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きよじ  作者: 東 清二
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第九十九話 創価編 練習試合

全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだの勝手な都合で、実験も兼ねて 創価へ送られて、初めての土曜日 初めてのサッカーの練習試合を迎えます。環境に適応した俺の活躍を、知っといてください。

俺の名は、ひがし 清二きよじ。一学年飛び級した上で、昭和56年9月6日生まれだ。親も無く家族も無く、金も家もない。じゃあ どうやって生まれてきたかというと、太陽の堕とし子として生まれ落ち、生まれ変わり続け、やっと この最後の最後の人生を迎えた。この何も持たずに生まれた、ただでさえ厄介な人生において、もっと厄介なのが、俺とお互いの存在を消すか?消されるか?の戦いを、数千年前から 勝手に始めた、全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだ大和田おおわだの側の人間たちだ。其奴らが 誰かがほざいた、俺が落ちぶれたら、シーソーの原理で 大和田おおわだの側の人間たちは、皆んな這い上がれるという嘘っぱちを盲信し、全力で 俺の最後の最後の人生の邪魔をする。敵は全宇宙の支配者で、俺の人生が上手く行きそうになると、難癖付けては 反則や汚い手口で、俺を不幸へと追い込んでいく。クソ大和田おおわだの称号が、不幸の王様だから 人を不幸にさせたら、敵う者はいない。


そんな中、俺が児童養護施設 東京サレジオ学園に住み、新しく小平市立第三小学校の小4になるところで、異次元にて クソ大和田おおわだと、大和田おおわだの側の人間のNo.2糞軍師 クソ木村公一きむらこういちが出て来た。不幸の王様1人でも厄介なのに、この木村公一きむらこういちという名の糞軍師は、大和田おおわだの側の人間たちの中では、1番の念能力の使い手で、全ての作戦が失敗か、汚い手口で実行されていく。異次元にて、あちこちに俺が、実験も兼ねて送り込まれて行く中、やっと送り込まれる先の選択肢が2つに減った。残すは、創価送りか?福岡の極道たちの元へと送られるかだ。そもそも、俺が何処かへ送り込まれること自体が間違っているけど、俺が12歳になって念能力者に成ることや、寿命を迎えて 本当の自分、大天使長 ドン・リュシフェルに成ることも怖れている、クソ大和田おおわだは、時間稼ぎもあり、あちこちに俺を送っては時間を巻き戻す事を繰り返し、やっと選択肢が2つになったんだ。俺は、未来を予知出来る その分リスクとして、俺のこの最後の最後人生に被害が出るよう仕組まれてる クソ大和田おおわだの御用聞き占い師 クソ渡辺真理わたなべまりの予知の反対、創価送りを選んだ。そして、創価小学校の俺は、生年月日に照らし合わせると、小5の春で 創価へ来て、5日目の土曜日の朝を迎えた。


この日は、創価小学校のサッカー部の練習試合が予定されていて、創価小学校のサッカー部の背番号 10番、トップ下とか 司令塔と呼ばれるポジションの俺は、初めての練習試合にワクワクしていた。そして、今日 明日の練習試合で、両試合ともハットトリックを達成し、尚且つ レッドカードをもらわなければ、金属バットを買うことができる。なので、必ず 成し遂げようと決意を新たにした。


今日の練習試合は、創価小学校のサッカー部のいつものグラウンドで、試合をするみたいだ。ただし 練習試合といっても、審判は第三者で 敵チームも強敵らしく、ちゃんとした試合っぽい。勿論 俺は、攻撃陣のスタメンに選ばれたが、メンバー表の名前の登録のところで、つまずいた。

「練習試合だし、名前は書かなくてもいいんじゃないか」と俺は、監督で担任でもある男に伝えた。長年の経験上、そう簡単に名前も身分も、明かさない方がいい事を、俺は知っている。

