第百二十三話 創価へ 菅原文太から3億円
創価小学校のサッカー部の寮で暮らす、俺と哀姫の為に 創価へと3000万円を寄付してくれた 哀姫の番犬 ペス公こと 渡邊恒雄に、その御礼のクレヨン画の準備をします。また、俺の唯一無二の子分 菅原文太も、ドーンと創価へと寄付をしてくれます。今の俺の近況報告と想いも、描かれています。面白かったら、幸いです。では!
時代は、昭和の終わりから 平成の始まりぐらい、悲劇の主人公 俺 東 清二 創価小学校五年生の人生が、好転していた。まずは、俺の宝物 ピノコ・ナディア・哀姫という名の、年齢が6歳で固定されてる少女に、毎日 会える。次に そんな哀姫の番犬で、三大長老の1人 そして、俺の側の人間 渡邊恒雄が、ちょくちょく 創価小学校のサッカー部の寮へ、姿を見せるようになった。そんでもって、これまた俺の側の人間で、俺の唯一無二の子分で 裏稼業のトップ 菅原文太も、創価を調べ終え 寄付金を持って、顔を出す予定だ。俺にとって 有り難かったのは、創価学会の会長の俺の存在が、創価にとって諸刃の剣であるという誤解が解けたことだ。これで、2人しかいない創価小学校のサッカー部の小6の糞野郎の存在を除けば、なかなか良い 創価ライフだ。
今日は学校をサボって、俺と哀姫は、史郎の母親と クレヨンを買いに行く。哀姫の番犬 ペス公こと ナベツネに、創価への3000万円の寄付金の、御礼の哀姫作のクレヨン画を、ナベツネに渡したいからね。そして、史郎の母親の案内で 文房具屋さんへと到着する。
「じゃあ 哀姫、クレヨンと画用紙を買ったら 創価小学校へ、登校しよう」と俺。
「カナパンマンのクレヨン画で、ペス公 喜んでくれるヤイかね」と哀姫。
「その点は、大丈夫だ。カナ吉のクレヨン画は、他の長老のドン・ビト・コルレオーネや ずらずら爺いに売れば、最低でも 3億円はする。今回は、同じく長老のナベツネへ 寄付金の3000万円の御礼のクレヨン画だから、余裕だ」と俺。
「ヤイかー。うしっ、まじゅは、クレヨンから買うヤイね」と哀姫。
この文房具屋に置いてあるクレヨンは、色の種類がたくさんあり、史郎の母親と哀姫とで、1番値段の高い 1番色の種類が多いクレヨンを選んだ。
「うん、正解。クレヨンが進化して、こんなに色の種類が増えていたのは驚きだった。良いこっちゃ。あとは、画用紙と…。」と俺。
「馬鹿トチーヤイ、クレヨン隊長が高かったから、画用紙は安いのにしようヤイ」と哀姫。
「まず、画用紙の値段なんて たかが知れてる。その上、今日の夜には 、文太から 3億円の寄付金が、手に入る。あとは画用紙の形の問題だけだ。店主、画用紙から紙を取る時に、端がギザギザになってしまわない画用紙は、ありますか?」と俺。
「ありますよ。これです」と、文房具屋の店主。
確かに、見たところ 紙を本体から取り外す時に気をつければ、一枚のキレイな紙となる 画用紙があった。
「じゃあ、この画用紙で。うしっ、カナパンマンマン クレヨンも画用紙も買ったから、学校にでも行きますか」と俺。
「了解しもした。了解しもしたヤイ。なかなか良い買い物が出来たから、ペス公が喜んでくれる クレヨン画を描きもすヤイ!」と哀姫。
そのまま創価小学校へと登校し、授業を終える。続いて サッカー部の練習があり、小5の松村 ヨウスケの母親は「ヨウスケのサッカー部の練習が、見れるなんて」と、涙ぐんで 喜んでいた。風呂に入り、夕食の時間に 創価小学校の高学年のサッカー部の寮の世話人をしている 史郎の母親の姿が見えない。と、思っていたら「本当に3億円、振り込まれた!」と 史郎の母親が、喜びながら やって来た。
「うん、文太は 一度動くと決めたら、仕事は早いからね。創価への寄付金 3億円が、夜を待たずに振り込まれたのか。それはいいけど、史郎の母親は、せっかく息子の史郎が居て 俺が居て哀姫も居る 楽しい夕食だから、今回は しょうがないけど、ちゃんと顔を出すように。時には、顔を出しとかないと 経済におけるパイが、まわってこない事もあるからね。ただでさえ、創価は 金で困っていたしね」と俺。
「あ、はい。経済における、パイの奪い合いの話ですよね?」と、史郎の母親。
「ああ。この最後の最後の人生では、俺にはパイが まわってこないけどね。それとヨウスケの母親が、息子の試合だけじゃなくて 練習が見れたと喜んでいたように、史郎の母親にとって当たり前のことが、ヨウスケの母親にとっては、涙ぐむぐらい 嬉しい事だったりするからね。ヨウスケの母親は、目ん玉飛び出るくらい美人で 中身もちゃんとあって、創価小学校の小5のサッカー部員の初恋の人 間違いなしだけど、人が人生で受け取れる 幸せの量は決まっているから、気をつけるように。金に関して言えば、文太にとって3億円って、端た金なんだ。剛ちゃんの嫁で、俺の側の人間でもある 史郎の母親が、3億円ぐらいで 浮かれないように」と俺。
「はい。以後、気をつけます」と、史郎の母親。
