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きよじ  作者: 東 清二
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第百三十六話 戦国時代の俺について【創価編】

創価小学校での、社会の戦国時代の期末テストのために、戦国時代での 俺の過去、直江兼続なおえかねつぐから始まり、長尾景虎ながおかげとら上杉謙信うえすぎけんしん織田信長おだのぶながの始まりまでを、説明し語ります。今の俺の名前、挫折と敗北の人生の近況、想いも 描かれています。では!

時代は、昭和の終わりから 平成の始まりぐらい、転落と流転の末、俺 ひがし 清二きよじ 小学校五年生は、東京都の西部 多摩地区にある 創価小学校に、在籍していた。住んでいるのが、創価小学校の高学年のサッカー部の寮で、主に眠るためだが、本物の創価学会の会長と そのカミさんも、住んでいたりする。洗濯以外の家事は、自分たちでするのだが、それ以外は 快適な暮らしだ。そして、創価小学校には キチンと期末テストがあるらしく、期末テスト本番を迎えようとしていた。


創価の寮の小部屋にて、俺と6歳の少女 ピノコ・ナディア・哀姫かなひめ、小5の鈴木すずき 史郎しろう、寮の世話人をしている 史郎しろうの母親が居て、期末テストに向けて 勉強をしている。

「じゃあ 史郎しろう、社会 以外の勉強は大丈夫になったから、楽しみの部分 社会の戦国時代の勉強をしよう。まずは、教科書を読んでてくれ。俺が、前世の記憶を総動員して、問題を作るよ。教科書には載っていない、模範解答もね」と俺。

「分かった。戦国時代に、オレの前世も 出てくるんだよな?」と、史郎しろう

「ああ。盗賊だった、蜂須賀小六はちすかころくとしてな」と俺。

「オレ、盗賊かー!」と、落ち込む 史郎しろう

「じゃあ、史郎しろうの母親は、歴史の教科書を読みながら、質問してくれ。大抵の質問には、俺は答えを持っている」と俺。

「私は、教科書を読みながらでいいのですね。かしこまりました」と、史郎しろうの母親。


「じゃあ、戦国時代の勉強について、始めるよ。戦国時代の最初の俺は、越後国 今の新潟県で、直江兼続なおえかねつぐという名の6歳にも満たない ガキンチョだった。佐渡金山の賃金未払いの問題を解決し、直ぐに頭角を現したが、ガキはガキだ。そこで、直江兼続なおえかねつぐを実務家として 越後国に残したまま、ブッタという仏教の始まりの俺が、インドの王子様をしていたのが途中だったから、その身体で 長尾景虎ながおかげとらと名乗った。大義名分があり、義を持ってしか 戦をしなかったので、悪徳豪族を滅ぼし、越後国の領土が確定したら、次は 戦に勝とうが、領土を広げなかった。因みに、長尾ながお家には、長尾 けんと長尾 しんという名の双子の兄弟が居て、俺の親友が、その2人をどう 下剋上の嵐 生き馬の目を抜く 戦国時代で活躍させるか?苦慮していた。上杉うえすぎという名字の関東管領の者に、関東管領をやってくれるよう頼まれ、長尾ながお けん君と長尾ながお しん君は、戦国時代から撤収させ、2人の名を取り入れ、俺は 上杉うえすぎ 謙信けんしんと、名を改めた。仏教の流れも組み、旗を毘沙門天と定めてね。因みに、長尾ながお けん君としん君は、今は 地獄絵図の児童養護施設 東京サレジオ学園に住んでいて、小平市立第三小学校こだいらいちりつだいさんしょうがっこうに、通っているよ。俺や史郎しろうと、同学年でね。そこまでは、いいかい?」と俺。

清二きよじ上杉謙信うえすぎけんしんだったのか?どうりで、凄え」と、史郎しろう

「皇太子殿下が、元 上杉謙信うえすぎけんしん公…。その後、どうなったのですか?」と、史郎しろうの母親。


「うん、まず越後国の隣に、武田たけだ家があった。その武田たけだ家の武田信玄たけだしんげんの血の繋がらない 父親 武田たけだ 信虎のぶとらが、糞野郎だった。どうしたら子供が出来るか?で、妊婦の女性の腹を斬りさばくような奴だった。なので、武田信玄たけだしんげんに 書状を送り、代を代わらせ 家督は、武田信玄たけだしんげんが継いだ。追放された 武田たけだ 信虎のぶとらは、クソ大和田おおわだがわの人間になり、乃木のぎという名で、日露戦争で 糞みたいな策で、無駄に 日本人の命を散らせ、撤収しようとした兵士には、後ろから 撃ち殺す命令を出す、糞野郎だった。今は、八木やぎ 義光よしみつという名で、クソ大和田おおわだの腹心として、女のスポーツ バレーボールの監督を、サレジオ中学で しているよ。男子校なのにね。しかも、不幸の使者にして 糞詐欺師のクソ高倉健たかくらけんに、俺の念能力だけじゃなく、長尾ながお けん君にしん君、序でに もう1人 俺の友人が、不幸の王様 クソ大和田おおわだに売られ、このままいくと 俺は、そんなサレジオ中学に進学する可能性もある。戦国時代の武田信玄たけだしんげんに関しては、川中島の戦い なんて、ただの模擬演習だし 言うことを聞いてもらった分、俺は 敵に塩も送るよ。武田信玄たけだしんげんの唯一のミスは、弓矢に鉄の矢じりを用いた事だ。家臣が傷を負い、ぶち切れた俺は、武田信玄たけだしんげんの本陣 目掛けて、突撃した。その際、武田信玄たけだしんげんより 「鉄の弓矢を用いた事は、知らなかった」と謝罪があり、お互いの領土保全を約束して、俺の上杉謙信うえすぎけんしんとしての使命は果たした。あとは洞窟にこもり、死んでいった者たちを仏教方式で 葬い、寿命を定め 越後国の事は、実務家 直江兼続なおえかねつぐに任せ、寿命を迎えた。その次に 生まれ変わったのが、尾張国の弱小大名 織田おだ家の一族だよ」と俺。

