19、ライバル登場?
2年ぶり、あれ?3年ぶりかな?・・・。
ーーー サイド シン ーーー
淫獣を鳥の使い魔に連れ去られてしまい、淫獣討伐のクエスト失敗です。
まあ、そんなクエスト受けてませんが。
目の前に自分と同じくらいの子供が立っています。
12歳ぐらいの男の子・・・⁉・・・?
男の子?なんか女の子に見えますが?
ライバルが女の子なのは困りますねぇ。
日本人としては女の子をいたぶるのは、非常に外聞が悪いですね。
ここはクロさんとシルバーさんに頑張ってもらいましょうか。
彼らなら異世界人なのでその辺はシビアでしょうから。
なんて逃げの思考に浸って居ると。
クロさんが大声を上げました。
「お前ギーだろ。ギーだよな。おおーっ。久しぶりだな。って言うか、お前、今まで何処行ってたんだ。探してたんだぞ。」
無造作に近づいて行くと、背中をバシバシとぶっ叩いています。
どうやら、クロさんの知り合いらしいですね。
イネスさんとも知り合いでしたし、世間は狭いですね。
と言うか流石に長生きの竜種、顔が広いですね。
これで丸く収まるのかな?と思っていると。
ギー君とやらが、憎しみのこもった目をして。
「お前の所為だろうがー。」
と、ひと声吠えて、憎しみの込められた全力の一撃、ボデーブロウを叩きこみました。
「ぐふっ。」と、口から血を吐きながら、身体をくの字に曲げたクロさん。
突然、クロさんは「ぐわっはははっ。」と笑い出し。
嬉しそうに「中々やるようになったじゃないか。」
と、言って情け容赦なく反撃のパンチを叩きこみました。
本気の一撃を受けたギー君は、吹っ飛び地面を転げ回り、ズタボロになり、バウンドして止まりました。
手足があらぬ方向に曲がっています。
ピクッとも動きませんが。
えっ、死んだんじゃ無いの?
大丈夫?これ?
いかに異世界とは言えやり過ぎじゃ無いかなぁ?
とか、思っていると。シルバーさんがクロさんに近づいて行き、「自分の妹に何してるのよ!」
と、怒りの一撃を顔面に叩き込んで、地面にクレーターを作り、めり込ませています。
シルバーさんは素早くギー君に駆け寄ると、ヒールを掛けています。
殴るよりヒールの方が先だったんじゃないかなあ?
と、素直な感想が出ても仕方がないよね。
ドラゴンさん達のやる事は乱暴でいけませんよね。
て、言うか、この娘もドラゴンだよね。雰囲気が、纏っているオーラが尋常じゃないし。妹って言ってるし。
クロさんは、何事も無い顔してクレーターから出て来て、何言ってんだって顔をして「妹ってなんだ。ギーは弟だぞ。」
「馬鹿ねギー君は妹よ。確かに前に会った時は若くてオスかメスか分かりにくい頃だったけれど、それでも、メスっぽい匂いはさせてたわよ。」
「えっ?まじ!」
シルバーさんのヒールで回復したギー君、改め、ギーちゃんはまたしても憎しみのこもった目をしてクロさんを睨みつけました。
「我は女の子だ。我に好きな人が出来たと、兄のクロに伝えたら、こうすれば相手はいちコロだ。と言うアドバイスの言葉を真に受けて、実行したら、絶望した顔をされて逃げられた。」
「確かにいちコロだった。」
シルバーさんが「それって、私の兄の事よね。」
「確かにあの頃ギー君と付き合いだしたと言ってたわ。」
「それが突然、俺は絶望した【瞑想の僧院】に入ると言って、現世から解脱したので、ビックリしたのよ。」
「【瞑想の僧院】ってなんだ?」ギー君が聞いています。
シルバーさんが説明してくれます。
「【瞑想の僧院】って言うのは。身体や心に立ち直れ無い程の傷が出来た時入る、絶対結界にに守られたドラゴン達の聖なる寺院の事よ。そこで傷が癒えるまで休眠状態に成って過ごすのよ。」
「・・・。じゃあ、あの時。」
「そう、あなたに最後に会った、あそこに【瞑想の僧院】が有ったのよ。私の兄を追いかけて来て、あそこで兄の気配が消えたのを勘違いして、私とクロがあなたの最愛の人を殺したと思って、怒りに任せて山が形を変わるほどの攻撃をしたのでしょうが。本当は只【瞑想の僧院】に入ったので気配が消えただけなのよ。」
「では我は、勘違いを・・・。」
「えっ?そうだったの?俺はまた、ただの腕試しで突っかかって来たのかと思った。」
クロさんが空気読まない発言をしてシルバーさんに睨まれています。
「そんな事をするのはブラックドラゴンのオスだけよ。」
「それで、クロに何てアドバイスもらったら、私の兄をあそこまで絶望させられるの?あんなに仲が良かったのに?」
途端にクロさんがうろたえだしました。何かブツブツと言ってます。聞いて居るとどうやら、「あの時は男だと思っていたから、ああ言っただけで、俺は悪くない。」とか言ってます。犯人が白状していますね。
「アドバイスの内容は、俺の様なムキムキの筋肉質の人間に変身して素っ裸で、なるべく巨大にしたチ〇チ〇の根元を持ってブンブン回転させながら迫ればどんな相手だっていちコロだって言われた。」
はい。アウトー!
そりゃあ、可愛い女の子だと思っていた相手から、そんな迫られ方したらトラウマもののショックを受けるだろうさ。
むしろそんな迫られ方して落ちる女の人が居る訳ない。
シルバーさんが激怒して。
「女の子に何て事をアドバイスして居るのよ。バカじゃないの。」
クロさんがオロオロしながら「だってギーの事、男だと思ってたから、自分でうまくいったやり方を伝授しただけなのだ。」
えっ、うまくいったやり方?
うまくいった相手って言ったら、えっ、シルバーさんだよね。ええっ⁉
あんなチ〇チ〇ブンブンで落ちたの?
ここに居たよ、そんな女が。ビックリ。
皆がシルバーさんにジト目を向け向けています。
今度はシルバーさんがうろたえだしました。
「違うの。こんなバカな方法で迫る様な人、私が付いてい無くちゃ何をしでかすか分からない、と言う使命感で・・・ついほだされて・・・。まあ、ちょっとは男らしいとは思ったけれど・・・。」
思ったんかい!
心の中で、せーだいに突っ込んじゃったよ。
シルバーさん、顔を真っ赤にしてうろたえている姿は可愛いですが、内容がチ〇チ〇ブンブンですからね、残念過ぎます。
疲れました。もうお家帰りたいです。
スラムの住人も避難させられたし、良しとしましょう。
ギーちゃんも公爵の屋敷に来ることに成りました。
一応は仲直り出来たようで良かったです。
すみませんでした。一応は再開です。