俺の在籍するクラスの担任でもある 監督の男が、審判に俺の名は白紙のままじゃ駄目かと交渉してくれたが、審判にNOと言われたらしい。

「名前すら開かせないなんて、とんだビビりだな」と、小6のFWのクソ大和田おおわだの息子がほざいた。

「分かった。俺の名字のひがしという漢字を、監督がメンバー表に記入してくれ。その代わり、小6のFWの糞チビの方には、俺はパスを出さない」と俺。

「分かりました」と担任で監督の男。監督が、背番号10番 東と記入して、メンバー表を審判の所へ持って行く。

戻って来た監督は、「ひがしという皇太子殿下の名字も、偽名ではないかと審判に疑われました」と、笑いながら言う。

「名字は、自分で考えて自分で付けたから、偽名と疑われても仕方がないか…。じゃあ、守備陣!失点をゼロで押さえる事を目標に。俺がボールを持ったら、ゴールキーパーとセンターバック以外は、全員 自分はFWだと思っていい。やるぞ、勝つぞ!」と俺。

「おおーっ!」と、創価小学校のサッカー部員。

「皇太子殿下…。今日の練習試合の対戦相手は、毎年 全国大会行きを争う強敵です。しかも、対戦相手は皆んな小6です。小5が主体の私達のチームでは、引き分けでも充分です」と担任で監督の男。

「だから、失点をゼロで押さえろと言ってるじゃねえか。ボール奪ったら、全部 俺目掛けて蹴れ。そんで、オフサイドだけ気をつけて、点を取れる位置に居てくれ。少なくても、俺はハットトリックを達成しないといけないんでな。あと監督、小5のヒマ部のFW2人にも、出場機会を与えてくれ。よしっ、やるぞ 勝つぞ!」と俺。

「おおーっ!」と、創価小学校のサッカー部員。


いざ試合が始まり、初めてのボールタッチで、俺は1人でドリブルし、開始1分で 点をもぎ取った。対戦相手の守備陣は、創価小学校ほど 鉄壁でもないし良くもない。味方がボールを持っている時は、俺はボールを呼び込み 俺がボールを持つと、必ず ゴールに繋げる。開始10分もかからないウチに、俺は本日の目標 3ゴールを決め、ハットトリックを達成した。だからといって、俺は攻撃の手を緩めない。俺や味方がボールを奪う、俺がボールを持つと「上がれ!上がれ!」と俺は 声をかけ、ゴールのお膳立てもし、アシストも重ねていく。45分間の前半が終わった段階で、9対0で 創価小学校のサッカー部がリードし、ハーフタイムを迎えた。俺は その時点で、4ゴール5アシストの活躍だった。


ベンチに戻ると 監督は、「創価小学校の守備陣が良いのは、伝統ですが 皇太子殿下が居ると、攻撃陣まで 良くなる。創価は、弱点を克服した!」と、嬉しそうに言う。

小5の創価のサッカー部員も、嬉しそうだ。そんな中、勿論 小6のFW クソ大和田おおわだの息子が、水を差す。

「何で、オレにパスを出さねえんだよ!」とね。

「小5のヒマ部のFWも、しっかり聞いといてくれ。小6のFW2人には、点を取る実力もなければ、前線からプレスをかけて ボールを奪ったり、味方にボールを奪い易くさせる能力もない。有るのは、性格の悪さと 存在の糞さだけだ。俺は後半、少なくても あと2点は取る。野球のため念のため、ダブル ハットトリックを、達成しておきたいからね。監督、小5のヒマ部のFWの投入のタイミングを、見計らっててくれ。イエローカードをもらうとか、役に立たないとかでね」と俺。

「かしこまりました。小6のFWの2人が、イエローカードをもらうか、10分経っても得点出来なければ、小5のFWを2人とも投入します。皇太子殿下!練習試合とはいえ、勝ち試合ですね」と監督。


