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愛・そして恋のシリーズ

束縛してもいいよねっ「ねっ?」

作者: リィズ・ブランディシュカ



 私は部屋から目を離さない。


 絶対に、絶対に。


 離れなくちゃいけない時は、代わりに監視カメラで見つめてもらうの。


「だってその部屋には」


 誰よりも、何よりも愛おしい、大切が入ってるから。





 私は今日も彼とおしゃべり。


 昨日もおしゃべりして、今日もしゃべれるなんて幸せ。


 きっと明日も同じだよね?


「おはよう! あなたの大好きな私が来ましたようふふふふふふふふふ」


「ひいっっ!」


 大切なものは目に届くところにおいておくの。


 じゃないと安心できないわ。


 ねっ?


「ウン、そうだね!」






 束縛してもいいよねっ?


 だって愛してるんだもん。


 お母さんだってやってたよ?


 だからおかしくなんてないよねっ。


 私の許可なく移動したらだめだよっ?


 私の許可なく人にあったりしたらだめだよっ?


 私の許可なく電話したらだめだよっ?


 私の許可なく、


 私の許可なく、


 他の人を大切にしたりしたら、許さないんだからねっ!


 あっ、大丈夫か。


 だって、許可なんて出さないもんっ。


「頼むからもっと自由をくれよ」


 えっ何か言った?





 今日は用事があるからここまで。


 残念。


 でも大丈夫、早く帰ってくるからねっ。


 ちゃんと遠くからでもカメラで見守ってるからねっ。




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