スイートタイム
目覚めると、真っ白な部屋にいた。
僕が今寝ているベッド、クッションやソファ、テーブルやイス、部屋中の家具が白で統一されていて、どれも小奇麗に配置されている。
「おはよう。中野修也くん☆」
黒縁の長方形のシャープな眼鏡を掛けたシャープな顔立ちのスラッとシャープな・・・
兎に角シャープな男性がいた。
「誰・・・ですか?」
恐る恐る聞いた。
「監視員です☆」
わけがわからない。
「わけがわからないっていう顔してるね☆」
僕ってなんでこんなに心を読まれるんですか!
「説明してあげよう☆」
「君はある任務を遂行するため、ある組織に呼び出され、ある部屋で監視されている☆」
「上を見てご覧☆」
見上げると、広い部屋の四隅に監視カメラが一台ずつ設置されていた。
「なんで僕こんなに不自由な状態なんですか!」
「それはね・・・☆」
意味深に僕を見下ろす。
「僕の趣味っ☆」
・・・
「え?」
「君みたいなキャワイイ男の子、だいすきなの☆」
「うええええええええええええええええええええええええええええええ」
逃げなきゃ!やばい!こいつやばい!
猛ダッシュでドアに向かう。
「ううううおんどりゃあああああああああああああ!」
ガチャッ
カチッ
ん?
なんだ今の音は???
てか開かないぞ?
どたどたどたどた
「なんかドアの向こうからすごいたくさんの足音が聞こえるんですけど・・・」
「あーあ。二人のスイートタイム終わっちゃうね☆」
え?
ばーんとドアが開けられ、大量に武装した警官らしき人たちが入ってきた。
「逃げることはできんぞ!って、あれ?あの高校生がいない!まさか・・・逃げられた!!!!!」
どたどたどたどた
警官たちはまたすごい騒音を立てながら出ていった。
眼鏡の男はとっさに、修也とともに床下に隠れていた。
その勢いに修也は気絶してしまっている。
「本番はここからだよ☆」




