始まりの異世界転移
1.
社畜。
それは、現代社会においては、欠かす事の出来ない
会社という組織の奴隷。
そんな社畜と化して、早15年。
私、葉山秋陽は今日も今日とて、楽しいサービス残業という名の労働をしておりました。
ブラック企業に15年も勤めていると、常からのパワハラやモラハラ、さらには外界との接触などほとんど無いため、最早一般常識や時間の感覚など麻痺してしまい、何が正解かなどどうでもよくなってしまうのです。
さて、今日も残業が終わり家路に着くと、俺は道端の自販機でビールを買って、飲みながら帰った。
さっきと、一人称が違う?
馬鹿やろー!ありゃ、外行きの仕事用だ!
毎日毎日、睡眠時間削って残業までして、休みも無しで働いてるのに、上からは怒鳴られ馬鹿にされ、
後輩からは、突き上げられ、陰口まで叩かれる!
出世もして無いのに、ふざけんじゃないよ!
呑まなきゃらってらんねぇの!
星も見えない夜空に向かって、俺が愚痴っていると、ある違和感を感じて、周りに目をやる。
すると、あら不思議!同じ夜だが、見た事も無い草原と森、そして近くからは波の音が聞こえていた。
「・・・・・・此処、ドコ?」
はじめまして!
これからよろしくお願いします。
転移した『元社畜』葉山は、これからどうなってしまうのか?
よろしければ、しばしお付き合いください。
(文章力が、欲しい。泣)