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オタク死ぬ

 ゴーレム、それはユダヤ教の伝承に登場する自分で動く泥人形であり作った主人の命令だけを忠実に実行する召し使いかロボットの用な存在である。(wikipediaから引用)

 俺はそのゴーレムオタクである。小さい頃にやったド○クエを見た瞬間にゴーレムの格好よさに一目惚れした。

それから20年、色々なゴーレム出てくるゲームをプレイしてきたがそのゴーレムを越えるほどの格好よさを持つゴーレムが、今ネットオークションで売っている。

四足で立ち、背中から金属の用なものが生えている。

俺の好み過ぎる見た目だ。俺は直ぐ様ゴーレムの購入ボタンを押す。俺以外のゴーレムオタクも購入しようとしている用で競売が始まった。

 フハハハハ!残念だったな俺の趣味はゴーレムだけで他のものに一切金を使わない!更にッ!どんな高級なものでも買い取る為だけに俺はッ!大手企業に務め今や部長だッ!趣味の為に働いて生きているのだ。渡す訳にはいかん!

俺は行き成り10万円をぶっ混む。これほどの大金を払ったんだ。俺の勝ちだろう。

 ニヤニヤしながらパソコンの画面を見てたが、突然の出来事に俺は驚いた。100万で対抗してきたのだ。

 何ッ!?行き成りそんなに入れるのか!?元は1万のゴーレムだぞ!!クッソ負けてたまるかァ!

 110万で勝負する。だが...相手は200万できた。俺の頭は混乱する。

 は?マジかよ!こいつも相当持ってるな...だが、負ける訳にもいかん。

 そこから長かった。気づいた時には金額も1億を越えていた。さすがの俺も貯金が消えた。だが、勝った。そう、勝ったのだ!嬉しさのあまり叫ぶ。相手には申し訳ないが勝負だからな。相手もかなりのオタクだったな...もしくはそれほどの価値が在ったのか。

まあ良いか、ゴーレムが届くのが楽しみだ。





 あれから一週間遂にゴーレムが届いた。

ピンポーンとチャイムの音がする。

「今行きます」

 キタキタキタ!俺は大急ぎで玄関に向かいドアを開けるすると、目の前に黒服の厳つい男が立っていた。

「だ、誰ですか?!」

 黒服の男が重々しい口調で話す。

「お前が勝ったゴーレムは大変希少な物なのだ。渡して貰おう」

「あの、すみません。まだ届いていません」

「嘘をつくんじゃねエエエ!」

 男は俺の胸ぐらを掴む。

「ほ、本当です!行きなり押し掛けて来て何なんですか!?警察に言いますよ!」

「フンッ呼ばせねえよお前を殺してゆっくり探せば良い話だからよオォ!」

 男がそう叫ぶと懐からナイフを取り出し殺しにくる。

「うわああああ」

 俺は必死に逃げるが足が震えて上手く走れない。男は段々と近づいてくる。もう、駄目だ。理性がそう告げるが本能が叫ぶ、まだ死にたくないと。だが無惨にも死が迫ってくる。

「嫌だあああしびたくなあぁァああああい」

「ガハハハハ面白いなあ。もうちょっと遊びたいが上からの命令だからなぁ...残念だが殺させて貰うぜ」

 男がナイフを振り下ろす生々しい音がした後激痛が走るこうして俺の人生が終わった。



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