20 公爵家に帰還
20話目
ーーー サイド シン ーーー
公爵家に帰還して、夕飯を皆で食べて、お風呂に入った後はいつものエロビデオ観賞会です。
100インチモニターの前には十数人が整然と並んでイスやソファーに座り熱心に観賞しています。
異様な熱気に包まれています。たまに議論が起こる事も有ります。「あれは何をしているのか?」とか「あんな事して大丈夫なのか。」とか「あれは気持ちの良いものなのか?」と女の人に直接聞いています。
「すんごく気持ちいいわよ。」と素直に答えている女の人もいます。まあ、主にシルバーさんですが。
そうした議論に加えて映像に刺激されたカップルが幾組が興奮してモニターの前を離れ部屋に突撃するのだった。
まあ、今はもう僕はモニターの前に居無いのですが、機械の操作もそれ専用の使用人がやってくれています。
僕もう不要何ですが、何故か今だに僕の部屋で鑑賞会は続けられて居ます。機材貸してあげるって言ってるのに頑なに固辞されて居ます。
独特のこの雰囲気が超迷惑です。モンモンですよ。
ふーっ。
今自分のベッドの端に座っています。
10人ぐらいが楽に寝られるベッドには今、幼竜とギーちゃんそれに勇者が大きな顔をして、ど真ん中で大の字で寝ています。安らかな顔をしてグッスリデス。
チョットムカムカプンです。
僕も安らかに全てを放り出して寝たいです。
でもやる事が有るのです。
部屋に来て貰った女の子2人に頼み事が有るのです。
2人は呼ばれて緊張しています。
まあ、こんな淫靡な雰囲気の処に呼ばれれば緊張もするでしょうね。
どう見てもそう言うご用事で呼んだとしか思えません。
げへへへへっ、心の準備出来てるやろな、げへへへへっ。
てな用事で呼んだのでは無い、残念ながら。
うん2人とも顔を赤くして緊張してます。
後ろではエロ画像が流れて居るのだ。本当なら僕も緊張する場合だけど、まあ、そんな事言ってられないんだよね。
呼んだ2人に説明する。
呼んだのはサンキュパスのマリアちゃんと淫魔のササラちゃんである。
他人が見たら、どう見てもその所為での為に呼んだとしか思えないものね。
「マリアちゃんの能力、膝枕だったけ。」
「ち、違います。私の能力は・・・。」
「まあ、冗談はさて置き。君たちの持っている得意な能力で勇者を攻撃して欲しいんだ。お願いできるかな?」
「わ、私達の能力・・・。」
「で、でも、攻撃なんて出来ませんよ。」
小声で2人に告げます。『大丈夫知っているのは僕だけだから皆には内緒にして置くからね。安心して欲しい。』
と、言っても不安そうな顔で2人は顔見合わせて居ます。
「それに攻撃ていうか、これは勇者の修行のひとつなんだよ。」
「修行ですか?」
「そう、本当はSPを使って取得したかったんだけど、SP使い切っちゃってて、勇者様手持ち0なんだよね。」
アイテムボックス先に取らせたのは失敗だったかな、でもそれも必要だったんだよね。
「今日の勇者様の戦い見ただろう苦戦していたのを。」
本当に役立たずだったよね。戦ってSPと経験値をもっと稼いでレベル上げしないとイケないのにあの体たらく。
「だから、精神攻撃耐性取らせる為に、眠ってい勇者様に君たちの能力で攻撃して欲しいんだ。どうしても必要なんだお願いするよ。この通り。」と言って頭を下げる。
お願いに弱い2人は。
「「分かりました。頑張ります。」」
頼られると弱い、マリアとササラでした。
良い子たちだね。
勇者の寝ている両脇にチョコンと座った2人は能力を発動させる、空気を吸う様に自然体で何の抵抗も無く勇者は淫靡な世界に落ちていく。
落ちていく、深く、深く、どこまでも深く。
どんな世界が織り込まれて居るのか傍から見ている者には解らない。
聞いた処、術を掛けているマリアもササラにも分からないらしい。何と無く抵抗が少ない方に導いているだけだと言うことだ。
小一時間程で、最初何と無く、にやけ顔だった勇者の顔が油汗を流すようになり、苦悶の表情に代わって数分、物凄い抵抗をはじめ手足をバタつかせた後、唐突にガバッ起き上がり。
「うわっあああっ」と叫び声を上げ、ぜいはぁぜいはぁと荒い呼吸をしていた。
両脇に居たマリアとササラも顔面蒼白に成り怯えて震えてビクビクして居る中。
シン一人だけ満足そうにうんうんと、結構早く精神攻撃耐性を取得出来た。よしよし。これで寝られる。と満足そうにしていた。とさ。
マリアとササラには後でお礼に、好きな魔法を取らせてあげるね。と約束して自分達の部屋に帰ってもらいました。
もちろん、勇者様は放置です。アフターケアーなんてしません、今日役立たずだった意趣返しです。
我ながら心の狭い事です。しょうがない。これが僕です。
シンはその後漸くぐっすり眠る事が出来だのでした。
明日はスタンビート第二弾です。
今まで以上に大変です。
次が一番物量的に、多数の魔物が襲い掛かって来るそうです。最後の大物が来る第三弾も厄介ですが。その前の第二弾で消耗しきれば大変な事に為ります。
と言う事で明日は特設ステージで魔物たちを歓迎致しましょう。
準備万端で迎えるてやります。
ありがとうございました。




