第2章 俺はこんな成績で良いのだろうか?
「さて、今日はこの前の期末考査を返すぞ~」
担任の厳しめな声が、教室中に響き渡った。
「うわぁ…。今回はけっこう難しかったよな~…」
「ホントホント!私なんて物理で空欄が5個以上もあって…」
周りのクラスメイトたちががやがやと騒ぎ出す中_____
「では、出席番号1番から順に来い」
_____テストが次々と返されていく。
そして俺の番が来た。
「おい、天間。これは一体どういうことだ?」
「…はい?」
突然そう聞かれて、俺は返事に困った。
何かあったのだろうか。
「もう3年で受験生だというのに、このひどい点数は何だ?
全ての教科が60点以下じゃ、良い大学に行けないぞ!」
ろ、60点以下!?
「えっ、マジかよお前!
割と簡単だった世界史もそんなに低いのか!?ヤバくね?」
「このままだと浪人の道も見えてないか…?」
「自分でも分かってるよねぇ?」
くっ……。散々の言われようだ…。
まあ確かに、テスト勉強期間中もゲームやってたけどさぁ!
でもこんな調子でも、得意の情報Aは80点以上取れてたんだぞ!
…ひどいのでは2年の期末の数学Ⅱで34点だったけど。
これは…母さんには見せられないな~…。
* * *
「ちょっと浩也!何なのこのひどいテストは!!」
という訳で、無理やり答案を奪われて見られ、怒られてまーす。
「どれどれ…。
国語総合は、58点。
世界史Bは、49点。
日本史Bは、41点。
政治・経済は、45点。
数学Ⅲは、30点。
理科総合Aは、52点。
生物Ⅲは、56点。
体育は、57点。
音楽Ⅲは、38点。
英語Ⅲは、39点。
家庭基礎は、40点。
情報Aは、60点……。
ひ、ひどすぎるぅぅぅぅうううううう!!!」
うるさっ!近所迷惑だって!
「良い!?毎日2時間は勉強しなさい!ゲームは1か月没収!
なんなら大学受験終わるまで、一生でも良いわね!!
とにかく、ゲームはもうダメ!!」
「はい……」
部屋のゲーム機を取り上げられ、部屋に入った。
浩也くんのテストの点数、ひどすぎたかも…。




