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僕が恋した白い肌。  作者: RYO
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0話 忘れてしまった恋〜プロローグ〜

 

 今日も、いつも通りの静けさだ。


 辺り一面は勿忘草(ワスレナグサ)に包まれ、春の匂いが充満している。


 まるで、永遠に春が続いてくれるような。


 でも、いつか見たあの青い空はどこまでも白い雲に隠されている。



「いつかまた、一緒に遊べるといいね」


 1人の女の子が僕にそう呟いた


「うん……いつか、また。」


 そんな確証のない言葉を僕は告げる


「……じゃあね。」


「うん、バイバイ…」


 すたすたと僕は土を蹴り、駆ける


「あっ待って!」


 女の子に呼び止められ、止まる


「ん?」


 また静けさがもどる


「こ、これ。」


「……なに?これ。」


 女の子は何かを渡す


「お、お守り。また、一緒に遊べますようにって。」


「うん。ありがと。」


 受け取る


「じゃあ。」


「うん、また。」


 また、土を蹴る


 どんどん距離が遠くなる


 何かを忘れたような気がして僕は振り返る


 でもそこにはもう、女の子の影も、勿忘草も…









 あの春の匂いも無くなっていた。









「…………………………はっ!?」



 夢を見ていた。


 懐かしいような。


 哀しいような。


 寂しいような。



「…最近よく見るな…この夢。」



 でも、悪い気はしなかった。

読んでいただき、誠に感謝致します。これからギャグあり、ちょいエロあり、感動ありの作品にしていくので今後ともよろしくお願いします!

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