チラシの裏でもいいって言うからさあ……【すげどう杯企画】
やあ、皆さん。
こちらを取り仕切っていらっしゃる『あっちいけ』の兄さんが、チラシの裏に書くような内容でもいいって太っ腹なことおっしゃってるから、呼ばれてもいねえのに来ちまったよ。邪魔するね。
ま、こんなお調子者でも、枯れ木程度には場のにぎやかしになりましょう。
お暇つぶしに、良かったら寄ってってくんなさい。
語り口調が、ろっくと言うより昔風エセ渡世人調なのは、ま、ご愛敬と許してやっておくんなせえ。
さて。
大抵のお方には、はじめましてでありましょう。
こちとら『かわかみれい』と名乗ってる、ケチな素人物語書きでして。
別にどっちでもいいようなモンですけど、一応『かわかみ』が姓で『れい』が名であります。
『かわか』『みれい』でも『かわ』『かみれい』でも、何でもいいようなモンでありますが、取りあえず、こちとらとしてはそのつもりであります。以後お見知りおきを。
十代の頃からチマチマチマチマ、益体もねえ小説もどきや童話もどきを書いてます。どうせなら継続してやってりゃもうちっとマシだったろうに、途中で筆を折ってみたりもした半端もんでさあ。
さすがに腹をくくって書き始めたのが五年ばかし前、こちらでお世話になるようになって(いわゆるなろう歴)一年ばかりの新参者であります。
どちらさんもよろしくお願いいたします。
正直言って、こちらの企画の特別顧問のことはくわしく存じ上げねえ。
『あっちいけ』の兄さんの名物企画『拾ったスコップで採掘日誌』でチラっとお見掛けした程度だ。
自転車の販促の為にヒューマンドラマを書いてしまう、という猛者ぶりに、半端もんのこちとらの目からぼろぼろ鱗が落ちたね。
しかも、濃いぃ自転車の知識の羅列にはヒくものの、ヒューマンドラマとしたら質が高い、とか。
……すげえじゃないですか。
そういうことが小説を書くモチベーションになり得、しかもぐいぐい読ませてしまうクオリティーへ持ってゆける人もいるのか、世間は広いなとびっくりしましたよ。
こちとら、単純?なヒューマンドラマをチマチマ書いてるけど中々読んでいただけねえ、という哀しい半端もんでありますからねえ。
多分、鬱陶しいんでしょうなあ、こちとらの書くものは。
なろうさんで『読み』を楽しみたい多くの方は、日常の憂さを晴らせる、楽しくて血沸き肉躍る、もしくはドロドロ胸糞展開からのざまぁ、とかの、スカッと出来るものをお求めでしょう。こちとらのようなうじうじ思い悩む系の鬱陶しいものは、一瞥でブラバでありましょうねえ。
ま、それでも書きたいものを書きますよ。てか、それ以外書けねえし。
もちろん書くものの質に関しては、皆さま方が読むに足るよう精進を続けるのみ、と覚悟しております。
ええ、こちとら、これでもマジメなんでありますよ。
なにせ、『あっちいけ』の兄さんのスコップを身を引き締めて(そりゃダイエット宣言かと兄さんにはツッコまれましたけど。わはは!)待っている身ですしね。
話が明後日の方へ行ったかな?
特別顧問の話でしたっけ?
しかしながら、かの方のことはよく知らねえんですよね。そのうち読ませていただこうと思っているうちに、残念ながら垢BANなる措置によっていなくなってしまわれた訳で。
残念だが、いまさら言ってもしょうがねえ。
こんな企画が立ち上がる、すごい方らしいということは半端もんにも流石にわかります。
せめて賑やかしで参加させていただくことで、『残念だ』の意思表示をさせていただこうと、こう思った次第でして。
とまあ、ここまでつらつら書いてきたんだが。
書くことなくなっちまった。
チラっと見せていただいたが、こちらの企画に参加される方々は皆、なにがしかの趣味に造詣の深い、一家言ある方々ばかりのご様子。
しかしこちとら、皆さま方と違って胸を張れるほどの趣味もない、そういう意味でも半端もんでして。
幼稚園児の頃から読書は好きでしたけどね、他人様がたじろぐほどスゲエのを読んできたかと言われたらううむとうなり、高校時代には演劇部に所属していたものの、役者としても演出としても頭を抱えるレベル。こっちは部活以上にはなり得ないと早々に諦めましたね。
運動一般は、そもそも体力もなければ運動神経もない体たらく。
料理は好きだが、てめえが旨いと思えばそれでよし的なので、所詮トーシロの域を出やしねえ。
芸術一般も、嫌いじゃない、程度。
ゲームも、ちょろっとRPG、『ドラゴンクエスト』のシリーズを少々つまんだだけ。
『ドラクエ』シリーズは確かに好きですけどね、ハマったと言えるほどやり込んだこともねえ。
体質的に酒は飲めねえし、ギャンブルにも興味はねえ。
いやはや、こいつ一体何が楽しみで生きてるんでしょうねえ?
我ながら改めて、このナイナイ尽くしには呆れるのも通り越して感心しちまうほどですな……放心。
いやいや、放心しててもしょうがない。
結局、こうしてチマチマ物を書いてるのが好き、ってとこでしょう。人生の中で、仕事やらなんやらを別にすれば、読書にかけた時間に次いで長いのが、こういう物書きでしょうな。
だったら続けましょう。
死なない限り、少なくとも今連載している話はエタらせませんぜ。
ま、チラシの裏なんだし、こういう腰砕けな結論で勘弁していただきましょう。すみませんねえ。
では、なまこの方もやってらっしゃったご様子なので。
すげどう的お約束のひとつを、見よう見まねで真似させていただいて、お開きにさせていただきましょう。
そんなことより『ラクレイド・クロニクル』を読んでくれ。
短編・中編・長編、色々と取りそろえてるぜ。
まずは短編『マリアーナの初恋』で世界観とかキャラとかに慣れたら、長編の取っ付きも良くなると思うな。
一番人気は中編の『王妃カタリーナの修羅』だから、そっちを覗いてくれるのもいい。
好き嫌いが別れるというか、重たい話ばっかだけど、ラストは救いがある、そういう話たちだ。
読んでもらったら作者の熱い思いがわかる筈だ。じゃあな!
【別記】
『本作は「すげどう杯企画」参加作品です。企画の概要については下記URLをご覧ください。
(https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/1299352/blogkey/2255003/(あっちいけ氏活動報告))』