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この世界から消える少女との一時  作者: リィズ・ブランディシュカ
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04 ただ傍にいる



 特別な事を話すわけでもない。

 何か大きな事をやるわけでもない。


 僕は彼女と共にいて、ただぼんやりとした時間をすごすだけだ。


 たまに雑談をする事くらいはある。


 別に仲が悪いわけでも、無視しあってるわけでもないんだから「天気がいいですね」くらいは喋るのだ。


 でも、だからといってこれから親しくなりたいというわけではない。


 僕達の関係は、あくまでも他人。


 よくて知人どまりだ。


 そうした時間を積み重ねていると、「なんでこんな事してるんだろう」と思う事がある。


 でも、思いつかなかった。


 たぶん、理由があって、彼女に会うわけではない。


 本当にただなんとなくとか、暇だから。


 なんだと思う。



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