20 自我捜索
ストーリーの大まかな流れを組み立てるけど、思いつきで中身を書くせいで、そこまでなかなか行かない…。
ああ…なんでもいいから、感想とか意見とかほしいな…。
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この身体になってから…どれくらいたったのだろうか…?
いつもと変わらない日々、寝て起きて画面を眺める生活…。
ニートでは無い。
『世界を見ること』
だってこれが、ボクの仕事だから。
「お目覚めですか?マスター」
「うん…おはよう…[ヒカリ]…」
銀髪のツインテールが、光に照らされて、光を反射している。
天使で、綺麗で、眩しい、ボクの彼女だ。
そう言えば…ボクの名前は…なんだっけ…?
「ヒカリ…そのボクの名前は…なんだっけ?」
「また、お忘れですか?マスターの名前は[天音 雪]です。名前と分裂体が多くは分かりますが…。自身の本当の名前は、忘れないでください…」
「ああ…ごめん…」
さて…仕事を始めるか…。
「何かに変化は?」
「先程603区域で、辺り一帯を包み込む大きな爆発と、時空歪曲を確認しました…」
「603区域って…まさか…」
「はい…先日[シグマ/シスターズ]が救出任務に向かった場所です」
「そう言えば、[ヤミ]は?」
「ヤミお姉様ならその調査に向かわれました」
ヤミも、ボクの彼女である。
悪魔と吸血鬼のハーフで、ヒカリとは真逆の金髪の細いツインテールをしている。
ヒカリとは仲がいい。
「生存状況は?」
「ヤミお姉様によると、未だに確認が取れません」
「飲み込まれたか…」
「そうみたいです…」
こうなったのは…ボクのせいなのだろうか…?
無意識に彼女達を道具のように使っていた、ボクのせいだろうか…?
『自分の好きなように生きろ』…そういったが…彼女は、聞き入れなかった…。
『これがボクの役目だ』っと言って。
本当に彼女のやりたいことなのか?
はぁ…ダメだ…この身体になってからというもの…こんなことばかり考えてしまう…。
「マスター…‼[雨様]が…」
「雨がどうかしたの?」
「爆心地に超高速で、突っ込んで行きました…」
「えぇ…」
何をやってるんだ…。
いや…あれが…ボク達の普通なのだ。
身体の本体が無くなってからというもの…、元の思考回路ではなくなってるな…。
妹の行動は、ボクを思ってのことだろう。
あちらは、雨に任せて…。
こちらは、自分の身体を探そう。
早く…見つけなくてわ…。
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何かに揺られている…。
目を擦って開ける。
そうだ、あの世界からログアウトしてきたのだ。
「起きたの?お姉ちゃん」
タウの声が聞こえる。
上を見上げると、大きいな顔かあった。
どうやらボクが今いるのは、タウの手のひらの上のようだ。
大きい…。
このボクの、小さい身体…。
やはり、新鮮な体験だ。
リビングについた。
「お腹すいたしご飯食べよっか」
そう言ってタウは、簡単なサラダを用意した。
「はいどうぞ」
ボクは差し出されたレタスを、小さな手でちぎって、少しづつ食べる。
「はむ…」
…これは…餌付けされてる…?
まるで小動物系のペットみたいだな…。
いや…深く考えるのはやめよう。
レタス、オイシイ…。
「ふぁあ〜!やっと終わった〜!」
「お疲れ様、ι」
ボクは、ιの肩に乗り、頬にスリスリした。
「明日からは、新しい身体に戻れるよ〜?」
「どうなってた?古い方は」
「細胞のほとんどは、特殊な放射線で破壊されてたよ。内部のフレームも溶けてたし…」
「それでも…動いてたんだ…」
いくら培養層のカプセルに入っていたからとはいえ、それで動いてたのは、キセキとでも言うのだろうか…。
「あの部品は、研究に使わせてもらうよ〜」
「ああ…わかった。分析お願いね?」
「うん!」
ιは、タウの隣の席に座った。
ボクは机に降り立ち、フィギュア用のスケールのイスに腰掛けた。
「みんなが帰ってくるのは、もうそろそろかな〜?」
「どうかな」
「一応色々準備しておくね?」
「ボクも手伝うよ」
「いいの?ありがとう、タウねえ」
「『タウねえ』か…悪くないけど、どうして?キミの方が歳上でしょ?」
不思議そうに、タウは聞いた。
「だって、この世界のレンレンなんでしょ?僕にとってレンレンは、それだけ特別な存在なんだよ〜」
「なるほど」
二人は席を立ち上がった。
「お姉ちゃんは、ここでみんなを待っててね〜」
そう言って二人は、ボクをおいてリビングから出ていった。
「一人になったか…暇だな…」
天井を見上げ、つぶやいた。
「ボクがいるのに、一人って言えるの?」
見知った顔が、覗いてきた。
気配も無く、音も無く、空間をさくように出てきた少女…。
「あなたは…」
あの人たちの…一人…。
「会わない間にすごく変わったね〜、ちょっと触っていい?」
「あなたの好きなようにしていいですよ?」
「そう…なら…えい!」
優しく手のひらに包み込まれる。
こうして…眺められると、恥ずかしくなってくる…。
「顔が赤いよ?かわいい…。ふむふむ…こんな仕組みなのか…」
ぎゅっとされ、ほっぺたでスリスリされる。
やばい…恥ずかしすぎて…死にそう…。
今まで、こんな感情浮かんでこなかったのに…。
「…あっ…!そこ…」
「敏感?」
「はい…」
「優しく触るね…」
胸がドキドキする…。
誰かに助けてもらいたいぐらいだ…。
ハァハァされながスリスリされるのを、何度もうけた。
ダメ…おかしくなっっちゃう…。
しばらくして、部屋のドアが開きタウとιが戻ってきた。
「あ…ぇ…どうして…?!…いや…違う…あなたは…誰?」
「お…キミは…?これは…そういうことか…理解した。キミがこの世界のレンか〜。初めまして、ボクの名前は[天音 雨]。おもに機械いじりの好きな、みんなのアイドルだよ〜!☆」
「そ…そう…」
タウが静かに泣き出した。
雨はボクを机に下ろしてから、そっとタウを包み込むようにして抱きしめた。
「頑張ったね…。ごめんね…お兄ちゃんじゃなくて…」
「いいですよ…そんなこと…ボクは…あなたに会えて幸せなのですから…」
「良い子いい子…」
少し…羨ましく感じてしまうな…。
「レンレン…」
ιと小声でこっそりと話す。
「何?」
「しばらく二人っきりにしよう!」
「そうだね…」
二人が抱き合うなか、ボクはιの方に飛び乗り、一緒に部屋を出た。
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