2話 増え行くゾンビ
リレー!
裕香は支援に特化したアイテムとステータスだった。
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名前 基山 裕香
年齢 14歳
感染度 0%
HP 100
筋力:230
体力:280
攻撃力:350
防御力:300
回避力:200
自然回復速度:3HP/s
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「私のアイテムは医療キット10、注射器10、懐中電灯1、ワクチン1。」
「ハンドガンやるよ。」
そう言って、俺のハンドガンとベルトを渡した。
「ホルダーに入れとけ。」
俺はサブマシンガンを具現化して背中に下げる。
此処は檻から離れた博物館。
まだゾンビは居ないだろう。
「アアアァァァ…。」
ゾンビの唸り声が聞こえた。
小声で裕香に話し掛ける。
「裕香、ゾンビが居る。目的の物は日本刀だ。」
「もう此処まで?」
「ああ。行くぞ。」
俺は身体をかがめながら走る。
外で拾った小石を遠くに投げる。
すると、音の方にゾンビが集まって行き、道が出来た。
奥に進んで行くと鞘に納めてある日本刀を発見した。
「裕香。」
「ハンドガンね。」
裕香はハンドガンを俺に渡し、ハンドガンで日本刀の入っているガラスケースを打ち砕く。
カシャーンッ!と言う音が響いた。
「返す。あと、サブマシンガンもあげる。」
「あ、ありがとう。」
「アアアァァァ…。」
そうしている内にゾンビが来ていた。
大体20体位。
俺は剣を腰の後ろに下げ、抜刀する。
「生きて帰ろう。」
「ええ。」
俺は刀を横に振り、真っ直ぐな道を作る。
俺に近寄って来たゾンビは裕香が撃ち倒す。
そして無事に脱出し、少し離れたトイレに逃げ込んだ。
「龍ヶ崎第一高等学校にお邪魔させて貰おう。」
「彼処にはまた公園に行かないと。」
「大丈夫。俺が守る。」
其の言葉で安心した様だ。
俺等は物陰に隠れながら移動した。
公園に着いた時は1万体を超えるゾンビが徘徊していた。
「逃げた人は全員捕まったの?」
「死ねぇぇ!」
そう言ってきたのは肌の腐っていない生存者だ。
俺は腰から刀を抜き生存者の持っている包丁を受け止めた。
「待て!俺等は生存者だ!」
「嘘つけ!じゃあ其の顔は何だ!」
そう言えばメイクしっぱなしだった。
俺等はウェットティッシュで顔を拭いた。
「此れでどうだ?」
「生存者だ。助かった!」
「ちょっとあんた。叫ばないで。」
「俺は羅時。こっちは彼女の裕香。」
今見ると以外とマッチョだな。
「自分は栗村 誠と言う者だ。28歳独身。以後宜しく頼む。」
どうも!作者の浅葱です!リレーメンバーが決定しました!此れからもよろしくお願いします。
順番は
浅葱清流⇨那智祐生⇨那智祐生です。
来週もお楽しみに!




