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【電子書籍化】悪役令嬢に転生したのでノリノリでなりきりしてみたところ、何故か溺愛されている気がしますわ!?【発売中】  作者: 下菊みこと


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甘いものを貢がれすぎですわ!

部活動紹介から早数日ですわ。いよいよ学園生活も本格的に始動し、大分新しい生活にも慣れてきましたわ。しかしあれ以来なかなか悪役令嬢として振る舞う機会は訪れず。そんな中で、最近私を甘い誘惑が襲いますわ。


「お嬢様、今日はアップルパイを焼いてみました!食べてくださいますか?」


「ありがとう、ソランジュ。いただきます!」


このようにソランジュから甘いものを貢がれたり。


「ミシュ様。よかったらクッキーを食べていただけませんか?私の手作りなのですけれど、ご一緒に食べたいです」


「ありがとうございます、ナディア。いただきます!」


このようにナディアから貢がれたり。


「ミシュ様、私手作りのバターレーズンサンドご一緒に食べませんか?」


「いただきます!」


このようにオリアーヌから貢がれたり。


そう。寮生活が始まって、寮の調理室が時間限定で生徒にも開放されてからというもの、みんなお菓子作りにはまったようですわ。出来上がった美味しいお菓子が全部私の手元に来るようになったのですわ。


太らないように上手くコントロールしなければなりませんわ。でも美味しいし嬉しいから受け取ってしまいますわ!そんな中、さらに誘惑が増えますわ。


「ミシュ、美味しいことで評判のお店のケーキが手に入ったんだ。よかったら一緒に食べよう」


「殿下、ありがとうございます!」


シルヴェストルからお茶の誘いを受けたり。


「ミシュ、よかったらこれ一緒に食べない?」


「チョコレートパフェ!?ありがとうございます、第二王子殿下!」


セラフィンからお茶の誘いを受けたり。


「義姉上、ドーナツを一緒に食べましょう」


「食べますわ!」


ルーセルからお茶の誘いを受けたり。


「ミシュ、よかったら一緒にパンケーキ食べる?」


「ありがとうございます、お従兄様!」


お従兄様からお茶の誘いを受けたり。


なんだか最近、みんなが私を誘惑してきますわ…なんで…?いや、美味しいし、甘いものが大好物ですから嬉しいんですけど…。


「ミシュ、どうしたの?ぼーっとして」


「いやあの、殿下…なんだか最近…みんな、私を甘いもので誘惑していませんか…?」


「…あー、バレちゃったかぁ」


バレちゃったって何ですの!?


「殿下?どういうことですの?」


「そう怒らないで。今までみんなちゃんと我慢してたんだから」


「我慢?」


何の話ですの?


「いやぁ、ほら?ミシュって食べ物をすごく上品に、けれどとても美味しそうに食べるでしょう?見ていて気持ちが良いんだよね。可愛い顔して食べるから、ついつい食べ物を上げたくなっちゃうっていう。まあつまり、みんなミシュが大好きなんだよ!」


いやぁ…そう言われましても…。


「…でも、太っちゃいますわ」


「そうそう。大人達もそう言って、さりげなく僕達がミシュにおやつを分けてあげるのを阻止してきてさ。そのせいで寮生活が始まる今までの間、ミシュにおやつを分けてあげるのをお預けされていたんだ。だからみんな今、ミシュが幸せそうに自分の作ったり買ったりしたおやつを食べてるのを見て癒されてるんだよ。わかってくれるかい?」


ええー。


「でもー…」


「美味しいもの、好きでしょう?」


「うう…」


こうして結局私はシルヴェストルに丸め込まれましたわ。


みんなから餌付けされ続けてしばらくが経ちましたけれど、お肉が胸とお尻に行ってくれてさらにメリハリのあるぼんきゅっぼんなナイスバディになりましたわ!思わぬ副産物ですわ!


「やったー!プロポーションが良くなりましたわ!」


「お嬢様、よかったですね」


「うふふ。ありがとう、ネル」


悪役令嬢により相応しい身体になりましたわ!嬉しいですわ!


「でも、それなら我慢せずにもっとたくさん食べてもいいかしら?」


私が鏡の前でそういえば、リゼットが慌てますわ。


「ミシュお嬢様?何がそれなら、なのかはわかりませんが、食べ過ぎは禁物ですよ!それでなくても最近、皆様からおやつを貰いすぎなのですから、むしろ食事量を減らしてもいいくらいです!」


「でもほら、お腹周り太ってないですわ」


「はい。だらしない身体にならず安心致しました。でも、体質なんて変わるものです。太りやすい時期にこれまで通り食べていては、すぐに太ってしまいますよ?」


ぐぅ。正論パンチですわ。


「…腹八分目で我慢しますわ」


「さすがはミシュお嬢様です」


「お嬢様、頑張って」


ネイも応援してくれるので、頑張りますわ。


「いくら今太ってはいないとはいえ、今後のことを考えるとそろそろダイエットも必要ですね。食事制限はミシュお嬢様には向きませんし、皆様からおやつを貰った分だけ運動するようにしましょうか」


「運動ですの?」


「はい。手始めに縄跳びなどいかがでしょうか?」


「縄跳びですのね。それなら頑張りますわ」


縄跳びをどこからか出して準備し出すリゼット。


「では、皆様からの差し入れは禁止しませんので、貰ったら食べた分だけ縄跳びをするようにしてください。さあ、とりあえず今日の分として一千回飛んでみましょう、ミシュお嬢様」


「え!?千回もですの!?」


「さあ、私が数えますので。数字は気にせず飛び続けてくださいませ、ミシュお嬢様」


「ええ!?」


「お嬢様、頑張って!」


ということで普段は私に甘いはずのリゼットの厳しい指導のもと、きちんとダイエットにも取り組むことになりましたわ。いくらたかが縄跳びとはいえ、千回はきついですわ!


まあ、エネルギーを消費するにはいい運動ですけれど、休憩挟まず一千回は厳しいですわ。でも、今日も差し入れを持ってくるみんなに要らないですともいえず、今日も私は元気に縄跳びをしますわ。

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