第百十一話 適応すること【創価編】
小平市立第三小学校で虐められていた、俺の宝物 哀姫が、新しい環境 創価小学校のサッカー部の寮に適応できるか?の話です。今の俺の近況報告と、想いもあります。叶っては、いませんが…。では!
時代は、昭和の終わりから 平成の始まりぐらい、俺 東 清二 小学校五年生は、東京都の西部 多摩地区にある 創価小学校に、在籍していた。東宮御所に住んでいた頃に、平成という元号は、平和になるようにと、国民が平静でいられるように、俺が考え付けた。創価小学校と創価のサッカー部の寮へと行くに当たり、宮内庁の者より 俺の存在が、少なくても 皇太子以上だと告げられており、それを受け 創価学会の会長は、皆んなに 俺の事を「皇太子殿下」と呼ぶように、取り計らった。ただし、身分が皇太子というだけで、あとは他の創価小学校のサッカー部の寮の少年たちと、変わらない暮らしだ。数十人分のトイレ掃除も、俺の担当だし 皿洗いもする。お小遣いは、月 一万円だしね。そんな創価での俺の暮らしに、俺の全ての人生通しての宝物 ピノコ・ナディア・哀姫、年齢は6歳に固定されてる少女を迎えることが出来た。
その日の夜、哀姫は、寮の世話人をしている 小5の鈴木 史郎の母親と一緒に、女子風呂に入り ご機嫌な様子で、風呂から出て来た。小平市立第三小学校へ 哀姫を迎えに、創価学会の会長と奥さんは行っていたので、仕事が溜まり 哀姫の紹介は、またの機会にとなった。俺は、哀姫と一緒に、久し振りに楽しく夕食を食べ、少し自由時間がある。いつもなら 史郎の母親と、雑談でもして過ごすが、哀姫が来た事によって、俺 史郎の母親 哀姫と、人数が3人になる。3という数字は、もっとも安定しない数字なので、俺は それを避けることにした。俺は哀姫と一緒に、大部屋へと行き 創価小学校の小6のサッカー部員の糞野郎 2人の存在を、教えることにした。
「カナパンマン。そこに居る、手伝いもしない サッカーも下手な小6の2人、クソ大和田の息子に、エイズの松崎と書いて ハゲチャビンと読む奴らが、創価小学校のサッカー部員の唯一の小6の奴らで、両方とも糞野郎だ。近付かないように、触れないように」と俺。
「了解しもした。馬鹿トチーヤイ、エイズだと駄目ヤイか?」と哀姫。
「別に、エイズが恐くて 東 清二としての、最後の最後の人生なんて やってられないし、クソ大和田の側の人間たちは、大抵 エイズだ。地球に、死ねと言われているんだろう」と俺。
「カナ吉がエイズでも、大丈夫ヤイかね?」と、おずおずと 哀姫が、聞いてきた。
「言わなかったかい?エイズが恐くて、東 清二としての人生なんて、やってられないと。小6の糞野郎の2人は、今年の夏が終われば この寮を出て行くことが決まってるので、それまで待とう」と俺。
「馬鹿トチーヤイは、エイズなんて怖くない。小6の糞野郎2人は、そのうち出て行く。了解しもした。了解しもした」と、少しだけ 哀姫が、明るくなった。
この日の夜、哀姫は 史郎の母親におやすみなさいの挨拶をして、俺と共に 眠る二段ベッドのある部屋へと行く。
「馬鹿トチーヤイ、二段ベッドの上下どちらヤイか?」と哀姫。
「下だよ。ちなみに、二段ベッドの上で眠るのが、小5の鈴木 史郎という名の、剛ちゃんの義理の息子だよ」と俺。
「馬鹿トチーヤイ、二段ベッドの下ヤイか。カナパンマンでも、出入り出来るヤイね。剛ちゃんの義理の息子は、上で眠るヤイね。了解しもした。じゃあ カナパンマンは、カナチャリング スパッツに カナチャリング タンクトップで眠り申すから、馬鹿トチーヤイはテーシャツに おパンツ一丁ヤイ!」と哀姫。
「別に この時期、普段から テーシャツに下着で 眠っていたから、構わないけど そんなガキンチョは、こちょこちょ攻撃だ」と俺。俺は、哀姫の脇腹をくすぐる。
「こちょこちょ禁止ヤイ!こちょこちょ禁止ヤイ」と、言いながら はしゃぐ哀姫。
俺は、哀姫の望むとおり テーシャツに下着の状態になり、ベッドの上で腹ばいになる。
「馬鹿トチーヤイをゲットん!馬鹿トチーヤイをゲットん」と、哀姫は 俺に抱きつき、ご機嫌だ。
と、同部屋で 同じクラスの小5の鈴木 史郎が、部屋へと帰って来た。
「清二、このガキが 清二の宝物で、剛ちゃんが用心棒を務める少女か?」と史郎。
「ああ。ガキはガキだし、少女は少女だけども、哀姫の応援力だったり 場を和ませ明るくする力だったりを、そのうち史郎も 体感するだろう。カナ吉、俺と同学年の小5で同部屋の、剛ちゃんの義理の息子の史郎だよ。挨拶しといて」と俺。
「年齢が6歳のカナチャリング ヤイ!よろしくお願いし申すヤイ」と哀姫。
「なんだ。まだ6歳なのか…。かなひめ だか、カナ吉だか、カナチャリングだか知らねえけど、よろしくな」と史郎は言い、二段ベッドの上へと行く。
「カナパンマン、最初に俺が、この創価小学校のサッカー部の寮に来て、この部屋で眠る時に、史郎は いい奴も悪い奴も、喧嘩が強い奴も弱い奴とも、誰ともオレとは上手くやっていくことが出来なかったと言っていたので、カナパンマンも 史郎と上手くやっていけるように、気をつけるように。ちなみに、俺は史郎と 友人として、上手くやっていけてるけどね」と俺。
