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やっと書き終わった~

1話だけ…


どうも、お久しぶり?初めまして?夜マグロです。

前に書いていた小説を一旦削除して、別の小説を新しく書くことにしました。

この小説は、学校で作っている作品を元に書いています。

ぼちぼち書いていくので、応援よろしくお願いします。



これはいつの記憶だろうか…




[私]と同じ顔をした兄妹?…いや…従兄妹だ……

初めて会った時の感覚が今でも、忘れられない……

同じ顔をしていたということもあったが[私]が産まれた理由を知ったからだ…


確か…[私]の産まれた理由は…


━━━彼らの代わりだから━━━


彼らの余命が少ないということだった。だから、代わりの[私]が産まれたのだと。


しかし、[私]が必要とされる時が来ることはなかった。

それでも彼らを恨むことはしなかった。[私]ではできない…いや…やりたくないことも成し遂げたからだ。


どうやら[私]は…彼らのことを好きになったらしい……


ある日、彼らから警告を受けた。


━━━同じ顔に注意しろ━━━


最初は意味が分からなかったが、その答えはすぐに分かった。


部屋にいきなり[人型の何か]が突撃してきたのだ。そして、[私]の顔を見ると背中に背負ってあった刀を抜き襲いかかって来たのである。


[私]…いや…私たちと同じ顔だ…


この時[私]は、持っていたペンを構えた。


そして……そして…


[私]はどうしたんだっけ…?


思い出せない…


そういえば…


━━━[私]の名前は…なんだったけ…━━━


自分の名前も思い出せ無くなったのか…


[私]はどうしてしまったのだろう…


暗闇の中[私]は考える。しかし、答えが出てこない。


━━━何をしていたんだっけ?━━━


もう、どうでもよくなった…


[私]深い眠りについた。





━━━━━━━━━━━━━━━━━━━






「ドーン」という激しい音と強い揺れで[私]は目を覚ました。


吐き気のする目眩と割れるような頭痛に耐えながら辺りを見渡すと、ガラスの壁に[私のようなもの]が写っていた…


━━━ この少女は誰だろう… ━━━


[私]… いや…[ボク]なのだろう…


正直に言って、身体は人間とは言えなかった。


左目は無く、そこからは黒いカビのようなものが根を張るように頬ぐらいまで伸びており、手脚には義足と義手がついていた。


そうだ…


義手と義足は自分で付けたのだった。


それじゃあ…目は?


思い出そうとすると頭の痛みが強くなった。


最悪だ…


一呼吸して、また辺りを見渡した。


そういえば、ここ…どこだろう?


ガラス張りの[何か]に閉じ込められており、大量の[何か]の液体の中にいることがわかった。


これは…どういう状況だろうか……


違和感を感じ背中を見た。


するとそこには大量のプラグが刺さっており、いくつものコードが円状の天井に向かって伸びていた。


ゾッとして、そのプラグを引きちぎるようにして外した。すると、脱力感と息苦しさが身体を襲った。


このままではダメだ…


━━━バコン━━━


思いっ切りガラスを殴った。すると、結晶のように破片が飛び散り、道ができるようにして穴が空いた。

[何か]の液体と共に押し流され、地面へと打ち付けられた。


這い上がるようにして顔を上げた。


どうやらボクは培養槽のようなものに入れられていたらしい。


少し落ち着きを取り戻しあたりを見渡すと、部屋は薄暗く、何らかの機械や研究資料の束が散乱しているのが確認できるぐらいだった。


これからどうしようか…?


そうしてぼんやりしていると、どこかから悲鳴のようなものが聞こえた。


行ってみるか…


ボクはゆっくりと立ち上がり、近くにあったバールを手に取り部屋のドアを探すことにした。





これだろうか?


部屋の隅に頑丈そうなドアがあった。

このドアは、どうやら電気が通ってないと開かないらしい。

ボクは、持っていたバールでこじ開けることにした。

バールをドアの隙間に挟み、思い切り引き上げた。


━━━ガタン━━━


ボクは目を疑った…何故ならドアが吹っ飛ぶようにして開いたからだ。

手に持っていたバールを見た。

とくに変化はなかった。


このバールはきっと伝説のバールだろう…


そう思いながら、ボクは部屋を後にした。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



長い廊下をひたすら歩いた…

どれぐらい時間がたったのだろう…

不思議なことに、部屋を出てから一向に部屋が見つからなかった。

諦めかけていたその時、奥に階段が見えた。

ボクは急いでそこに向かった。


階段の前まで来ると、階段を下る足音が聞こえた。

ボクは、バールを構えて身を潜めた。


「どうすんだよ!…オレたち…このままだとアイツらに殺られるぞ!」

「だから、どんな手でも使うんですよ先輩」


二人の兵士の声が近ずいてきた。


「どんな手でもって…この先に何があるんだよ」

「私もよく分からないですが…ウワサでは…危険な兵器があるだとか!」

「本当に信じていいのか…それ?」

「立ち入り禁止区画ですよ〜何かないとおかしいじゃないですか!」

「そう…だな…」


どうやら、何かから逃げてきて 使えるものを探しに来たみたいだ。


「先輩…」

「どうした‼」

「あそこに誰かいます!」


女性兵士が声を上げた時にはもう遅かった。


ボクは女性兵士の首元にバールを突きつけた。


「なんだ…!お前‼」


男性兵士が銃を向けてきた。

ボクは答えようとしたが声が出なかった。


「先輩〜…助けてください…」

「そいつを離せ…」

「…」


声が出ないのにどう答えろと?


