第1話 最悪な出来事
どもども、ショウロウです。
1話を出すのが遅れてしまい申し訳ないです。
そしてさらに申し訳ないですが、この作品は出すのが遅くなると思います。
気まぐれに書く上、書くのが少し難しいので…。
それでも読んでくださる方は読んで頂けると嬉しいです。
それでは「わたしは私1」ご覧下さい。
「うわぁーん…。」
そのとき私は泣きながら家に帰った。あんなことが起こってしまったから…。
私は花瀬 美蘭。
今は幼稚園児で6歳。
来年から小学校に上がるんだー。
「ママ、今日もお願いね。」
「うん、任せなさい!」
保育園にはママに送ってもらっている。
私が通っているのは保育園で、森前保育園と言って車で大体10分弱くらいの場所にある。
保育園に付きママは仕事に行く。
私は保育園に入ると、3年前に仲良くなった国谷 隆二くんが待っていた。
「おはよう 美蘭ちゃん。一緒にお部屋行こう?」
「うん、隆二くん行こう。」
そんな会話を交わして、私たちはお絵描きしたり、何か作ったりする、教室に行った。
私と隆二は同じ部屋の、隣の席である。
席についた少し後に、先生が入ってきた。
「みなさーん、今日は初めに折り紙を折って貰いますよ〜。」
『はーい。』
「今から折り紙の本を配りますので、お隣の人と会話しながら楽しんでやってくださいね。」
私たちの所まで本が回ってきた。
私は隆二と一緒に本を見て、折り紙をおる。
「ねぇ、隆二くんは何を折るの?」
「うーんとねー、カブトかな。頭にかぶるカブトってかっこいいよね。」
「うん、かっこいいよねー。じゃあ、私もそれを折るー。」
2人仲良く本を見ながら、相談しながら、時間はかかれども出来上がってゆく。
「なんか、分かりにくい所あったけれどなんとか折れたね。」
「うん、折れたー。」
私は隆二くんの言葉に対し、簡単に返して次は何を折ろうか考える。
「私次は蝶々折りたいんだけど、隆二くんいい?」
「うん、一緒に折ろー。」
そう言って2作目を作り始めた。
蝶々はカブトよりも難しく感じたせいか、少し時間がかかった。
私達が丁度終わった頃、先生が話し始めた。
「折り紙の時間は終わりです。では今からお外で遊ぶ時間です。お昼には戻って来てください。」
私は1人でブランコに乗って揺れていた。
風が気持ちいい。
ギーゴギーゴと漕いでいると、隆二くんが近くによってきた。
「隆二くん近くに来ると危ないよ?」
「当たるほど近くに行かないから大丈夫。」
そう彼は言って横のもう1つのブランコに座ってゆっくり漕ぎ始めた。
そして彼は漕ぎながら話し始めた。
「美蘭ちゃん、大丈夫?いつも1人になろうとしてる気がするから。」
「私は大丈夫だよ。隆二くんこそ、私となんか居ていいの?」
「うーん、なんて言うか楽しいんだよね。だから大丈夫。」
この時私は隆二くんって変な人だなくらいに思っていた。
そして遊びの時間が終わり、皆でご飯を食べる。
その後休み時間を兼ねて自由時間が30分ある。
私はお腹がいっぱいで座って休んでいた。
そこへまた隆二が、やってくる。
「お腹いっぱいだと眠くなるよね。」
「そうだね、隆二くんは夜何時くらいに寝るの?」
「僕?僕はね、9時くらいかな。美蘭ちゃんは?」
「私も9時くらいだよ、大体同じだね。」
「ほんとだね。」
こんな会話をしていたら時間が過ぎ、1時となった時先生が声がけをした。
「今から2時間くらいのお昼寝のお時間ですよ。」
皆集まり布団を敷く。
そこからほんとに1時から3時まで睡眠の時間だ。
私はぐっすり眠った。
3時にはみんな起きまた外で遊ぶ。
そうこの時間帯からはお迎えが来るからだ。
遊んでいてお迎えが来るとみんな帰っていく。
私も4時くらいにお迎えが来て帰った。
「美蘭ちゃんばいばい。」
「うん、隆二くんばいばい。」
こんな風に隆二とお別れして家へ。
これは年長となってからの春の季節の1日である。
ある夏の日。
私の保育園は1週間の休みがある。
その休みを利用してママと遊びに行く。
「ママ〜、どこに行くのー?」
「着いてからのお楽しみよ。」
なんだろう?どこへ行くのだろう?
