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現実の自分と夢の世界の自分

作者: だらだら
掲載日:2017/05/10

前作とは違う視点、表現、型から「現実」と「夢」をテーマにこの作品をつくりました。


楽しんでいただけたら幸いです。


僕は小学、中学生と年を登っていくうちにズルを覚えた。



いつの間にか僕は、宿題や課題、障壁から逃げるように、夢の世界にもう一人の自分を作り出していた。

夢で勉強するようになり、現実ではボーッと、怠けるようになっていた。

二重人格ではなかった。

現実の自分と夢の自分、二人で「僕」だと思っていた。

「僕」は夢の自分を制御できなくなっていた。


僕と夢の自分は反比例するように、性格が分かれていった。



夢の住人にとって、現実の世界は魅力的だった。それはそれは、やりたいことがたくさんあった。

食事や読書。旅行。恋。


しかし、現実を生きる僕は前向きでなかった。


夢の住人は、「僕」に生きてる価値を見出すことができなかった。

そして、

・・・変わろう。そう思った。

そこにあったのは、汚れた欲望などではなかった。

純粋な心から現れた素直な希望だった。



夢の住人に居場所を奪われ、僕はやっと気付いた。

現実がどれだけ広いのかを。心地良いのかを。そして、明るいのかを。

涙を流した。心から。悔いた、自分を。どうしようもない自分を。

ずっと僕だけが後ろ向きであった。希望を抱けなかった。

誰にも(ゆる)してはもらえなかった。



彼は、救われなかった。







僕は現実の世界を覗く。

もう、あの場にいた記憶はない。憧れの目で覗く。

しかし、希望の目ではない。

夢の世界から出たい、ただそれだけ。

光の渇いた、欲望の目をしていた。


こんにちは、こんばんは。だらだらです。

前作に引き続き「現実」と「夢」をテーマに書き上げました。

二作目もまた、ベッドの上でゴロゴロしながら構想を考えておりました。笑


一作目「現実とリアル、夢と想像」を見ていない方は是非読んでいただけると嬉しいです。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 直接的にどうにもならない現状、空想の世界に引っ張られる姿を書いていてとても共感しました。 [一言] 僕的には両者の対立をタイトルから想像していたのですが、違って純水な気持ちを綴った文章に…
[良い点] 文章の美しさ、リズム感 [一言] 2作品とも拝読しました。 詩的で美しく、繊細な文章に引き込まれました。 思春期のもやもや感、現実の重苦しさ、まどろみの心地よさ。けれど失って、奪われて初…
[良い点] もどっておいでーー。
2019/10/08 13:18 退会済み
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