Suffocate~窒息死
解決屋の続編です!!
家に帰る道の途中でクラスメイトの石垣がいた。その近くに人が倒れていた。
「石垣!お前何やってんだ!」
俺が叫ぶと石垣はすぐに逃げた。俺は後を追おうとしたけど石垣はチャリで逃げて行った。
倒れている人をそれは同じクラスの飯塚紗江子だった。
「大丈夫か?!・・クソ!こんなとこであまり寿命を使いたくないんだけどな。そんなこと言ってられなーな」
俺は能力でその人の寿命を変えた。いま生かすことができればいいだけであって寿命を1日増やした。
その人は病院でもちろん意識が戻った。すぐに俺はそのときの状況を聞こうと思ったけど明日、石垣に聞けばいいと思った。
しかし石垣はやはり学校には来なかった。やはり石垣がやったことなのか?石垣は能力者だったのか?旬は頭がいっぱいになっていた。
「どうしたんだよ!元気ねーぞ!」
魁が言ってきた。俺は無視をして石垣のことをまだ考えていた。
「・・・・悩み事か?俺が相談に乗ってやるよ!」
「サンキュだけど大丈夫だから、今日は先に帰るな」
「おうじゃあまたな」
今日は病院によって帰ろう。助けた人に何か聞けるかも知れないし。
コンコン
「失礼します~」
何も返してこなかったが病室の扉を開けた。
「墨田くん!」
俺は昨日病院まで連れて行ったことを話した。
「そっか、墨田君が助けてくれたんだ」
「うん、それでさ昨日どうしたの?倒れてたからびっくりしたよ」
紗江子は少したってから言った。
「あまり覚えてないんだけど、だけど私の前にいきなりあらわれたら息ができなくなったんだ。私がたおれた時に‘次はいい‘そこで意識が飛んじゃって。」
「そっか。あ!後これお見舞いのフルーツ。じゃあまた来るよ。じゃあね」
「うん、ありがとうね」
俺は病室を出て、石垣についての情報を仕入れるために解決屋に向かった。
解決屋に着くと俺は鬼灯に昨日のことを話した。
「そうか、お前のクラスメイトか。]
‘次はいい‘かよくわからないな。鬼灯に石垣の情報を知りたいと話した。
「石垣ってやつの情報か。任せておけ。明日までには準備しておく」
「ありがとうございます。でわ今日は帰りますね」
そう言って俺は帰った。
「今日は金曜日か、明日は朝から仕事場に行こう」
そう言って旬は眠りについた。
「おはようございます」
俺は朝の9時に仕事場に行った。鬼灯は仕事場にいつも泊っている。
「おう、今日は早いじゃねーか」
鬼灯はそういうとすぐに自分の引き出しから書類を取り出した。
「おら、お前が欲しがっていた情報だ」
見たところざっと10ページぐらいある書類を渡された。中には石垣のことがずらっと書いてあった。
「あの、どうやってこんな情報しらべたんですか?」
「それは、、、」
「俺だよ旬! 」
そこにいたのは魁だった。
「なんでお前が? 」
そんなことを聞いたがすぐに検討がついた。なぜならこいつは情報網がすごかったからだ。
「ははは!だって俺情報屋だぜ? 」
少しの俺は黙り込んだ。俺は解決屋でこいつが情報屋。沈黙が続いた。
「まぁ、魁からはいつも情報をもらってるってわけだ。」
「で、石垣の情報なんかどうするんだ? 」
魁がそう言うと鬼灯が答えた。
「こいつが窒息死事件の犯人かもしれねーんだ」
「マジかよ! クラスメイトだぜ、おい」
魁はいつも以上に大きい声でびっくりしていた。俺はそんなのを無視して魁が集めた情報を読んだ。
「マジかよ、、、、石垣って」
俺は魁の方を見た。
「俺も驚いたよ。まさか石垣の父親と飯塚の母親が再婚していたなんてなぁ」
「なんでだ?じゃあなんで飯塚を狙ったんだ? 」
俺はかなり不思議に思った。血はつながってないが一応家族だ。俺は情報を読み続けた。
「へ~石垣の父親はいま病院にいるのか。なんでだ? 」
俺はそう言うと魁がすぐに答えた。
「なんか再婚してから体調を壊したらしいぜ」
「そうか・・・・・・!!!! 」
「魁!! 石垣の前の母親はいまどうしてるんだ!? 」
「えっとな、結構前に殺人事件で殺されてるぜ」
「わかった。いま紗江子は病院だよな? 」
「ああ、そうだけど? 」
俺はそう言ってすぐ仕事場を飛び出した。‘次はいい‘ の意味がやっとわかった。
次のターゲットは飯塚の母親だ!飯塚の母親と石垣だけが今家にいる。殺すタイミングは今しかない!俺は急いで石垣の家に向かった
石垣の家に着いたがもちろん鍵がかかっていた。インターホンを鳴らしても出てこない。
「まずいな。っち、強行突破だ!! 」
俺はそう言って扉の寿命を奪った。扉はみるみる朽ちていき簡単に家に入ることができた。
「石垣!! 」
