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第14話 あきらめ…

つたない作品をご覧くださりありがとうございます。のんびりペースで投稿しておりますので、気長にお付き合いくださいませ(^-^)/

夜、バイトの時間始まる1時間前、メールが入った。『急用で出勤できなくなったので休みます。みんなに伝えといて!』

山田くんからだった。

メールを見た瞬間、正直ホッとした。昼間の女の子とデートなんだろうな…と予想はついたけど、今の私の状態の時を見られるより、よっぽどよかった。

それから、職場に着くと

「山田くん、今日お休みだそうです。」

と業務連絡みたいに簡単に伝えて、仕事の準備に取り掛かった…。

いつもは大変だけど楽しい仕事が、なんだか現実味がなくて淡々とこなす工場労働者の気分だった。

黙々と体だけ動かしながら、頭の中は山田くんのことでいっぱいだった。

まず、昼間の女の子、若くて笑顔も可愛くて…私が男でも、つい目が向いてしまうようなタイプ。山田くんと並んでいると、本当に似合いのカップルだった。今まで山田くんとの会話で彼女の話題はなかったけど、特定の人がいることは、なんとなく感じていた。ただ、今思うと意識的にその話題は避けていたのかもしれない…

「天罰かしら…」

そう呟いて考えた。昼間の出来事は神様からの警告なのかも…

神様なんて信じていない私がこんなことを考えるのは笑っちゃうけど、浮かれてないでもっと現実を見なさい!ってことなんだろうな…。今ならきっと山田くんのことは諦められると思うし…

頭の中で、山田くんのことは諦める方向で自分に言い聞かせながら、その日の仕事を終えた…。

「お疲れさまでしたー」

皆に挨拶をして事務所をあとにした。

車に戻ると、携帯にメールの着信があった…

『お疲れさまです(^0^)/今日はサボってすみませんでした(^^ゞ明日はバイト行きます!おやすみなさい…』

着信時間を見ると5分ほど前だった。

慌てて返信ボタンを押すと『明日はサボらないように!おやすみなさい…』

と急いで送信した…

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