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プロローグ

初投稿です。素人なのでお手柔らかに生ぬるく見ていただけると幸いです。

床が光り出し辺りを光が埋めつくす。そこに生き物がいれば目が眩むほどの眩い光りの渦。

それが収まった時、そこには一組の男女がいた。


男は女をしっかりと抱きしめ、油断なく辺りを見渡す(…)。

女は男の腕の中で辺りの探索()を始める。


感知範囲()に生き物がいないのを確認して同時に詰めていた息を吐き出した。


「どこだここ?」

「洞窟?」

「いや、なんで洞窟?さっきまで公園にいたじゃん俺ら?!」

「召喚にしては人いないしね?なんだろ?」

「還れそうか?」

「ん、無理っぽい」

「使えない(…)のか?」

「使えるけど、還るのは難しいかなぁ?座標がわかんないよ」

「はぁ、まぁ二人一緒だからなんとかなるだろ。とりあえず此所から出よう」


女が頷いたのを確認して手を繋いで歩き出した。


色々確認しながら歩いてたが、すぐに出口にたどり着いた。

周りは森だったが男の抑えてない気配()に怯えたのかそれとも、普段からそうなのかあたりに生き物の気配がしない…

「とりあえずこの森を抜けないとね。人のいるところにいって情報収集しないと」

「んじゃ上あがって方向きめるか」というなりひょいっと女をかかえた。


上空()から見たが見える範囲に村や街のようなものはなく、南の方に街道のようなものが見えたためとりあえずそちらに行くことにした。普通なら獣道すらない森の中、歩くことすら大変そうだが、女をかかえたままひょいひょい木を飛び越えるように走り抜け、あっというまに街道にたどり着きそこで女を下ろす。


(みお)どっちだ?」

(れい)はどっちがいい?」

「じゃんけんで俺が勝ったら東、澪が勝ったら西で」

「「じゃーんけん、ほい!!」」

「俺の勝ちだから東だな!」


そんな安易でいいのか?とも思うが、どうせあてもないので東へと歩き出す。

なるべくはやく人に会えればいいなぁとか呑気にもほどがあるふたりの永い異世界での生活が始まった。

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