1話 地獄の始まり
さぁ、地獄の始まりだ!
此処は茨城県の龍ヶ丘公園。
そして、何年か連続で魅力度ランキング最下位をとっている。
しかし、今日で最下位は終わりかもしれない。
今日は龍ヶ丘公園であるイベントを開催して、今は2万にんが集まっている。
其のイベントは大型のゾンビ鬼ごっこをする為だ。
ゾンビ役は合計350人、参加者約2万である。
俺、山口 羅時はゾンビの方で彼女の基山 裕香と一緒に参加した。
今は檻の中で350人のゾンビ役が待機している。
司会者がゾンビを放つ事を宣言した。
檻の門は開かれ生存者を追いかけようとした其の時だった。
「きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
檻に中で叫び声が聞こえた。
俺と裕香の真後ろで。
後ろを振り返るとゾンビ役が同じゾンビ役の首を噛んでいた。
叫んだゾンビ役の女性の瞳は血走り、肉を見るような目で此方を見た。
「裕香。逃げよう。」
「何で、私達ゾンビ役よ?」
「流石にあの瞳は人間じゃ無い。」
俺等は前で固まっているゾンビ役を押し退けて檻から出る。
其の瞬間、檻の門が閉じられた。
「あらあら、逃げたらダメでしょ?ゾンビ願望ちゃん。」
そう言って近ずいてきたのは司会者、天河 智大だ。
「まぁ良いか。君達には教えておこう。今、檻の中の人々は本物のゾンビになっている最中だ。もうすぐ、全員感染し終わるだろう。さぁ、地獄の鬼ごっこの始まりだぁ!」
門は開かれ、ゾンビ達は此方に向かってくる。
「逃げるぞ。」
そう告げて、裕香の手をしっかりと握り、走り出す。
ゾンビ等は真っ先に近くにいたスタッフを喰らい、ゾンビ化させる。
「生存者には此れを与えよう!」
そう言って、天河は指をパチンと鳴らす。
其の瞬間、視界は変化した。
VRMMOのようなHP表示、名前、ミニマップ、メニュー欄などが現れ感染度と言うゲージが表示される。
現時点では0%、ゲームの世界の様だが此れが現実だ。
「俺に任せろ。ゲームは得意だ。」
「ゲームが役に立つ日が来るなんて。私はホラゲーの実況者よ。舐めないでね。」
俺はメニューを開き、アイテムストレージとステータスを確認した。
「アイテムはサブマシンガンと其の銃弾1000発、ショットガンと銃弾100発、、ハンドガンと銃弾1000発、後はベルトだな。」
ステータスは此の様な感じだった。
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名前 山口 羅時
年齢 14歳
感染度 0%
HP 100
筋力:320
体力:300
攻撃力:500
防御力:230
回避力:180
自然回復速度:2HP/s
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此の手で止めるんだ。
どうも、作者の浅葱です。リレーの決め手となる第1話とあらすじを書かせて頂きました。リレーメンバーが決まり次第、後書きを訂正します。定員はあと2名!お早めにお願いします!
次回もお楽しみに!