「3億円が、端た金…。」と、ヨウスケの母親。
「ああ。金には、稼ぎ方があってな。文太の金の稼ぎ方は、命懸けなんだ。かつて、俺が教えた稼ぎ方だ」と俺。
「稼げるけど、命懸け…。」と、ヨウスケの母親。
「ああ。そういう稼ぎ方を、ビジネスと言うんだよ。刑務所に入るのも含めて、目的を達成する為には、最終的には命も懸けるんだ。俺の好きな金の稼ぎ方だけどね。ちなみに文太は、一生遊んで食べていけるぐらい 金があるだろうから、ビジネスなんかで もう命を懸ける必要はないだろうけど。ホイ、夕食 終わり」と俺。
「うしっ、カナチャリングも 夕食終わりヤイ。馬鹿トチーヤイの分の皿洗いも、任せとん!任せとんヤイ」と哀姫。哀姫は、お手伝いができる子なので、俺の分の皿洗いも してくれた。
夜になり、土日だけの筈だったが、ここ最近 毎日、創価学会の会長による 為になるって話の時間がある。裏稼業のトップで、俺の唯一無二の子分 菅原文太も、顔を出しているが、日本で1番偉い人 渡邊恒雄も顔を出し、凄い豪華な組み合わせとなっている。
「じゃあ まず文太は、創価小学校の高学年のサッカー部の この寮への、3億円の寄付金 ありがとう。お金の使い道は、この寮の世話人で 剛ちゃんの嫁で 俺の側の人間でもある、史郎の母親が決めるよ」と俺。
「へい。親分、あっしは もっとお金を出せますからね」と文太。
「ああ。俺が創価中学校に、一度でも 登校したら、残りの7億円を寄付してくれ。当座 金は、ナベツネの3000万円と文太の3億円で、充分だ。じゃあ 創価小学校のここに居る小5の皆んなは、ナベツネと文太に 多額の寄付金の御礼を、言っといてくれ」と俺。
「どうもありがとうございました!」と、小5の皆んなと世話人の女性の2人、創価学会の会長にカミさんが、御礼を述べる。
「バウン」と、ナベツネ。
「親分、たかが3億円ですよ」と文太。
「文太にとってたかが3億円でも、俺にとっても 哀姫にとっても、創価にとっても、されど3億円なんだよ。文太も、寿司代になるぐらいの小銭を持って、ちょくちょくここへ顔を出すように。それとナベツネは、明日も来れるか?」と俺。
「バウン」と頷く、ナベツネ。
「うん、それなら少なくても3000万円相当のプレゼントを、用意するよ。哀姫のクレヨン画だけどね。文太の金は、俺の金でもあって ずっと生まれ変わり続けてきた俺には、人生の最初は総資産0円で、スタートなんだ。大抵、子分の文太に巡り会うと、もう その人生、大丈夫になる。でも、ナベツネの寄付金の3000万円は大金なんだ。読売グループのトップとはいえ、堅気が3000万円も用意するのは、大変だろうしね。ちゃんと、御礼のプレゼントは明日するよ。じゃあ、寿司とピザの時間!」と俺。
いつもの宅配寿司に、デリバリーのピザも食べ、はしゃぐ哀姫、笑顔の文太とナベツネと良い時間 良い1日のなった。
《そして2018/02/23今現在、俺は孤独な晩年を過ごし、哀姫は何処に居るか分からず、文太は寿命を迎え、ナベツネは権力者として闘っている。俺は、権力者は時に孤独だと知っているから、なんとかしたいが、全ての事柄のキーパーソンの俺の鍵を、未だ 手に入らないでいる念能力にしてしまった…。元々は、文太に巡り会うか?12歳に成れば、俺は念能力者になる筈だった。それを何の手柄も立てていない 糞詐欺師 クソ高倉健が、よりによって念能力絡みで、文太 相手に詐欺を働いた。文太に巡り会えたら 念能力者に成れる筈が、俺に念能力を授ける役目を糞詐欺師 クソ高倉健に譲ってしまった。必ず失敗する男 必ずしくじる星の元に生まれているクソ高倉健は、案の定 元 全宇宙の支配者 クソ大和田の圧力で、あっさり 俺の友人3人と俺の念能力を、クソ大和田に それもタダで、売りやがった。俺が12歳を超えると、宗教の中で 唯一機能していた、神道の儀式をしていない時期になる。あとは、日本中どころか 世界中、不幸になる事を望む 元 全宇宙の支配者 クソ大和田の望み通り、日本は災害大国になり 世界中 不幸になった。こうなってしまった上で、今の俺に出来る事は、あと14年間を切った俺の寿命が尽きるのを待つことと、相変わらず 念能力の復活を、待ち続けるだけだ。哀姫は、今頃 何処で何をしているのかな?なるべく早く、巡り逢いたい》
こうして ナベツネへのプレゼントのクレヨン画の下準備と、文太から 創価への3億円もの寄付金を、貰えた。ナベツネと文太は、職種けど違えど 俺の側の人間同士なので、進んで行く方向は一緒で、別段 揉めたりもしない。むしろ、俺と哀姫が一緒に居れる環境だと、仲が良いぐらいだ。次回の話は、奇跡の子 哀姫の天才たる所以、クレヨン画を番犬 ペス公こと ナベツネに、プレゼントします。が、読売新聞の記者たちと、奪いあいになり…。さて、どうなることやら。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!