足掻く
そよぐ風
草原をかき分け
吹き抜けていく
手を伸ばし掴む言葉で
どれだけ風になるだろうか
馬鹿げてるって
過り過るから
何時も言葉紡ぎあぐねる
詩なんて何時も高が知れていて
それはくだらない遊びで
けれど止められないのは
きっと
何度だって巡り合うから
水晶煌めく川のせせらぎ
空気に溶ける涼しさ
歌い流れていく
肌に伝わる感覚は
どれだけ川になるのだろう
その拙さで
溢れ溢れるから
過ぎる言葉を歌えない
言葉なんて何時も高が知れていて
それは人がくだらないって証拠で
けれどまだ止められないのは
わかりきったこと
死にたくなくて
何時までも生きていたくて
死にたいから
生きる為に書いているだけ
簡単には詩を作らせてくれない世界に向かって喧嘩売る。そういう愚痴。