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第一章★出会い

ジリリリリ…。

目覚まし時計の音で目を覚ました。

これから学校という戦場に向かう。

前までは、楽しい学校生活を過ごしていたのだが…

今では私にとって学校は戦場だ。

「アミに睨まれた。」

「アミにイヤミを言われた。」

などと私がやってもいない事を親友が皆に言っていたのが学校生活が苦痛になる原因だった。

前までたくさん話しをしていたクラスメイトも、親友の証言を聞いて、いつのまにか私を避けたり、ハブるようになった。親友に嫌われてしまった原因はいまだ不明だ。

嫌われ者ナンバーワンに君臨した私はいつも1人だった。

休み時間になると、私に対する悪口が聞こえないようにMDを大音量で聞きながら携帯電話をいじっていた。

この日も、いつものように携帯電話でいろいろなサイトを見ていた。すると、

‐あなたの恋を応援します。ファーストラブ‐と画面にでていた。(出会い系サイトの掲示板かぁ…高校生だけど見るだけならいいよね。)

以前から出会い系サイトがどういうものなのか興味があったし、暇つぶしにもちょうどいいから見てみることにした。

『俺は東京に住んでいる高校3年生です。毎日とても淋しいです。誰か俺とメル友になってくれませんか。返事待ってます。』というカキコミを見つけた。

(高校生が出会い系で募集しちゃダメじゃん。

…彼女募集じゃなくてメル友を募集してるんだ。)

そこで1つの考えを思いついた。

(休み時間に誰かと話していれば、淋しい思いをしなくてもすむよね…。

そうだ、この人にメールを送ってみよう。)

考えたことはすぐ行動に移す私は、彼にメールを送ってみることにした。

『サイトを見ました。私は高3の17才で、アミっていいます。よかったらお返事を下さい。』

と、ドキドキしながら文字を打っていった。

「送信!」

(ついに送っちゃった。返事が来るかなぁ。)

まさか、このメールが私の人生を大きく変えるなんて…今の私には知る由もなかった。

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