そんな思いでママについて行った。
ついた場所は遊園地だ。
幼稚園児であるから、乗れる乗り物は限られるが。
「さあ、どこから乗る?」
「えっとね~、あのメリーゴーランドから!」
「分かった。乗ろっか。」
私たちはメリーゴーランドの乗り場に向かった。
順番を待ち、そのメリーゴーランドに乗った時思った。
いつもより目線の高い場所はいいなって。
でも、少し怖かったな。
「ママ~。次はあれ乗りたい。」
「コーヒーカップか、あまり回さないようにしないとね。」
「うん!」
また順番をまちコーヒーカップに乗った。
乗ってる間私は夢中にハンドルを回した。
「美蘭、目が回るからもう少し緩めて〜。」
「え、あ、うん。分かった。」
私は回すのをやめた。
だが、あまりスピードが落ちなく私も目が回ってきた。
コーヒーカップが終わると私とママは2人ともよってしまった。
少しでも人がいないところに行き、座って休んだ。
「ママごめんなさい、大丈夫?」
「ええ、少し気持ち悪いけど大丈夫よ。」
「よかった。」
今日はこれで帰ることになった。
正確には、
私のせいとはいえママは体調が悪そうだった。
だから私は気を使い、帰ることを提案してママが了承した。
という訳で今帰りの電車に乗っている。
言い忘れていたが、遊園地までは遠く行きも電車で行った。
横を見るとママが寝ていた。
電車が目的の駅に泊まるまでにはまだ時間がある。
私も少し寝ることにした。
大体5時半くらいに家に着いた。
家に着くとママはまだ疲れているようで、ぐったりと仰向けに寝転がってしまった。
私はママがいつも寝ている布団…は重いから無理だから、ママがいつも使っている昼寝用の軽い敷布団を引いた。
「ママー、寝るならここに寝て〜。」
「まらまぁ、ありがとう美蘭。そうさせて貰うわね。」
ママは布団の上に寝転がった。
私は上から薄い掛け布団を掛けてその場を去る。
一旦台所にいった。
前にママに教わったおにぎりを作るためだ。
まず保存してあるご飯をレンジで温めた。
私の手の大きさだと小さいサイズになると思って少し多めに作った。
6個くらいかな。
そして紙にペンで「ママ、気分が良くなったらこれ食べてね。」と書いて、おにぎりと一緒に寝ているママの所に置いておいた。
自分の分を温め、普通に夕食として食べたあと、疲れたのか眠気が来て、そのまま寝てしまった。
気がつくとそこは私の部屋のベットの上だった。
「あれ?確か家に着いてから、おにぎり作って。その後ご飯食べて…。」
そう口ずさんだ後、枕の方を見るとママの字で書かれた紙が置いてあった。
紙にはこう書かれていた。
(美蘭おにぎりありがとう。今日はあんまり遊べなくてごめんね。母さんがもっとしっかりしていれば…。美蘭のおかげで元気出たよ、本当にありがとうね。)
それを読んだ直後、私は頬をつたる水を感じた。
そう、私は涙を流していた。
しばらく泣いたあと、時計を見る。
もう7時だ。
休みにしては早いかもだけど起きないと。
ママに私からもお礼言わなくちゃ。
秋になって涼しくなってきた。
この日も保育園に行った。
着いた直ぐに隆二と会った。
毎日飽きもせずによく喋るな〜と思っていた。
「今日は午前中は少し歩いて紅葉を見に行きますのでお外に並んでください。」
先生の声がけがあり皆並ぶ。
出発すると先生はこう言った。
「周りの方の迷惑にならないようにね。」
歩くこと15分。
本当に早く着いてしまった。
それでもそこの紅葉は綺麗でいっその事カメラを持ってきたい程だった。
「ねぇ隆二くん、紅葉すごく綺麗だね。」
「そうだね、秋の特別な1場面だね。」
「1場面?」
「あえっと、なんて言えばいいかな。秋の1つの形というか、1シーンというか。」
「あー、なるほどね。」
その場所ではこんな会話をした。
そして12時に着くように先生は帰り始める。
保育園に着くと教室に戻りご飯を食べた。
その後いつも通り、30分の自由時間だ。
わたしは少し歩き疲れたので、外の空気に当たりながら休憩していた。
今日は隆二は外で遊んでいた。
久しぶりの1人の時間、だけど寂しく感じた。
「お昼寝の時間ですよ、戻って来てください。」
『はーい。』
皆戻ってきた。
またいつも通り、2時間の睡眠時間だ。
その2時間後…。
私が起きると皆もう起きていた。
と思った瞬間、私の体が光出した。
過去にもない光景に私は驚き何も出来なかった。
光が無くなると何故かみんなこっちを変な目で見ていた。
私にも変な違和感があり、下を見てみると…。
なんと男の子になっていた。
そう気がついた直後に、同じ教室の男の子達から、
「あれー?あいつ男になってね!」
「ほんとだな、やーい、やーい。」
と言ってきた。
中にはものを投げる人も。
一方女の子には。
「え、あの子男の子になっちゃったよ。」
「うわーちょっとキモくない?」
「うん、気持ち悪いね。」
などと聞こえるか聞こえないくらいの声でコソコソ話していた。
「皆落ち着いて、そういうこと言ってはいけません。」
先生はやっと状況整理が出来たのか止めに入る。
だがもう遅い。
私を変な目で見る人は増え、飛んでくるものも増えてくる。
私は先生に無言で保育園を飛び出した。
泣くのを我慢して…。
そう、私はこの日泣きながら家に帰った。
「うわーん、うわーん。」
我慢してた分まで、声が枯れるまで泣きまくった。この日だけは泣かずには居られなかった。
どもっ。
性転換する話ってよく読みますが、いざ書いて見ると結構大変なんですね。
本当に書いててよく分かりました。
それだけ苦労してまでなぜ書こうとするのか…。
結局書くのが楽しいからです。
なのでこれからも僕は書いていきます。
これからも見守って頂けると嬉しいです。