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【電子書籍化】悪役令嬢に転生したのでノリノリでなりきりしてみたところ、何故か溺愛されている気がしますわ!?【発売中】  作者: 下菊みこと


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お泊まり会の終わりですわ!

今日はお泊り会最後の日ですわ。今日は最後にお花畑に行くことにしましたわ。


「わー、綺麗に咲いてますねー!」


「流石ミシュの領地だね。きちんと管理された素敵なお花畑だね」


「ありがとうございます、殿下。ここはこの国有数の観光地でもありますの。そう言っていただけると光栄ですわ」


「ありがとうございます、王太子殿下」


目の前には一面に広がる向日葵畑。ここは領内でも一番の観光地ですわ。しばらくみんなで景色を楽しみながらたわいない話をして歩きますわ。


しばらく歩くと休憩スポットがあり、そこで販売しているサンドイッチやソフトクリームを買い、みんなで食べますわ。そしてお土産の品を買って、もう一度景色を楽しみ、そろそろ帰ろうかとなった時にお従兄様からストップがかかりましたわ。


「ねえ、今からまた海に行こう?」


「え、でももうすぐ真っ暗になっちゃいますわよ?」


「だからだよ。ほら、早く!」


こんな時間に海に行くなんてどうしたんだろうとは思いますが、お従兄様に素直に従います。目の前には真っ暗な海が広がっていますわ。


「わあ、真っ暗な海もこれはこれで綺麗ですねー!」


「波の音も静かで心地いいですわ」


しばらく海を眺めていると、ひゅうと光が上がり、どーんと光の花が咲き始めました。遅れてひゅーう、どーんと音が鳴ります。花火です!


「わあ!花火ですわ!」


「さすが従兄上。お見事です」


「そうだろう?」


「素敵なサプライズ、ありがとうございます。さすがはトゥーサン様ですわ!」


「これはすごいね。素直に賞賛するよ」


シルヴェストルもお従兄様を褒めています。珍しい。


「ふふ、当然だよ」


ですがこの花火、いつもと様子が違います。いつもなら速射連発で夜空に沢山の花火が上がるのに対して、今日の花火は一発一発丁寧に打ち上げられています。しかもなんだか昼間見た向日葵のように大輪の花を咲かせているのです!


「なんだか今日の花火は特別ですわね?」


「さすがはミシュだね、気付いた?これは東方の国から取り寄せた特別な花火なんだ」


「そうなのですね、さすがはお従兄様ですわ!」


「海外ではこんな素敵な花火が上がってるんですねー!」


「とても美しいですわ。さすがトゥーサン様ですわ」


こうして綺麗な夜空に包まれて、私達のお泊り会は終わりましたわ。素敵な夏休みになりましたわ!

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