第百三十五話 テスト勉強 【創価編】
時代は、昭和の終わりから 平成の始まりぐらい、キチンと期末テストのある 創価小学校において、前世で 勉強をし過ぎて、全く 勉強をする気のない小5の鈴木 史郎の為に、俺が臨時の家庭教師をします。その過程、戦国時代での俺の過去たちの名前、今の俺の近況と想い、願いも 描かれています。では!
時代は、昭和の終わりから 平成の始まりぐらい、最後の最後の人生 その分、最低最悪の人生を送る 俺 東 清二 小学校五年生は、創価小学校に在籍していた。住んでいるのが、創価小学校の高学年のサッカー部員の暮らす寮で、洗濯以外の家事は 自分たちですること以外は、快適な暮らしだ。本物の創価学会の会長や、その奥さんも 眠るのは、この寮で ちょくちょく顔を合わせる。トップダウンという、上が下に降りてくるという方式でね。そして、創価小学校の期末テストが近づいていた。
この最後の最後の人生の俺の身分は、少なくても 皇太子以上で、創価学会の会長が、俺の事を「皇太子殿下」と呼ぶよう 言われ、もっぱら創価では 俺は「皇太子殿下」と呼ばれていた。
創価小学校の高学年のサッカー部の寮にて、寮の世話人をしている 史郎の母親に、「皇太子殿下、創価小学校の期末テストは、難しいですよ。息子の史郎なんて、いつも 赤点ギリギリの30点も、取れればいい方です」と、告げられる。
「うん、期末テストが簡単ではないかもしれないけど、創価小学校に 転校する折、俺は 小学生 全部分のテストを、受け クリアしている。小学校の頃から、きちんと期末テストをやる事は、いい事だろうけど 今 授業を受けてても、そんなに難しい内容でもない。史郎が、やる気になって 教科書さえあれば、史郎だって 80点以上は、取れると思うよ。史郎は、元 関羽雲長で 科挙も、首席で合格してるしね。前世で 真面目に勉強をしていると、生まれ変わって ハードルが上げられると、勉強なんか する気にならないしね。史郎の母親が、史郎に 期末テストで 高得点を取ってほしかったら、俺が 臨時の家庭教師をするよ。今 丁度、社会の授業が 戦国時代を取り扱っていて、日本史では 1番面白い時代だ。どうしますか?」と俺。
「史郎に、皇太子殿下 自らの手で、家庭教師…。無料ですか?」と、史郎の母親。
「勿論」と俺。
「お願いします!」と、史郎の母親。
「よしっ、じゃあ カナパンマン 、史郎を呼んで来てくれ。教科書も、忘れずに 持って来るように伝えて。史郎は、全く 勉強をする気がないから、教科書は全部、部屋に放置されてるしね」と俺。
「了解しもした。了解しもした。馬鹿チロウと教科書を、持って来申すヤイ」と、哀姫。
6歳の少女 哀姫が、小5の鈴木 史郎を呼びに行き、程なくして 「何で、勉強なんか しないといけないんだ」と、渋々 史郎が、やって来た。
「じゃあ 元 修徳の鈴木、史郎の臨時の家庭教師の東 清二だ。史郎にとって、最後の勉強でいいから、期末テストに向けて、本気で 勉強をしよう。今なら なんと、哀姫の応援も、付いてくるぞ。勉強なんて、史郎なら やればできると証明すればいい。やりますか?やりませんか?」と俺。
少し 史郎は、悩んで「本当に、勉強は 最後か?できることを証明さえすれば、いいんだな?」と言う。
「ああ。テスト勉強は、最後だ。あとは、運転免許の試験があるだけだ」と俺。
「じゃあ、やるよ。清二、ちゃんと勉強を オレに教えろよ」と史郎。
「うしっ、馬鹿チロウがやる気になった。カナチャリングが、応援し申すヤイ!」と、哀姫。
「フレーフレー!馬鹿トチーヤイ!頑張れ、頑張れ!馬鹿チロウ!」と、哀姫が 一生懸命に応援してくれる中、期末テストに向けて、テスト勉強を始めた。
もともと 史郎は、勉強が出来ないのではなく 勉強をする気がなかっただけなので、基礎の基礎から始めて、サクサク問題を解き 勉強がはかどっていく。
俺は 俺で、勉強を教えながら 前世の記憶を何とか思い出し、直江兼続から 始まり、上杉謙信、織田二郎三郎信長、真田幸村 影武者あり、伊達政宗、そして 直江兼続として、戦国時代を終える 俺の過去たちを、ノートに記述しておく。
「清二は、テスト勉強しないのか?」と、史郎に聞かれ、「うん、俺は 創価小学校に入学する時に、小学生 全部分のテストを受けているんだ。今は 、史郎の勉強の楽しさの部分、戦国時代での俺の過去たちを思い出し、ノートに書いといた。勿論、史郎の前世も、戦国時代に出てくるよ。でも、戦国時代での史郎は 身体が今の史郎と同じだから、天国には存在しないけどね」と俺。
