表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

13/20

 13 魔王が来りて笛を吹く・・・か?

お読みください。

 公爵邸に戻って来ました。

 連れて来た奴隷は3人です。

 

 クロエにアデイラにササラです。


 ぶっちゃけて言うと、魔王に悪魔付きに淫魔です。


 どうやら、覚醒はして無いらしくて、本人たちは無自覚らしい。鑑定さんが一応保証してくれたけど、でもそれって覚醒したら戦争勃発案件じゃないのか?大丈夫?


 爆弾抱えている様なもんじゃないの。


 頭抱えてふて寝しても良いかな。


 どうすればいいのこれ?考えつかん。


 諦めて普通に接することにします。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 食堂に皆そろってます。

 ここを会議室代わりに使っている様ですね。


 と言う訳で、戻って来てまたまた皆の冷たい目線が突き刺さっています。

 まあ、3人とも巨乳美少女奴隷ですからね。もう僕の趣味だと決めつけられてますよね。

 本当は貧乳さんも好物なんですが。

 これに関しては本当の事を言う訳にはいきませんし。

 汚名は甘んじて受けるしかないです。困ったもんです。


 勇者の選んだお世話係さん、クローディアさんは皆に大変受けが良いようです。和気あいあいとした空気を醸し出しています。


 差別が痛いです。


 まあ、その中に勇者は混じっていませんが。

 ボッチ体質、と言う訳では無いんですけどね。

 誰も気付いて無い見たいです。不思議ですね。

 

 バラしてもいいんですが、勇者を鍛えるのに都合が良いのでこのままにして置きましょうか。

 

 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 私はクロエと言います。

 普通の農家の家に生まれました。

 よく有る話で、厳しい冬の口減らしの為に奴隷商人に売られました。

 兄弟も多いので、いつかこんな日が来るかもしれ無いとは思っていました。

 だから売られてもそれほどショックは有りませんでした。

 元から少しぼ~っとした子だと言われていましたし。

 

 奴隷商館に来ると他にも沢山の人が居ました。

 その中に同時期に買われた女の子が二人居ました。

 アデイラちゃんとササラちゃんです。

 アデイラちゃんはチョット年上ですがササラちゃんは同い年でした。美人三姉妹とか言われました。

 私たちはすぐ仲良くなって色々お話しました。

 行儀作法もいつも一緒に受けて居て、一生懸命覚えました。    

 三人とも真面目で頭も悪くないと褒められて、これなら直ぐにでも買い手が付くと言われていました。

 

 でも、何故か中々買い手が現れませんでした。

 他の子がドンドン売れて行くのに私たちだけはいつまでも残ってしまいました。

 商会の人も不思議がって居ました。

 私達の待遇はドンドン悪くなって行きました。

 二階に有った部屋は一階になり。最後は地下の部屋の檻の中になって居ました。

 大抵はそうなる前に娼婦館に買われて行くのだそうですが、何故か私達はそこにも買われませんでした。

 

 檻の中で横になって眠る日々が続きました。

 食事は一日一回薄いスープと硬いパンです。

 お腹が空くのでもう殆ど動かないで過ごしています。

 

 でも、家に居た時も薄いスープと硬いパンでしたので、余り変わっていません。まあ、二食は食べていましたが。

 今は働かないでご飯を食べているので前より贅沢かもしれませんね。

 などと考えて笑ってしまった。

 

 後は自然に死が訪れるのを待つだけでした。


 なんかこんな風に言って居ると、凄く冷静なように聞こえるかも知れませんが、そんなことは無くて感情に任せて泣き喚いた時も有りましたし、怒りに任せて誰かを恨んだ時も有りました。

 でも、何故か表に出せないで、心の中でだけでした。 

 そうしなければいけない気が小さい頃からしていました。


 小さい頃家のそばの森で一人で遊んで居た時に、滅多に出ないウルフと出会ってしまいました。

 黒くて大きなウルフが怖くてパニックになってしまいました。両親や兄弟に散々怖い話を聞いて居たのでもう死んじゃうんだと思いました。目の前が暗くなり気絶してしまいました。

 気が付くとウルフは細切れになって死んでいました。

 私は怖くなって家に飛んで帰りベッドに潜り込んでガタガタ震えていました。その内いつの間にか寝てしまっていて。その事は夢だと思う事にしました。

 でもその事があってからなるべく感情を表に出さない様に気を付けています。

 

 今思うと私が売れ残ったのはその事と関係があるのかなと思いました。


 シン様に聞かれたのでお話ししました。

 私の話はこんなところです。


 話し終わるとシン様が何故か私の頭を撫でてくれました。

 

