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神の慈悲

「ゴーレムに転生させて下さい!」

「ふむ。良かろうゴーレム転生させて...ぬ?ゴーレム?そんなので良いのか?」

「勿論です。ゴーレムになって生きてみたいのです」

「...そうか、ゴーレムか。よしゴーレムの他に能力などをあげよう。何でも言ってみよ」

「え!?能力まで...では、ゴーレムを作る能力をお願いできますか?」

「む?そんな弱い能力で良いのか?うーん、おぬしは欲がないのか...よし勝手に決めてやろう。ゴーレム転生し、ゴーレムを作る能力、そしてゴーレムを作る素材のあるダンジョンマスターにしよう。人化も必要かの、それとおまけもつけておく。これで決まりじゃ」

「そこまでしてくださるとは...」

 心の底から感謝したのは久しぶりだ。流石の神と言うところか。

「おまけはこの世界の事が書いてある本じゃ」

 神が懐から一冊の本を取り出す。焦げ茶色をした古い本だ。

「これを読んで知恵をつけとけ。それと、ゴーレムは魔力の多さで作れる数が違う。だがおぬしだけで魔力関係無しに無限に作れる様にしたわい。魔力は一般人と同じレベルじゃがおぬしはゴーレムが作れるのなら関係無いじゃろう。それでは、良い異世界ライフを」

 視界が悪くなり意識も遠退いてゆく。お礼も言えぬまま俺は意識を失った。

「ふう、やっと異世界に送れたわい。私の失態で4人目を異世界転生させてしまったわい。他の神には地球人を異世界に送る実験と言ってはいるがバレたら大恥じゃわい。地球人はわしを慈悲深いとでも思ってる様じゃがわしの恥を隠す為だと知ったら失望するじゃろうな。」

 神の小さなため息が天界に響き渡った。



 硬い土や岩の感触に目を覚ます。周りを見渡す限り岩肌で広めの洞窟であり、奥に湧水が出ている。

「妙に体が重いな。顔でも洗ってくるか」

 重い体を持ち上げゆっくり、湧水が出ている場所に向かう。

「...これ、は?」

 水に反射する自分の見た目はあの時オークションで勝ったゴーレムと一緒であった。

「神様...いきなりサプライズか。ありがとうございます」

 異世界に来たのは良いが何をすれば良いのか分からんな...そうだ!神様から頂いた本を読もう!この世界の知識が載ってるから参考にできるはずだ。本を拾い上げ読み始める。


1.この世界の言語

 この世界の言語は日本語だ。簡単に言うとファンタジーものは日本語が合うからだ。(神の好みによる。わしは日本語派)

2.種族

 言語は共通しているが、方言や、独自の言語がある種族も存在している。別種族という事で争いが起き亜人と人とで幾度と戦争が起きておる為種族関係には注意せよ。

3.ダンジョンについて

 ダンジョンは、ダンジョンマスター及びダンジョンコアが破壊されると消えてしまう。ダンジョンは発見されると脅威と判断されたら破壊される。脅威ではないと判断されたら狩場となり冒険者が頻繁に訪れる。(なのでおぬしのダンジョンは攻めにくい地形にした)ダンジョンポイントがあり、人やモンスター(自分が召喚したモンスターを除く)がダンジョン内に滞在した時間(1時間100p)ポイントが貰えダンジョン内で人やモンスターが死んだ場合もポイントが貰える。(1人300p)ポイントで部屋を拡張したり。色々な事につかえる。

4.ゴーレムについて

 ゴーレムは魔力が多いと大量生産できるが、あまり強くない。ゴーレムには種類がある。ストーンゴーレムや、アイアンゴーレム鉱石の種類分存在する。(例外もある)ゴーレムは鉱石を食べ、その鉱石の硬度によってゴーレムの硬度も変わる。

今回は例外でゴーレムが製作者となると、製作者が食べた鉱石が作ったゴーレムにも反映される。

ゴーレムの作り方。土や岩、鉱石、粘土を一ヶ所に集め魔方陣を書くそこに魔力込めれば完成(おぬしの場合は魔力を込めなくて良い魔方陣を書くだけ。魔方陣の形は適当で良い、魔力を込めるための魔方陣だからの)

 1~4まで読んだが魔方陣関係無いってファンタジー感無いな。まあ、簡単で良いか。一先ずやることはゴーレムの作成かな。モンスターは入ってくる可能性あるから太刀打ちできる戦力を用意しとこう。鉱石を食べると反映されるのか...ゴーレムになったのだから食べて見るか...

見つかったらだからね!!



 



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