いざ 世界へ1
ペガサスに のって 初めてみる 世界
空をとぶなんてこともはじめてだけど
世界ってひろい
箱庭でしか なかった 離宮
一国の 王女のはずなのに 服は いつも 着た切り
それでも ステファが 刺繍などを ほどこし 綺麗に飾ってくれていた
それが 気に入っていた
それが 普通ともっていた
離宮には 家具も そう おいてなく ベットと ミニテーブル
でも 本棚のなかに 絵本がいくつか おいてあった
ステファに 字をおそわりながら
小さいときは 読み聞かせしてもらいなが
楽しみのひとつだった
絵本のなかに でてくる お姫様のドレスが とても きれいで いつか来てみたいとおもうようになり
ねだってみたけれど 困ったようんな 顔になり この 服を つくってくれた
離宮のすぐそば ひときわ大きく 輝く お城がみえた あれが 本宮
あそこで 私はうまれたと きいていた そして そのお城を 囲むように 町が ひろがっていた
さらに むこうには お城よりも おおきな
建物がああった
なんだろうっておもっていると
「ちっ!
!みつかったか」
その言葉とともに
ペガサスが急に 高度をあげる
きゃああああああああ
びっくりして おもわず悲鳴を あげると
「すまない 驚かせた しっかり 捕まっていろ」
そうゆうと ペガサスの スピードがはやまった ゆっくり 飛んでくれていたんだと 改めて
気づく
もう 1頭の ペガサスにのった ひとが
声をかけてきた
「 殿下 ここは あの 森を抜けたほうが よいかと」
「 しかし あそこは 魔の森だぞ 魔物がおおくでるんだぞ そんなとこに
子供と女性を 連れていくには 負担が おおきすぎる」
そんな 会話のさなかにも
ひときわ おおきな 建物のほうから 黒い 不気味な光が こちらに
むかってくる それを 避けながら この会話 余裕だな
わたしはとういと こわいので 殿下とよばれた 人の 背中に 顔をうずめている。
「おそれながら 殿下 わたくしなら 大丈夫です ヒールもつかえますし 攻撃魔法も いくつか つかえます
ステファの声 ステファって 魔法つかえるんだ みたことないけど
使えない私の たえだったのかな