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夏生詩集2

笑う太陽

作者: 夏生

太陽はいつも笑って


雲に邪魔されても


風にウィンクして結託して


太陽はでっかく笑い出す



肩をすぼめて歩くそこの人


顔を上げてみて


鮮やかにでっかく笑う太陽


雲がいたずらに陰をつくるけれど


風に吹き飛ばされて


チリヂリになっている



太陽は小さなことまで


小さな小さな実まで


しっかり慈しんで


儚いところまで眼差しを


向けているのに



何もかもゼロにしてしまうほど


強大なちからを孕んでいるのに



あんなにでっかく笑っている


あなたの頬を頭を撫でて


陰を笑い飛ばして


しまうでしょう



誰もがこのでっかい笑いの下にいる


心に陰ができたなら


笑う太陽を思い出して


晴れていたなら外へ出て


でっかい笑いに身を包まれたら


心の陰はおそれをなして


逃げるでしょう















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