ずっと 永遠に絶対に 一緒に居られる 未来。哀姫かなひめは、本当の自分 誰がどう見ても 可愛らしい、6歳の天使に成る。俺は 念能力者に成り、死んだ後、【永遠】と【絶対】という概念も、手に入れる。勿論、過去に手に入れ 1度手放した、【無限】と【自由】と【愛】もね。哀姫かなひめの紹介がないと、なかなか 俺に女は できないし…。そして、俺にとっては 待ち焦がれた 本当の自分、大天使長 ドン・リュシフェルに成る。復讐を終えれば、ひがし 清二きよじ 法皇陛下は、消えてしまったら もったいないので、五百円で 具現化し、皆さんの手元に。なかなか素敵な、未来じゃないかい?さあ、この挫折と敗北の人生に、ピリオドを打とう。俺に、念能力を!》


こうして 創価小学校の期末テストの為もあり、俺の過去 織田二郎三郎信長おだじろうさぶろうのぶなが公の話と、沖田総司おきたそうじの過去 木下藤吉郎サルと、鈴木すずき 史郎しろうの過去 蜂須賀小六はちすかころくについても、話した。人材さえ居れば、信長のぶなが 包囲網も、恐るるに足らずについてもね。次回の話は、戦さ場で 死期の近い、武田信玄たけだしんげんと 対峙します。果たして?以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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