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私はTER2007
「ぎゃぁぁぁぁあ」
「あぁぁぁあああ」
あちらこちらから聞こえる悲鳴
視界いっぱいに広がる血の海
その真ん中に齢17くらいの少女が立っていた
「よくやった。戻ってこい」
遠くからガタイの良い男が少女に向かって言い放つ
「はい、司令」
生気のない瞳。抑揚のない話し方。
「明日もまた討伐だ。よく動くように壊れてるところ直しとけよ」
「はい」
彼女はロボット。殺戮のための道具である。痛みもないし死ぬこともない。ただのモノである。
討伐でボロボロになった状態で司令と呼ぶ男のあとをついて行く
やぶれた服から背中が覗く
そこには
「TER2007」と彫られていた