「馬鹿チロウ、誰とも上手く やっていけなかったヤイか。大事な言葉ヤイね。覚えておくヤイ。馬鹿トチーヤイと上手くやっていけてれば、大丈夫ヤイ。きっと剛ちゃんも、天国で 見守ってるヤイ」と哀姫。
「馬鹿チロウ…。カナパンマン…。オレの言葉が、大事な言葉…。」と史郎は、蚊の鳴くような小さな言葉で呟き、静寂がこの小さな部屋を包んだ。
「馬鹿トチーヤイ、馬鹿チロウが黙っちゃったヤイよ。カナ吉、何か 言ってはいけないこと、言ってしまったヤイか?」と哀姫。
「うんにゃあ、カナパンマンは、言ってはいけない言葉なんて、言ってはいないよ。史郎、グッときて まさか泣いてるんじゃないだろうな?」と俺。
「ハハハッ笑。そのまさかだ。まさか 清二が、オレの言った言葉なんか覚えているとは、思わなかったからな」と、笑いながら 涙声で言う史郎。
「ありー、馬鹿チロウ 泣いちゃったヤイか。カナチャリング スパッツを履いた、カナチャリング ヒップを見るヤイか。馬鹿トチーヤイなら、これでメロメロ ヤイよ」と哀姫。
「清二が、メロメロになるのか。試しに、見せてくれ」と、涙を拭ったであろう 史郎が、二段ベッドの上から 下に顔を見せる。
「カナチャリング ヒップ!」と哀姫。カナチャリング ヒップといっても、お尻を上げ ヒップラインを、両手で哀姫自身が、撫でるだけだ。
「カナチャリング ヒップ…。興味がねえ」と史郎。史郎は、顔を戻す。
「うん、もともと俺も、カナチャリング ヒップには、興味がない」と俺。
「ありー、馬鹿チロウはともかく、馬鹿トチーヤイまで、カナチャリング ヒップに興味がないヤイかー。どこが、ダメやろりんヤイねー」と哀姫。
「じゃあ 史郎も そうだけど、哀姫も もう眠ろう。今週の土日には、サッカー小学生の部の関東大会に出場するからね。カナの自己紹介は、明日 創価小学校にて、しよう」と俺。
「ああ、分かった。清二、オレなんかの言葉 覚えててくれて、ありがとうな。おやすみ」と史郎。
「馬鹿トチーヤイ、関東大会に出場するヤイか?」と哀姫。
「ああ、史郎も チームメイトとして一緒にね。東京都大会は、楽勝 圧勝で、優勝しているしね。関東大会 優勝に向けて、ちびっ子ギャング団 団長 哀姫の応援があると、有り難い。じゃあ、カナパンマンも 眠りなさい」と俺。
「カナパンマンは、馬鹿トチーヤイの いい子いい子と でこチューと ハグハグがないと、眠り申せんヤイ」と、布団をかぶって 哀姫が言う。
「そんなガキンチョは?」と俺。
「そんなガキンチョは?」と哀姫。
「こちょこちょ攻撃だ!」と俺。俺は、哀姫の脇腹をくすぐる。
「こちょこちょ禁止。こちょこちょ禁止ヤイ。まったく、馬鹿トチーヤイは カナLoveなんやから。馬鹿トチーヤイ!明日も ここで、馬鹿トチーヤイのお腹の上で、眠れ申すヤイか?」と哀姫。
「ああ。何も無ければね」と俺。
「うしっ、じゃあ 今日のところは、見逃しといたる。明日こそ 眠る時は、いい子いい子と でこチューと ハグハグ ヤイからね」と哀姫。
「了解。俺の気が向けばだけどね」と俺。すぐに哀姫は、眠りについた。
「清二、ガキのお守りも 楽じゃねえな」と、まだ 眠っていなかった史郎。
哀姫は、寝言を言っている。
「哀姫は、眠っているとは間も 寝言を言い、飽きないんだよ。その寝言が、予知夢だったりするしね。じゃあ、おやすみ」と俺。この日は、これで閉幕した。
《2回目の東 清二としての人生…。最後の最後の人生が、最低最悪の人生となってしまった。ただし 2017/11/28今現在から、この最後の最後の人生を振り返れば、今現在の状態は まだマシな方だ。東京サレジオ中学校で バレーボール部の部員をしていた頃と、初めての就職先で 新聞配達員をしていた頃が、1番しんどく 辛かった。その頃に比べれば、今は人生の末期を迎え、暗くて小さな部屋だが 風呂もあり、もう このまま寿命が尽きるのを、待つだけだ。長くても、あと14年間の寿命をね。それか?念能力の復活を待っている。どちらにしろ 俺は死ぬが、死んだ方がいい場合もある。俺は、本当の自分 大天使長 ドン・リュシフェルに成れるし、哀姫や ニケ姫、ミケ姫や 、ずっと巡り会うのを待ってもらっている 恋人枠の浜崎あゆみ さんとも、本人の望み次第だが、ずっと一緒に居られる。プリンセス オードリー・ヘップバーンとも、プリンセス オブ プリンセス ダイアナともね。天上界が、僕らを待っている》
こうして 哀姫も、新しい環境 創価へと適応した。返す返すも、創価編までは上手くいっていたけど、福岡の極道編で、しくじったんだよなぁ。福岡の片田舎なんて、行かなきゃよかった…。次回の話は、創価小学校での 哀姫の自己紹介と、書けたら サッカー小学生の部の関東大会出場の話も、描きます。さて、どうなることやら。以上。
読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!