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17 淫獣戦と5人娘の戦い、レベルアップ終了。 


 --- サイド クロエ ---


 まったく、周りの状況も考えずに、マリアとイチャイチャなんかしているから気絶させられちゃうんです。


 ご主人様ダメダメです。


 淫獣はパワーアップしている様で、触手攻撃だけでなく遠距離攻撃もして来るようになりました。


 石礫のような固いものが飛ばされて来ます。

 

 当たったら死んじゃいそうです。


 流石にアデイラも盾を持ってご主人様を守っています。


 マリアは相変わらずご主人様を膝枕しています。

 ぶれません、ある意味凄いですね。


 キリナは石礫は避けられるのに触手攻撃にいい様に弄ばれています。「あうっ」とか言ってます。謎です?


 ササラはレベルが上がっても動きがのろいので盾の陰に隠れて鈍器を振り下ろすだけの簡単なお仕事をしています。

 

 私達は淫獣の気絶攻撃を何故か受けませんが、ご主人様と勇者様とガバナスさんは起こすそばから眠らされます。


 精神攻撃の耐性が低いようです。


 困ったものです。


 積んでます。


 『鑑定さん、何とかなりませんか?』


 『分かりました。何とかしましょう。先ずマリアにレベルアップしてもらいます。』


 『聞いたね、マリア、ササラと代わって触手叩きをして下さい。』


 嬉々としてマリアに代わって膝枕をしようとしているササラに言います。『膝枕はしなくて良いです。盾でマリアの守りを固めてあげてください。』


 え~っ、って顔をされますが無視です。無視。


 『マリアは、凍った触手を叩いて早くレベルアップしてくださいね。』


 『分かりました。』


 触手を切っては凍らせて、切っては凍らせて、・・・。


 賽の河原の石積みですね。うが~って感じです。


 その内に、飛ばされて来て転がっている石礫も鈍器で叩くと黒い霧に成って消えて行きレベルアップにつながる事に気付いて、よりはかどる様になりました。


 淫獣馬鹿なのかな?身を削って攻撃して来てるよね。これって。


 暫らくレベルアップに励んで居たら。鑑定さんから声が掛かりました。


 『そろそろ良いですね。それでは・・・。』


 マリアがワクワク顔で鑑定さんの言葉を待ちます。


 マリアがどんな魔法を覚えられるのか?皆も興味津々で聞き入ってます。


 『マリアのレベルも皆に追いつきましたし、そろそろ良いでしょう。では、・・・。』


 ゴクリ。


 『クロエ、風魔法を覚えてください。』


 『『『『『はい?』』』』』


 えっ?何言ってんのこいつ?と、思ったとしても仕方ないよね。


 『いやいや、ここはマリアが魔法を覚える順番でしょう。』


 『あの流れならこの膠着状態を打開する起死回生の魔法をマリアが覚えてハッピーエンドって感じでしょう。それなのに何で私が風魔法?』


 マリアもうんうん、うなずいています。

 他の皆もです。


 『えっ?でも、マリアだけレベルアップして無いの仲間はずれで可哀そうでしょ。』

 

 『それはそうなんですけど、そう言う事では無くて・・・。』


 『だってしょうがないじゃない。マリアが覚えられるのササラとほぼ同じなのよ。』


 『そりゃあ確かに今覚える必要ないね。』


 『『ひどーいですぅ。』』


 マリアとササラが同時に声を上げました。


 ええっ、だって今取っても使い道無いでしょ。


 淫獣に精神攻撃だよ。効く訳無いでしょ。


 ・・・。まさか?効かないよね。・・・ね。

 

 まさか?効いたりして。


 『効きません。』


 そうだよねー。良かった。ほっ。


 『『良くなーい。ぶうぶう。』』


 ほっとこう。


 『それで鑑定さん、風魔法覚えてどうするの?』


 『精神攻撃用の口が出て来たら、風魔法で全部切り落としてください。』


 『ああっ、そう言う即物的な解決方法なんですね。分かりしました。風魔法を覚えます。』


 『風魔法をSP1を使って取得します。SP5を使ってレベル2に上げます。SP10を使ってレベル3にします。』


 風魔法 ウインド ウインドニードル ウインドボール ウインドランス ウインドカッター ウインドハンマー ウインドアーマー ウインドバリアー 


 どうやら魔法レベルが低いとレジストされるようです。


 レベル3だとギリギリだと言う事です。ダメならまたレベルアップです・・・。


 それは避けたいですぅ。


 ウインドカッターを使います。


 少しの間触手を切って練習です。

 剣で切る様にはいきませんがそれなりに使えるようにはなりました。


 慣れて来たので本番です。


 『アデイラご主人様を起こして上げて。』


 「マインドリカバリー」


 ご主人様がピクリとします。


 途端に淫獣から口が立ち上がって来ます。

 その数5本。そこへ、素早くウインドカッターを打ち込みます。何とか声を出す前に切り飛ばせました。

 千切れた口にアイスニードルを打ち込んで凍らせて、ついでにウインドボールもぶち当てます。


 霧散して黒い霧に成って消えて行きます。


 今回は素早く立ち上がったご主人様がカードを出して何か唱えています。


 試しに淫獣の精神攻撃阻止を中止してみます。


 立ち上がった口から変な声が響きますが今度はご主人様も寝る事は有りませんでした。


 やりました。成功です。


 ~~~~~~~~~~~~~~~


 --- サイド シン ---


 パッチリと目が覚めます。

 今回は後頭部に柔らかい感触が在りません。

 未練なく、スパッと起きられます。

 立ち上がると鑑定さんから念話が頭に響きます。


 『ご主人様、精神耐性を取って下さい。レベル3まで上げて早く戦線復帰をして上げて。皆待ってますよ。』


 『了解。神様カード召喚。』


 手の中に現れたカードに話し掛けます。


 『マネーチャージ、スキル精神耐性取得。レベルを5までアップします。完了しだい終了。』


 手の中のカードがパッと消えます。


 『それで状況は?』


 『5人娘のレベルアップはある程度まで完了。今の所クロエが一番レベルが高いです。』


 『了解、鑑定さんありがとね。ご苦労さん。』


 『どういたしまして。でも、勇者のレベルアップが出来ていません。拙いです。」


 『失敗したよね。先にアイテムボックスを取らなければSP余裕が有ったのにね。段取りを間違えた。』


 『あの時点では最良だと思ったんですが。ナビゲーター失格です。』


 『挽回できるミスは、ミスとは言わないんだよ。遠回りって言うのさ。』


 『なんてね。』


 チョット、ドヤ顔で言ってみます。


 『ご主人様ウザイです。』


 『ひでーっ、ホローしてあげたのに、それは無いでしょ。ぶうー。』


 『男が拗ねても可愛く無いです。』


 『グサッ、味方から背中をバッサリ切られた感じだあー。』


 『ハイハイ、冗談はそれくらいにして。どうしますか、速攻で倒しちゃいますか?』


 『倒す前に5人娘の戦い方を見て置きたいかな。』


 『皆、ご主人様のお願いよ。戦闘開始、やっちゃえー。』


 『『『『『おーっ。』』』』』


 何か脳筋ぽく成って無いですか。不安です。


 淫獣戦はまだまだ続きます。

 

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