第16話 驚き…
あけましておめでとうございます。体調を崩していたため投稿が遅れてすみません。ゆっくりのペースですが、気長にご覧くださいね…(^0^)/
翌朝、いつもよりスッキリした気分で目覚めた私。
いつも通り、夫と子供たちの朝の支度をして送り出した。
「今日もいい天気!」
昨日、涙で濡れた布団も干して掃除を終えると、一休み…
すると、いつもの時間に携帯が鳴った。
「もしもし…」
電話に出ると、
「おはよう…昨日はバイト休んでゴメン…忙しかった?」
普段通りの山田くんの声。
「そうだよ!急に休むんだもん。すごく忙しかったんだから…!」
と冗談ぽく大袈裟に言うと、
「…ゴメン。そんなに忙しかった…?」
ちょっと反省している様子…。
少し冗談きつすぎたかしら…?と思いながら、
「今度は、ずる休みダメだよ!今日は出勤だよね…?」
と聞くと…
「うん…」
と一言。
「…じゃ、今夜バイトでね!」
少し元気なさそうな様子が気になったけど、そのまま電話を切った。
電話を切ったあと、意外にも普段通りに接している自分に驚いていた…。やっぱり、私って神経図太いのかしら…?
なんだか昨日あれだけ泣いていたのが、ウソのように思えておかしかった…。
その夜、いつもと変わらずギリギリの時間に出勤してきた山田くん。特に変わった様子もなく、仕事をしているように見えた…
仕事を終えて、駐車場までの帰り道、山田くんから切り出した…
「…明日、暇?」
「えっ?!」
「デートしようか…」
突然の誘いにビックリして、言葉が出なかった…
黙っている私に、山田くんは、もう一度たずねた。
「…明日、都合悪い?」
人間、憧れていたことが現実に起こると、思考回路が止まるのかしら…?返事をしなきゃと思うのに言葉が出ない!どうしよう…