しばらく沈黙が続いた。




「はあ…分かった…」


そう言って男性兵士は武装を外し、床に置いた。


ボクはバールを女性兵士に突きつけながら女性兵士の武装を外し装備した。そして、女性兵士を解放した。


「先輩〜」

「大丈夫か?」

「跡がつきました…」

「そこまで強い力じゃ無かったのか?」

「抱きつく力は強かったですよ?動けませんだし…」

「そうか…それで…アンタは誰だ?って喋れないんだったな…」


どうしたものか…


「オレはクーロ、この施設で雇われてる兵士だ。それで、こっちが…」

「ランだよ〜…その装備できれば返して欲しいんだけど…さすがに無理だよね〜」


ボクは頷いた。

これを脱いだら、裸同然だからだ。


「先輩、これからどうしますか?」

「そうだな…危険な兵器を取りに行くにしても、このままだとまずいだろ」

「そうですね…ん?危険な兵器?それってこの子じゃないですか?」

「…まさか…それはないだろ…だってほら、こんなにカワイイ…?」


クーロと名乗った男性兵士は、ボクの顔を見てその先を言わなかった。


そういえば…左目無いんだった…これじゃあさすがにカワイイとは言いきれないな…


「こうすればカワイイじゃん」


そう言ってランと名乗った女性兵士が 、ボクの左目を隠すように包帯を巻いてきた。


今思ったが、さっきまで敵対してたとは思えない対応だ。


ボクは感謝を表すために深く礼をした。


「そんなに気にった?よかった〜」


ランは笑顔で言った。


あたたかいな…本当に


そんな中クーロが咳払いをして話し始めた。


「とにかく…だ…人数分の装備が無いとこの先、どこに行くにしても危険だ…」

「そうですね〜私の装備はこの子が着てるし…」

「武装保管庫か…近くにアイツらがいるんだよな…」


ボクは何かの気配を察知して二人の肩を叩いた。


「どうした?」


ボクは指を指した。それと同時に二人は目を見開いた。


そこには四足歩行のロボットが音も立てずに動いていた。


「構えろ!アイツらだ‼」


ボクは、ランから奪った装備にあったフルオートのハンドガンを構えた。そして、ロボットの頭に狙いを定めて引き金を引いた。


━━━ズダダダダダダダ━━━


マガジンが空になるまで撃ち続けた。


アレにはいい思い出がない……思い出…どんなことがあったんだっけ?


ボクが深く考えていると、クーロとランが頭を撫でてきた。


「すごいなアンタ…あれをそんな武器で倒すとか普通は出来ないぞ!」


無意識で気づかなかったがどうやらあのロボットを倒したらしい。


褒められるのも悪くないな…


「これなら武装保管庫にも行けそうだね」

「そうだな…だが油断するなよ」


ボクはクーロの言葉に頷いた。


「それじゃあ…行くか…」


こうしてボクたちは、武装保管庫に向かいだした。



━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━



ボクたちは武装保管庫の前に着いた。

道中にはあのロボットが何体か出てきたが、順調に進んで行った。


「着いたな…」

「でもこれ鍵がかかってますよ〜」


ランが言う通り武装保管庫の扉は電子ロックがかかっていた。


まあ…ボクにかかれば簡単に開くのだが…


ボクは二人の肩を叩いた。


「…まさか開けれるのか?」


満面の笑顔で頷いた。


「……やな予感しかしないんだけど…」


ランが少し後退りをした。


ボクはドアに向かって思いっ切り殴り、凹ませ、そこからこじ開けた。


二人に向かってグジョッブのサインをする。


「本当に…開いた…」

「やっぱりこの子…噂にあった危険な兵器ですよ〜」

「なんで嬉しそうなんだよ…」

「だって…この子がそれだった戻らなくてすむじゃないですか〜」

「そうだとしてもだな……」


二人が言い合ってる中、ボクは一人武装保管庫に入った。



━━━━━━━━━━━━━━━



武装保管庫の中には、壁一面にロッカーが並んでいた。

進んで行くと、一番奥に黒い扉が見えた。


あの扉から…何か感じる…


ボクは引き寄せられる様に黒い扉に向かった。


頑丈そうだけど…壊せるかな…


扉に蹴りを入れる。すると、扉は壊れ警報がなった。


ボクはそれを無視し、壊れた扉の中に入った。


中には、ロッカーが真ん中にあった。

ボクは、迷いも無くロッカーを開いた。






記憶が蘇る…


これは…いつだろう……



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