「清二、オレ 戦国時代に、出てきたのか?」と史郎。
「ああ。豊臣秀吉の重心、蜂須賀小六だ。今は 社会の授業の戦国時代からの出題される勉強は、楽しいだろうから 後回しにして、他の教科の勉強をしなさい」と俺。
「分かった。蜂須賀小六って、オレの前世だから きっと凄え武将だろう。何か 清二、清二に教わっていたら、どの教科の勉強も、解りやすくて 簡単に出来るぞ」と、史郎。
「うん、もともと史郎に、勉強なんて やれば出来る才能があって、俺は テストを小6 卒業分まで 受けているので、何が 出題されるかも、大体 分かる。史郎は、前世や 過去に勉強をし過ぎて、やる気を失っただけだ。生まれ変わると、超えなきゃいけないハードルも、上がるしね」と俺。
「清二、創価小学校なんかに 転校する時に、入学テストなんか 受けさせられているのか…。皇太子といっても、楽じゃないんだな」と史郎。
「うん、史郎。創価小学校なんかじゃない。俺や哀姫が、創価へ来る前に在籍していた 小平市立第三小学校は、ゴミみたいな学校だった。史郎や 史郎の母親は、前に創価小学校の六年生のサッカー部員だった、クソ大和田の息子に 大和田の側の人間 エイズの松崎等の、糞みたいな野郎を省略して、糞野郎の存在を知ってるだろう?そんな糞野郎や 糞女が、各学年ごとに 小平市立第三小学校には、うじゃうじゃ散りばめられている。学校から 帰ったら帰ったで、クソ大和田の親友 村公こと、クソ村上 コウスケが園長を務めている、男子しか入れない 鑑別所と矯正施設を兼ねた、東京サレジオ学園という 俺を囲む檻を兼ねた児童養護施設に住んでいた。サレジオじゃ、哀姫とは 暮らせない。できれば、サレジオ学園なんかに戻りたくないけど、友人3人をサレジオに残している。フジテレビで、ドラマ『白い巨塔』を撮影してた時に、不幸の使者にして 糞詐欺師のクソ高倉健が、のこのこ現れやがった。その糞詐欺師は、不幸の王様 クソ大和田に、少し脅されただけで、俺の念能力と 友人3人を、それもタダで売りやがった。これで 俺が、東京サレジオ学園に 戻らなくてはいけない理由が出来た。あの汚い二枚舌の糞詐欺師だけは、もう 二度と会いたくない。創価送りはクリアしたから、もう一つの送られる先の選択肢がある事と、東京サレジオ学園をとっとと卒園 できれば良いけど」と俺。
「カナパンマン は、馬鹿トチーヤイと ずっと一緒に居たいヤイ…。」と、哀姫。
「うん、俺もだ。年齢が前後するだけで、現状 この広い宇宙で、本当の自分にたどり着いていないのは、俺と哀姫だけだ。この最後の最後の人生が寿命にて 終われば、お互い 本当の自分に成って、ずっと一緒に居られる。創価編はクリアしたから、残る もう一つの選択肢をクリアする事と、とっとと念能力者に俺が成る事だ。天上界が、俺や哀姫や ニケ姫 ミケ姫、オダギリジョーや 文太を待ってる。耐え凌ぐのも、もう 最後の最後だよ」と俺。
「お待ちし申すヤイ」と哀姫。
「剛ちゃんが居ないと、オレたちでは 何の役にも立たないんだな」と、史郎が呟き、肩を落とす 史郎の母親と共に、この日のテスト勉強は終わった。
《この日から、何十年後かな?2018/05/13今現在、俺は せめてもの情けで、孤独な晩年を過ごしている。俺の周りには、哀姫を含めた 俺の側の人間は居らず、その代わり 元 全宇宙の支配者 クソ大和田も 大和田の側の人間たちも居ない。天皇と皇太子が糞偽者で、日本が災害大国となり、日本中どころか 世界中が不幸になり、めちゃくちゃだが、其れも 長くても あと13年間と4ヶ月の辛抱だ。当たり前だが、俺にも寿命があり 其れがあと13年間と4ヶ月だ。つくづく 福岡での極道編さえ なければ、という話だが 過去を悔やんでも しょうがないので、復讐だけは ちゃんと成し遂げる。情けが仇になる事は、身をもって体験した。あとは、俺の宝物 ピノコ・ナディア・哀姫に巡り逢い、ずっと一緒に居られる環境を整える事。それと全ての事柄のキーパーソンの俺が、大失敗だったが 俺のキーは、超一流の念能力だ。これさえ復活すれば、十数年間も 待たなくて済む。とっとと俺に、念能力を!》
こうして、期末テストに向けて、テスト勉強をした。史郎は、最後の勉強だと やる気を出し、哀姫も 健気に応援をしてくれた。もともと過去に 結果を出し続けた者には、哀姫の応援が、あるか?ないか?で、差が出たりもする。次回の話は、期末テスト 本番です。テストの結果や、いかに?以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!