表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

問題[あなたにとって、好きの定義は?]

ここはとある学校、朝登校すると……

生徒A「この質問……絶対悪意あるよな?」


生徒B「そう?別に普通だと思うけど……」


生徒A「絶対悪意しかない!朝教室の黒板に[あなたにとって、好きの定義は?]って書いて貼る奴に悪意が無いと思うか!?」


生徒C「真面目に考えるだけ無駄だよ。第一、もうすぐ朝礼始まるし。」


キーンコーンカーンコーン……


〜〜〜〜〜


生徒D「チャイム鳴ってから何分たった〜?」


生徒C「……7分と43秒」


生徒E「さすがCくん!今日もいつも通り、秒数まで完璧だね。」


生徒A「それより、先生遅くね?」


生徒B「そう?別に普通だと思うけど……」


生徒D「誰か呼びに行く〜?」


生徒F「なら私が。」

生徒G「いえ私が。」

生徒H「いやいや僕が。」

生徒F&G「「どうz(生徒A)『呼ばなくて良くない?』……」」


生徒C「呼びに行くかはともかく、こんなに遅刻する先生は今までに例がない。」


生徒I「いつもと何か違うって事?」


生徒A「最初から異変はあるだろ……」


生徒B「そう?別に普通だと思うけど……」


生徒D「確かにあるね〜」


生徒I「あ!」

生徒J「もしかして私たち!」

生徒I&J「「いr(生徒C)『あの問題の答えを見つける必要がありそうだな。』……最後まで言わせてよ。」」


生徒A「で、やっと問題について考えるのか。」


生徒C「でも、[好き]という概念については共通のイメージがあるだろうから、やっぱり問題文の[あなたにとって]の部分が大切なんだろうな。」


生徒K「これって思春期の中学生が考える問題なの?」


生徒B「そう?別に普通だと思うけど……」


生徒C「まずは目標を定めよう。第一目標は{それぞれが考える[好き]とは何か、少なくとも一つ見つける}だ。みんなで考えt」


キーンコーンカーンコーン……


生徒L「さすがに遅過ぎない?朝礼の時間、終わったよ?」


生徒C「……まさかこの質問、先生からのミッション?」


生徒M「ミッションイズポッシブル!」


生徒A「まあ暇だし、とりあえず考えてみよう。」


生徒C「おそらくだが、この質問に決まった答えは求められていない。つまり、一人一人が答えを持つ事が大事なんだ。」


生徒D「みんな考えよ〜」


生徒N「好きって、どの視点からなんだろ?」


生徒F&G「「家族かな〜?友達かな〜?それとも〜……れ♡ん♡あ♡い♡?」」


生徒A「どれも間違いではないのが、悩ましい部分だな……」


生徒O「もう我慢出来ねぇ……」ガタッ


ザワザワ、ザワザワ……


生徒P「え?Oくん、どうしたの?」ビクッ


生徒O「Pさん、君の事が好きだ!付き合ってくれ!」


生徒P「!?!?!?」///


生徒Q「マジやべぇ」

生徒R「ハンパねぇ」

生徒S「俺も告ろっかな……」

生徒Q&R「「やめておけ」」プフッ

生徒S「笑ったな〜?」


生徒P「告白は嬉しいけど、私のどこが好きなの?」///

生徒O「全て、と言いたいところだが、ひとつだけ挙げるなら笑顔が可愛いところだな」

生徒P「ストレート過ぎるよ、もう……」///


生徒T「あ、察し」


生徒P「こちらこそよろしくね。Oくん。」///


生徒U&V&W「「「ああ〜っ」」」ガクッ


生徒O「よっしゃ!これからはお互いに呼び捨てにしない?」ドキドキ

生徒P「そうしよう。O……」///

生徒O「P……」///


生徒A「……今起こった事をありのままはn(生徒C)『話さなくていいから』はい……」


生徒X「でも、これも[好き]って事だよな?」


生徒D「そうなるね〜」


生徒Y「好き、か……」


生徒Z「難しそうだけど、すでにみんなの心の中に答えはあるんじゃない?」


生徒A「だな。」

生徒C「そうだろうね。」


ガラガラガラ!


全員「「先生かな!?」」

先生?「私は教頭です。」


生徒C「教頭先生、担任が来ないんですけど……」

教頭先生「あなたたちの担任は昨日の放課後、体調を崩されました。」

全員「「えっ?」」

教頭先生「私達職員もその事に対処する事を忘れてしまい、遅れてしまった次第です。この時間は自習とするので、次の時間の準備はしておいてくださいね」


ガラガラガラ……


全員「「……」」


生徒C「先生、大丈夫なのかな……」

生徒D「心配だね〜」

生徒A「……じゃ、じゃあ、あの問題は?」


全員「「……」」


生徒C「まあ、どうせ誰かのイタズラだろ。[好きは人それぞれ、人の数だけ定義がある]。これでいいだろ。」

生徒A「それでいいの……いや、それでいい!よし!大喜利大会でもするか!」

生徒大半「「イェーイ!」」


生徒C「やれやれ……」


【この話はここで終わりです。続きは想像にお任せします!この作品(と言っていいのかはわかりませんが)を見てくださった皆様に最後にこの問題です!『あなたにとって、好きの定義は?』】







































生徒C「ところで、あの問題、誰が貼ったのだろうか?」小声

生徒A「次![学校の七不思議にひとつ付け足すなら、どんな不思議?]」

生徒達「「はい!」」

わいわいがやがや……

生徒C(気にする事ないか……。よし!切り替えよう!)
























































生徒B「そう?別に普通だと思うけど……」


もはや何がしたかったのか……w

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
わあああああ!!!! めっちゃ!可愛い!!(*^-^*)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