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璃華の朝
(おはよー)
私の朝は達哉へのメールで始まる。
...今日も寒い。
朝が苦手だ。
学校は楽しいし行きたくないなんてことはなぃ。
しかし朝は眠いし寒い。
私にとっては一番の嫌な事なのだ。
駅までの道は若干凍結していて転びやすい私には大敵だ。
駅につく頃に達哉からのメールがかえってくる。
(おはよー。寒いね。)
お決まりなセリフ。
(本当。学校行くまでがやだよ。)
特になんて事なぃメールを交わす理由。
それは私が遠距離恋愛だから。
遠距離恋愛と言っても会ったことなどない。
最初はただのメル友。
しかしメル友だから本音も言えたし何より私を理解してくれた。
自然と惹かれていった。
「おはよー。璃華。」
電車に乗るとさととけいが話しかけてきた。
朝は毎日三人でいっている。
私はこのために自転車通学を電車通学にかえた。
たった一駅だけど…。
そーして1日が始まる。