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はじまり
追いかけてくる
白目をむいた、毛むくじゃらの、何かが
あれが『人獣』なのか
分からない
頭が回らない
「はやく!はやく!」
僕は精一杯手を引く彼女に叫んだ
どれだけ走ったか分からない
もう限界に近いと思った時、
後ろに強い力で引かれ僕は頭を打ち気絶した
「…っっう」
少し経って目覚めると僕の目の前は赤い海となっていた
「××!!××!!どこだ××!!」
いくら叫んでも返事はない
百合奈を探そう思いたとうとした時
カツンッ
足に当たったものを見ると原型のない彼女だった
僕はショックでその場で気を失った