 なんか心が暖かくなって、安心して出来ました。


 でも、シン様は自分の行動にビックリしているようで自分の手のひらを見て赤くなっていました。


 何か可愛いです。同い年ぐらいに見えますがどうなんでしょうね。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 私はアデイラです。

 ・・・・・・。


 本当は話したく有りませんが、奴隷として買われた以上、ご主人様に不利になることは黙っている訳にはいきません。


 私は呪われた子供です。

 村では忌み嫌われていました。


 家族には嫌われていませんでしたが。


 私の周りで不幸が続いた訳でも無く、何故かそう呼ばれていました。

 

 教会の者や賢者様が村に来るたびに、早く私を村から追い出さないと、この村に災いが降りかかるぞ。と言われ続けましたが。実際には何も起こることもなく日々は過ぎて行きました。


 ただここまで言われ続けて居れば、嫁の貰い手も無く、村に留まる事も出来るはずもなく。

 両親は丁度村に来ていた奴隷商人に私を引き渡しました。

 家が貧乏でなければ、幾ばくかのお金を持たせて街にでも出してくれたのでしょうが、そんな余裕があるわけもなく、無一文で村を追い出されるよりは余程優しい選択でした。

 コネもない娘が、見ず知らずの土地で、行き着く先は知れています。

 それなら幾ばくかのお金でも、育ててくれた両親に行くのなら喜ばしい限りです。


 こうして、この街の奴隷商会に来ました。


 そこからはクロエちゃんが話してくれた通りです。


 まあまさかここまで、私の呪われた、忌み子の力が強いとは思いませんでしたが。

 

 私の所為で売れ残っていると思い、奴隷商の商会長さんに、私達三人を一緒にでは無く離してお客に推薦して貰えるようにしたのですが、その甲斐も無く売れ残ってしまっていました。


 私の話したく無かった話は以上です。


 そう言って下を向いて話終わりました。


 怖くて顔を上げて、皆の顔を見る事が出来ませんでした。


 気づくとシン様が、クロエちゃんにしていた様に下げている頭を撫でてくれていました。


 つい顔を上げて、シン様の顔を見てしまいます。


 年下に見える顔なのに、何故かお父さんの様な優しそうな目をして、私を見ています。

 そんな目をして撫でられて居ると、何故か全てが許されてしまいそうな気がします。

 

 気が付くと私は涙をボロボロこぼして泣き出していました。

 気を張って日々を暮らしていた事にその時、気付きました。


 いつまでも泣いている私の頭を、シン様が優しく撫でていてくれます。


 それは私が泣き止むまで続きました。


 シン様の為なら何でもして挙げたいと決心した瞬間でした。


 後で聞いた話ですが、シン様は私が泣き出した途端に狼狽え出して、周りをキョロキョロして、挙動不審に成っていたようです。そんなカッコ良く決まらない姿も可愛く思えますね。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 わたしはササラです。


 わたしにはこれと言って話す程の事は有りません。


 特徴と言っても左の目の下のホクロぐらいしか有りません。


 所謂、泣きボクロというやつです。

 

 まあ、その所為で嫁の行き場が無かったのですが。

 ここにホクロが有ると旦那が早死にすると言われています。


 迷信だと思いますが、狭い村の中では死活問題です。

 

 そんな訳で奴隷商会でも売れ残ってしまいました。


 檻の中でこのホクロの様にシクシク泣き続けていました。


 シン様に買って貰えて嬉しかったです。

 シン様の役に立ちたいと思っています。よろしくお願いします。


 やはり、シン様はわたしの頭も優しく撫でてくれました。


 撫でられて分かりました。2人があんなに嬉しそうだったのが何故か。シン様に撫でられると安心出来ました。


 シン様の為に頑張ろうと思いました。


 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~


 やべ~。つい女の子の頭を撫でちゃったよ。


 元世界なら逮捕案件だよ。


 クロエちゃん怒ったり、気持ち悪がったりしなくて助かったよ。


 アデイラちゃんに至っては泣き出してしまって、オロオロさせられたけど、皆うんうんと、頷いていたから撫で続けて正解だった様で良かったよ。


 ササラちゃんも嬉しそうで良かった。


 目がおっぱいに釘付けだったのは内緒です。

 淫魔恐るべし。

 

 すみません。僕がエロエロなだけですね。


 だって、溜まってるんだよ~。


 まだまだ3日目は続きます。

お読みいただきありがとうございました。


ブックマークしてくれると嬉しです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