俺は叫んだ。しかしすでに石垣は母親を殺そうとしていた。俺は石垣に飛びついた。
「やっぱりお前が犯人か」
俺はそう言いながら石垣を倒した。しかし石垣の右ストレートが俺の顔面に入った。
「クソ。イテーな」
石垣はびっくりししていた。
「お前、空手やってたんじゃないのか? それにしては弱いな」
「やってたけど? 一年間だけな」
「っは!要するに喧嘩はたいしてできねーわけか! お前も殺してやるよ」
かなりまずかった。俺の能力は戦いで使えない。しかし石垣の能力はかなり有効だ。ピンチだった。
石垣が猛スピードで突進してきた。近づけば能力を食らってしまう。俺は今までで一番頭を使って戦った。
石垣は俺はもう俺の目の前にいた。とっさに避けて、俺は逃げ続けた。
そしてチャンスがやってきた。2階に続く階段に俺は登りきり、石垣が登ってくるのを確認して俺は階段の寿命を取った。階段はみるみる腐っていき、石垣はそのまま下に落ちた。
「くそったれ! 頭打ったじゃねーか!! 」
俺はすぐに石垣の上に飛び乗った。俺も石垣をかなり疲れていた。しかし俺は最大のミスを犯していた。それは石垣の能力を忘れていたことだ。
石垣は微笑んでいた。
「これでやっと殺せるなぁ」
だんだん俺は息ができなくなった。意識が遠くなっていく。しかし俺はあきらめなかった。石垣が倒れている床の寿命を取って石垣を下に落とした。俺は落ちないように横に跳んだ。
跳んぶのと一緒に寿命を取った床に今度は寿命を与えてもど通りにした。
「石垣、お前を床下に閉じ込めてやったぜ」
「出せよ、おい!! 」
「出たらしっかり自首するか? 」
「・・・わかったよ、自首するから出してくれ! 」
「わかったちょっと待ってろ」
俺は床に大きな像があったら石垣がいる床の上に置いた。
「じゃあ今だすな」
俺はそう言って床の寿命を取った。そのとたん石垣は叫んだ。
「俺が自首するだと? ふざけんな!! 今殺してやるよ!! 」
だが石垣は上から降ってくる像の下敷きになった。
「お前はそこで頭を冷やしてろ!! 」
俺はそう言って石垣を放置した。飯塚の母親はまだ目を覚まさない。気を失っているだけだから大丈夫だろうと思ってそのままにしていた。
「なんで俺が飯塚たちを殺そうとしたのをわかったんだ? 」
「魁、いや、飯塚に教えてもらったんだ。お前らの親のことを」
「そうか、許せないだろ? 飯塚の母親は自分の夫を殺して、さらに俺の母親まで殺して俺の父親と結婚したんだ。当然俺は父親は拒否したよ、だけどあいつは飯に毒を入れやがった。
それで父親は病院生活って訳だ。無理やり結婚させやがったんだこいつは!! 」
俺は石垣は悪くないと少し思った。
「復讐か、俺も復讐したい相手がいるんだ。でもお前はそんなことをしなくても解決できるよ! 」
「どういう意味だよ? 」
「俺がいるだろ! 俺ら解決屋が!! 」
石垣は笑っていた。俺は自分で言って恥ずかしかった。
「解決屋かぁ、そのうち相談しに行くよ」
「ああ、いつでも来い! ・・・あと一つ聞いていいか?? 」
「なんだ? 」
「お前、何で関係のない人を殺したんだ? 」
そうだ、初めは殺人から始まったんだ。俺は今になって思い出していた。
「俺もわかんねーんだ、体が言うこと聞かなくて、制御できなかった。誰かに操られてるようだったよ」
「どういうこどだよ!」
「俺もわからねーんだって、まぁ俺は警察に行ってくる、こいつと一緒にな」
石垣は飯塚の母親に指をさした。
「あ、ああ」
俺はあの殺人事件は石垣の犯行だと思っていた。俺は外に出た。
「人を操る能力? 」
そう呟いた。そのとたん石垣の家の中で大きな音がした。中に入ってみると、飯塚の母親は像の下敷きになっていた。しかし一度つぶされたくらいでは死なない。
「なにやってんだ! 」
俺は叫んだ。石垣はこっちを見た。
「墨田、俺を止めてくれ!! 」
そう言って石垣は再び像を持って飯塚の母親の上に落とした。
俺はすぐに止めに行った。まず像の寿命を取って腐らせた。
「大丈夫ですか? 」
「う 、痛い 、助けてよぉ 」
意識はあった。俺は寿命を少し上げた。そのあと病院に送れば何とかなると確信したからだ。
「石垣!何やってんだ! ・・・石垣。 」
もうそこには石垣はいなかった。俺はすぐに飯塚の母親を病院に送った。
一段落つくと俺は鬼灯に報告した。
「そんなことがあったのか。今日はもう上がっていいぞ。よくやった」
「はい」
俺はそのままどこにも寄らずに家に帰った。
「だれの仕業だよ」
とずっと呟いきながら。
読んでくださりありがとうございました。次回作もぜひ読んでください