ご褒美ですわ!
王妃殿下から、またお呼ばれしましたわ。今日は難民支援が上手くいっていることを褒められましたわ!
「ミシュリーヌ。おかげでなんとか難民支援も上手くいっているぞ」
「よかったですわ!」
「して、褒美の品は何が良い?」
「え…?ほ、褒美の品なんて!大丈夫ですわ!」
「いいから受け取れ。遠慮などいらん」
王妃殿下は笑って言いますが、褒美の品と言われてもはどうするべきかわかりませんわ。
「なんでも欲しい物をくれてやる。どうする?」
「なら…」
私はおずおずと口を開きますわ。
「なんだ?」
「超級ポーションの素になる薬草を、無理のない範囲で譲っていただきたいです。薬湯の温泉とか期間限定でやったら国民達も喜ぶかなって思って」
「…ほう。私利私欲ではなく国民達のためと。よかろう。教会に掛け合って無理のない範囲で譲ってやろう。好きに使うが良い」
「ありがとうございます!」
というわけで、私の褒美が決まりましたわ。
「本当に心が綺麗だな。大変結構。では、褒美を取らせるので少し待て。後日屋敷に送ろう。では、用は済んだので下がって良い。此度は本当に助かった。ありがとう」
「こちらこそありがとうございました。では失礼します!」
後日本当に大量の薬草が届きましたわ。




