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博愛ねーちゃん

作者: 秋葉竹


(短歌九首)


みぃんなの

希みも祈りもことわれないから

ついたあだなが 博愛ねーちゃん



さらさらと

風に吹かれて揺れる髪

かきあげる手が震える街角



さざなみの

ような彼女の胸の海

メロディみたいな寝息が聴こえる



眠れない

夜が明けたらこの街と

闘うつもりでこの部屋を出る



神さまに

叛いた夢を持ちました

罰せられても棄てられない夢



泣き顔を

一度もみたことない君の

それをごまかす笑顔に震える



駄目だけど

溶接された針金の

ような悲しい想い出がある



あしたでも

まにあうだろうと想っても

時は無惨にふたりをわかつか




やさしくて

ひとりっきりでも我慢して

笑って生きてる 博愛ねーちゃん







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