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青春に贈る葬送曲 あとがき +予告

 

 この度は本作【青春に贈る葬送曲】をお読みいただき、本当にありがとうございました。


 そして、お疲れ様です。


 文章というのは『動画のように、ながら作業をしていても情報が入ってくる』というわけにもいかず、能動的に字を、文を目で追いかけないと情報が得られません。


 動画を観るよりも労力がかかっているのではないか、と私は時折考えることがあります。


 それゆえに、「ここまで読んでいただきまして、お疲れ様でした」と言わせてください。


 さて、ここから下は本作を書き終えての筆者の感想文です。


 興味なければバァーッと飛ばしても大丈夫です。


 ただ、最後の最後に新作の予告がありますので、そちらだけでも見ていただき、新作も読んでいただけたら幸いです。


     *


 さて、本作は私・長月夜永にとっての処女作でした。


 プロットや起承転結、その他小説執筆に必要な知識や技術など皆無に近しい状態から始まり、しかしエタることなく無事完結まで書き切ったのは我ながら良くやった、と思っています。


 むしろ、書き進めるうちに小説の書き方のイロハを少しずつ、本当に少しずつ学んでいました。


 おかげさまで至るところに統一感がありません。


 とりあえず執筆は楽しかったです。


 ラストが近くなればなるほど、「終わる……あぁ、終わる……終わる」という例えようのない意味不明な感情に駆られていました。


 いえ、私の中ではこの物語は終わっておらず、むしろ今作のラストで□□がやられた後、次の年を迎えて三年生が卒業、一、二年生の学年が上がった後の展開、ひいては〇〇がやられ、舞台が一変するくらいまで考えています。


 ただその前に、物語の細かなつじつまを合わせるべく、完全に書き直さなければいけませんが。


 そういえば、ここにきて急になりますが、最後まで読んでくださったあなたには、一つ謝らなければいけません。


 ラストがバッドエンドもといデッドエンドになってしまい、申し訳ありません。


 じゃあそうするなよ。なんて言われそうですが、元々そういうラストにしようと決めていました。


 あのラストを迎えるために、一五人もの高校生を生み出し、いくつもの戦いを描きました。


 いやはや、□□に霞躱撃(ヘイズレイド)で辻斬りされても文句言えません。


 脱線してしまいましたが、あらかじめ決めていたラストがあったからこそ、二〇万字近くもの文量を書けたと思います。


 Microsoft OfficeのWordで四〇文字三四行を基に換算すると、二一三ページに及びます。


 執筆期間は一ヶ月半ほどでした。


 ロクに推敲もしていなかったため、もししていたなら二ヶ月と少しばかりかかっていたと思います。


 登場人物、特に高校生たちを生み出すこともまた楽しかったです。


 とはいえ、素直にポンとできあがる人もいれば、色々試行錯誤した人もいますが……。


 割と呆気なくできあがったのは、やはり三年連中ですね。


 みんな筆者の理想像をゴリゴリに詰め込んでます。

  

 二年連中は三年連中がいなくても一人で戦える人物、あるいは仲間が揃えば力が発揮できる人物まで、バランス調整のつもりで考えました。


 一年連中はやはり一年らしくどこか不慣れな感じに……というはずでしたが、割と伸びしろのある人物ばかりになってしまった気がします。


 自己評価をするなら、全体の完成度は三割、ストーリーは二割、キャラの出来は三割、といった感じでしょうか。


 反省すべき点と、学ぶべき点がありすぎて雪崩が起きています。



■次回作について


 次回作は【葬送曲】の改稿版を……と思っていましたが、諸事情で二作目を優先的に執筆してしまっており、改稿版の執筆がまったくすすんでおりませんでした。


 ですので二作目の


【わたし、錬金術師。いま、貧弱な竜と結ばれたの。】


 を投稿していきます。


 現代世界に近しい舞台であるローファンタジーな作品となった【葬送曲】ですが、二作目はハイファンタジーです。


 もはや波に乗り遅れすぎてしまった異世界転移ものになります。



■【わたし、錬金術師。いま、貧弱な竜と結ばれたの。】のあらすじ


 錬金術を題材にした某マンガが好きな、19歳無職の満月(みつき)琉凪(るな)は、ひょんなことから名前すら聞いたことのない大陸に足を踏み入れる。


 やがて、一体の白い巨竜と契約する。


 竜といえば火を吐く――はずが、白竜は火を吐けない。それどころか魔法も使えない。魔法への耐性もない。


 いったいどこに取柄があるか分からない貧弱な竜と契約してしまった。


 加えて、錬金術を発動する錬成陣――もちろん錬金術など実際には発動しない――を描くことが趣味だったはずが、錬金術を操る、本当の錬金術師となってしまう。


 琉凪が迷い込んだ大陸では、剣と魔法、そして錬金術が存在していた。


 魔法があれば錬金術はいらない。錬金術があれば魔法はいらない。


 なら、なぜ魔法と錬金術が共に存在するのか。


 平凡だったはずの少女と、貧弱極まる竜が織りなすハイファンタジー冒険譚。


 長月夜永の第二作目、


【わたし、錬金術師。いま、貧弱な竜と結ばれたの】


 二〇一九年九月二八日(土)、連載開始。

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