「よしっ、小5のレギュラーも 補欠も、円陣だ。失点は、0に押さえる。点は、取れるだけ取る。やるぞ、勝つぞ!」と俺。

円陣を組んだ 小5の皆んなが、「おーっ!」と吠えた。

この日のサッカーの試合の後半は、小6のFW クソ大和田おおわだの息子は、案の定 反則を犯しイエローカードをもらう。小6のもう1人のFW 松崎ハゲチャビンも、どれだけ 良いパスを出そうが、点を決められない。ハーフタイムで決めた通り、小6のFWの2人をベンチに下げ、小5のヒマ部のFWの2人が入ると、得点力がだいぶ上がる。水を得た魚のように、良いパスを出せば 小5のヒマ部のFWの2人は、得点を重ねていく。このFW2人が、ベンチで燻っていたなんて、勿体無い。俺自身も、点を取り続け、宣言通り ダブル ハットトリックを達成した。大差のついた試合で、パスを出すのが楽しい試合だった。23対0が、最終スコアだった。皆んな 自信を漲らせベンチに帰り、監督が「これなら、全国制覇も夢じゃない。五年生だけで、六年生相手に これだけの大差のついた 試合が、出来るなんて!」と喜んでいた。

そして、明日にも練習試合を控え、この日は幕を閉じた。


《創価編か。全宇宙の支配者 クソ大和田おおわだの都合と判断で、あちこち送り込まれて来たけど、創価送りまでは、環境に適応して結果を残せていた。活動休止中とはいえ、俺は 元、幸福の王子だったからね。最後の送られる先の選択肢、福岡の極道編で 初めてゲソついた。まさか、ジャイアンとジャイ子が結婚していて、仲間全員分の念能力を売ってしまっていたなんてね。2017/09/09今現在の俺は、最近 誕生日を迎え、自殺しても殺されても 減らない寿命が、確実に減ったと喜んでいる。未だに、全宇宙の支配者は クソ大和田おおわだだろうけど、もう時間稼ぎに 俺が何処かへ送られる事もなく、時間を巻き戻されることも、クソ大和田おおわだには出来ないのだろう。福岡で全てを失い、しくじった俺は せめてクソ大和田おおわだ大和田おおわだの側の人間たちも居ないところを目指した。そこは社会の最底辺で、俺は決して幸せでもないが、最低最悪の生き地獄を味わった 俺にとっては、今 居る場所は、最低最悪とまではいかない。足りないものは、そりゃ色々あるが、 まずは俺の全ての人生通しての宝物 ピノコ・ナディア・哀姫かなひめの存在だ。すぐにやる気を失う俺は、哀姫が応援してくれないと、生きてく気力すら失ってしまう。今だって、生きたくて生きてる訳ではないからね。本当の自分、大天使長 ドン・リュシフェルに成る事を心待ちにして、寿命なんて とっとと尽きろと、思いながら生きてる。あとは、念能力の復活だけなんだけどな。俺がキーパーソンで、念能力は キーなんだけど。念能力を返せ!クソ大和田おおわだ!ちゃんと不死身の、クソ大和田おおわだをぶっ消してやるから。そして、こんなにアホで 弱くて脆い自分にも、区切りをつけ おさらばだ》


こうして 創価へ来て 初めての練習試合を、圧倒的な大差の勝利で終わらせた。創価に居た頃は、奪われた才能がある程度 戻って来ていたので、足も早く リフティングも余裕で出来た。奇跡の配置で、背番号10番や 司令塔とか トップ下と呼ばれるポジションが、空いていたりね。ただし まだサッカーの練習試合で結果を残しただけで、創価学会の会長には 諸刃の剣と心配されていたし、誤解を解かなきゃいけない。なので、着実に 俺は実績を積み上げていきます。次回の話は、創価のグランドではなく アウエーで、サッカーの練習試合があります。さて、どうなることやら。以上。

読んで頂き、どうもありがとうございました。宜しければ、続編も 楽しみにしてくれると、嬉しいです。それでは!

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