夏です!山です!バーベキューですわ!
夏です!山です!バーベキューですわ!
ということで今日はみんなで山に遊びに来ましたわ。準備は前日からお従兄様の使用人達がしてくれているそうですわ。山の中の川辺で美味しそうな香りがして、早くもお腹が空いてきましたわ。
「殿下、私もうお腹が空いてきてしまいましたわ」
「ミシュも?ふふ。僕もだよ」
「おやおや、気が早いな。牛バラ肉なんだから低い温度で一日かけて、蒸し焼きにしないと柔らかくならないよ」
そう。バーベキューは牛バラ肉を低い温度で一日かけて蒸し焼きにして、骨から簡単に取れるくらい柔らかくして食べるものなのです。とっても美味しいのですが、その分使用人達の準備がとても大変なのです。
「僕もすごく楽しみですよ、義姉上。こんな機会でもないとそうそう食べられませんからね」
「私も楽しみよ。準備してくださってありがとうございます、お従兄様」
「うん、みんなで楽しみたいからね。当然だよ」
お従兄様はみんなで遊ぶのが好きで、いつも入念な準備をしてくださいますわ。優しい従兄を持って幸せですわ。
「まあ、昼になるまでまだ時間もあるし川遊びでもしようか」
そう言ってお従兄様が取り出したのはライフジャケットとボディボード。さすが用意周到ですわね!
「ちょうどこの辺りの川は浅くて流れが緩やかですからいいな。さすがトゥーサン」
「第二王子殿下、そんなに褒めてもスイカしか出ませんよ」
そういうといつの間にか川の水で冷やしてあったスイカを取り出すお従兄様。
「おー!見事なスイカですね!」
「ソランジュ、よだれ出てるよ」
「え!?」
「あはは、冗談だよ」
「もう、第二王子殿下ったら!」
イチャイチャしてるなー。
「そうだ!せっかくならスイカ割りもしませんか?」
「おお。オリアーヌ、ナイスアイデア」
「じゃあじゃあ、私が目隠ししてやりますよー!」
「ふふ、でもまずは川遊びからね」
「そうですね、ミシュ様!」
そうして川遊びをしばらく楽しんだ後、いよいよ食事タイムです!使用人達がお肉や野菜を切り分けて盛り付けてくれます。椅子に座ってテーブルで食事を始めます。
「…んー!美味しいですわ、!」
「肉が柔らかくなっていて口の中でほどけるようですね、義姉上」
「やっぱりバーベキューは最高ですねー!」
「うふふ。この後スイカもあるから、食べ過ぎないように気をつけてくださいね、聖女様」
「女の子達はもうちょっと食べて。ほら、お肉」
お従兄様が自ら女性陣のお皿にお肉をのせます。
「まあ。ありがとうございます、トゥーサン様」
「うん、どういたしまして。みんなもいっぱい食べてね」
「はい!」
そうしてバーベキューを楽しんだ後、次はスイカ割りです。ソランジュが目隠しを付け、私達が指示を出します。
「聖女様!もっと前ですわ!」
「ソランジュ、もうちょい右!」
「あー、行き過ぎ行き過ぎ!ちょっとだけ左!」
「あともうちょっと前です、ソランジュ様!」
「この辺ですかー?」
「そう、そこ!」
「叩け!」
「えいっ!」
だん!だん!と音が鳴りスイカが綺麗に割れました。早速みんなで切り分けて食べます。
「ちょっと塩をかけると美味しいよ」
「わあ、本当ですね!美味しい!」
「ちょっと種が多いけどすごく美味しいですわね」
「まあ、私の選りすぐりのスイカだからね!」
そうこうして楽しく美味しく食事を終えて、再び川遊びを楽しんで暗くなる前に帰りました。一頻り遊んで疲れたので今日もゆっくり眠れそうです。明日は何をして遊ぶのかとっても楽しみです。