織田信長おだのぶなが?」と、史郎しろうの母親。

「ああ。正確に言うと、織田二郎三郎信長おだじろうさぶろうのぶなが公だけどね。上杉謙信うえすぎけんしんとしての人生は、日本一の米がとれ 砂金も取れ、恵まれていたから 尾張の弱小大名から スタートは、腕試しに丁度 よかった。尾張には、本名 沖田総司おきたそうじが「うつけ」と呼ばれ、燻っていたしね」と俺。

清二きよじ、オレの前世は いつ出てくるんだ?」と史郎しろう


「うん、史郎しろうの過去、蜂須賀小六はちすかころくは、もうすぐ登場するよ。まず、尾張の弱小大名の当主が、現在 桑田佳祐くわたけいすけという名で、ミュージシャンをしている男だった。今は 音楽で成功を収めているけど、戦国時代では その才能は、生きなかった。そんで、織田おだ家の跡取りが、その宿命から 逃げまわっていた、俺のがわの人間で 天才、沖田総司おきたそうじだった。沖田おきたの保護者の井上源三郎いのうえげんざぶろうが、木登りばかりして 逃げ回っていた沖田おきたに、手を焼いていたので、両人の了解を取り、俺が 織田おだ家の跡取りとなった。その際、俺が 沖田おきたに名付けた名が、木下藤吉郎きのしたとうきちろうだ。通称は、サルだけどね。その名にピンときた 井上源三郎いのうえげんざぶろうは、豊臣秀吉とよとみひでよしに成ると安心し、直ぐに寿命を迎えた。これから沖田おきたが、出世魚のように這い上がっていくのに、勝手に死ぬんじゃねえと、俺は ぶち切れたけどね。越後国に、米と金が腐る程ある事を知っている俺は、尾張では 鉄砲技術を向上させ、親友 オダギリジョーを通して、最新式の鉄砲を売り 米と酒と金を手に入れていた。これなら、人を殺す事を嫌う 木下藤吉郎きのしたとうきちろうでも、問題ない。「うつけ」と呼ばれようが、サルと親友と遊び 交易もして、あとは織田おだ家の当主に「家督を譲れ」と、談判していた。その頃、まだ少年だった 俺や木下藤吉郎きのしたとうきちろうの近場で、盗賊のかしらをしていたのが、同じく少年の蜂須賀小六はちすかころく史郎しろうの過去だ」と俺。

「オレが、出てきたー!盗賊だけど、かしらだ」と史郎しろう

「そんで、俺も親友も 戦になれば、いつでも勝てる状態を保っている中、家督を譲らないまま、織田おだ家の当主が、寿命を迎え 息を引き取った。下克上の修羅場が続く、戦国時代だから あれ程、家督を譲れと伝えてあったのにね。だから 遺灰をぶちまき、そこから 尾張の弱小大名の跡目争い、小競り合いが始まる」と俺。


《戦国時代か。実力と才能があれば のし上がれる、俺にとっては 別に悪い時代では、なかったけどね。女 子供は、平和を望んだから 沖田おきたが、俺の跡を継いだら 野心があっても野望があっても、江戸時代への移行を見守ったけど。理想家で 仏門のトップ 上杉謙信うえすぎけんしんも、実務家の直江兼続なおえかねつぐも、織田二郎三郎信長おだじろうさぶろうのぶながも、俺の過去として存在し、天国で 出番を待っている。2018/05/18今現在、2回目のひがし 清二きよじとして、やっと 元 全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだが、しのごの言おうが、最後の最後の人生を送る 俺が、念能力を手に入れるか?寿命で 死ねば、前述した俺の過去たちも含め、俺のがわの人間たちも、地球へと来れるようになる。もともと地球は、ピノコ・ナディア・哀姫かなひめの為の動物園として、太陽のコアに居た 当時の俺が創り、その後 地球は、人間が試され続ける場所となり、今日を迎える。この挫折と敗北の人生を終わらせる、俺の寿命まで あと13年間と4ヶ月。小学生時分、上手くいく度に、クソ大和田おおわだの都合で やり直しを喰らい、とうとう福岡で 俺の人生も 哀姫かなひめの人生も、破綻した。たかだかなんだけど、念能力を返せ!そうすりゃ復讐を終え、世界中を照らせるから。本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに成って、活動休止中の幸福の王子も 再開するから》


こうして テスト勉強の最中、戦国時代での当時の俺の話をした。直江兼続なおえかねつぐの幼少期から、上杉謙信うえすぎけんしん織田信長おだのぶながの始まりと、何で ミドルネームに二郎三郎が、付くことになるのかもね。次回の話は、今回の話の続き 織田二郎三郎信長おだじろうさぶろうのぶながからの戦国時代の話です。さて、教科書には載っていない、どんな真実があるのか?以上。



読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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