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おめでたい。

「素晴らしい守りよね。」

と王妃様。

「安心して子育てできるところですね。。」

リード様だ。


王室御一家は招待客の中を進んで教会に入って行く。

普段こんな近くでロイヤルな人達を見ることがないから皆様大喜びだ。

リード様達は気さくに手を振って答えている。

治安が良いからだね、

あら、彼等の後ろにホワイトタイガーがついていって護衛してるよ。


「おや、大きな猫ちゃん?虎さんか。

先日は大活躍だったんだね。」


ガオオン。

虎男くんかな。喜んでるよ。ヴィヴィアンナ様に撫でられてるわ。

「ふふ、君の手形かい?コレ?」

例のアラン様結婚式の時配られたカードを出す、ヴィヴィアンナ様。そこに手をそっとおく虎男くん。「なるほど、ピッタリだ。」


すごいなあ。頭を撫でろと虎男くん、首を伸ばしてるよ。すっごいでかいゴロゴロが聞こえる。

目を細めて幸せそうだ。

今なら黒いゴムパッキン

(ハム○ルくん命名)

がついてる口に手を突っ込んでも

噛まれないかも。

「くーーーうううっ。」

羨ましさのあまり唸るアンちゃん。


「以前さ。マチャアキがくーうううう。といって、

その次、じゅううううーと言ったの。

多分カックラキンのコントかな。」

「見たような気がします。」

王妃様とボソボソ話してたら

「ふん、もう知らない!」

アンちゃんが怒って立ち去った。


その後。式が終わって。


教会から出てきたネモさんとローリアさん。

小鳥は唄い、美しい花びらは舞い散り、UMAたちが勢揃いだ。

領民たちのおめでとうの声。

ライスシャワー。

その中を新郎新婦が進んでいく。


「うわああっ、あれがミノタウロスなのね!」

王妃様は大興奮だ。


何とお猿さんが指揮をとってるよ。インコやオウムの大合唱だ。

ん?オペラ座の怪人じゃないか。  

ネモさん気にいったのね。

オカメインコも唄うまいじゃない。響くし。

足も上げてノリノリで可愛いよ!


「やはり凄いわネ。」

おや、アンちゃんが戻ってきた。

「護衛をしなきゃだから。アイツもチョロチョロしてるしさ。」

アンちゃんが親指でしゃくったところには、白鬼ハッキーが、パティさんといた。

「アンディ、、。」

「あア?何だよ。」

「王妃様にお目にかかりたい。」

「今から披露宴じゃねえか。呼ばれてないなら待てよ。

夜尋ねてこい。」


ハッキーが立ち去ったらローリアさんのご両親に声をかけられた。

「レイカさん!貴女には本当にお世話になって。

お食事の世話と看病をしてくださって。」


「いいえ。そんな。大した事してませんわ。」


「ローリアがまた、旧レッド家の方に嫁ぐなんて、

複雑でしたけど。」

そこで周りを見回す、ローリアさんの母上こと、トワイライト公爵夫人。

「ネモさんは素晴らしいお方。この豊かな領地を見ればわかりますわ。」


トワイライト公爵は、

「エリーフラワー様はいらっしゃらないので?

あの方にもお礼を申し上げたいのですが。」

とキョロキョロ探しておられる。


そういえば。どうしたんだろう。先週会った時は出席されると言ってたのに。


そこへアンちゃんがそっと。

「まだ内緒でお願いします。エリーフラワー様、第二子ご懐妊が判明しました。

大事をとって今回の御参加は見合わせらっしゃるんです。」


え、えええー!!

動物のお医者さん。

犬の口にはゴムパッ○ンがついている。

名言です。

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