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俺の地区の自衛官が美少女すぎるが性格に難がありすぎる件

ドゴーン!!


ものすごい地響きと共に亜空間への門が開いた。


「うわ、結構近いな。って学校にできてね?!」


当然人間に突然異能が現れるなんてありえないことだ。しかし人類の身に危険が生じた場合は別だ。この世界は1度魔族によって滅ぼされている。

そして人類は進化したのだ。


俺は当然のように胡桃と遅刻をしているので胡桃に学校の向かいにある丘へとテレポートさせられた。


『ゆうくんは戦えないんだから此処で待ってて!』


そう。俺は無能だ。ここから持ち歩いている双眼鏡で魔物がゲートから出て来るのを見守ってるだけ。

戦闘が許されるのはCランク以上の人間だけだ。


しかし今日の魔物はAランク級の魔物。そう簡単に倒せる魔物では無い。そう思った矢先に魔物は吹き飛んだ。


倒れている魔物の近くには小柄な女の子が立っていた。すぐさま女の子の下へ駆けつけた。


「ねぇ、君大丈夫?」


その辺の駐在所の警官より優しく話しかけた。


「はぁ?あんたバカなの?この魔物私が倒したに決まってんじゃん」


動揺した。見た所年齢が小学生にしか見えない。こんな子供が倒せるはずが無い。まず異能が発生しているはずが無い。


「あんた、私が子供だと思ってるでしょ!私は中学三年で自衛隊に入れる程のエリートなのよ!」


自衛隊に入れるのはBランク以上でしかも特別な試験を受けた者しか入れない。

という事はこの子がBランク以上は確実。

しかもAランク級の魔物をワンパンで倒すという事はAランクあるかもしれない。

自衛隊では珍しい事では無いが中学三年でAランクはほんとにエリートだ。


『ゆうくん大丈夫?』


また聞き慣れた声が聞こえた。


「あんたこのバカの代わりに謝りなさい!このバカはエリートの私に生意気な態度をとったのよ!」


胡桃は素直に謝った。エリートさんは少し動揺していた。そんな素直に謝られるとは思って無かったのだろう。


あんな華奢で白い肌で可愛い顔してるのにあんな性格とはやっぱ女って怖ーな。


普通に学校はあったがゴタゴタに紛れて遅刻を紛らわした。うちの学校は普通科と異能科がある。当然俺は普通科だが。


この世界は15地区に分かれている。

俺が居るのは第5区だ。


今日はすごく疲れた。あの高飛車エリートさんがまだ頭の中に残っている。校門で胡桃が待っていた。


『一緒に帰ろ♪』


そんな一言が今日は何故か嬉しかった。


帰り道、人が倒れていた。まさかの生意気高飛車エリートさんだった。


「おっ、おい大丈夫か?」


息はあるが気を失っているようだ。

とりあえず病院に連絡しよう。

そうしようとしたその時、


『きゃー!!』


普段の胡桃からは聞いたことのない声だった。

胡桃の背後に黒い影のようなものが見える。


『ゆうくん逃げて!』

「逃げる訳ないだろ!誰だ!胡桃から離れろ!」


もしこいつがクソ生意気高飛車エリートさんを倒した奴だったらという想像が脳裏をよぎった。もしそうだったらコイツはAランク以上つまりSランクの魔物もしくは魔族という事になる。

完全に勝てるわけがない。だが胡桃は置いてけない。死んでも胡桃は守らなければならないそう思った。


「くそっ、神様!俺にこいつを追い払う力をくれぇぇ!!」


周りが光に包まれた







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