シーン2 - 敏腕凄腕刑事ツナマヨ(笑)の現場検証。
我らのツナマヨ初登場!
「あっ!ツナマヨさん。こんな時間に来ていただいてすみません。」
「おう!昆布。待たせたな。俺が必要とは難事件ってことだな。で、状況は?」
「はい。仏は千原 梅 23歳 女性 大学生 コンビニのアルバイトをして生計を立てていたようです。昨夜はコンビニのバイトを終えた後の23時に帰宅後に犯人に襲われたようです。」
「で、死因は?」
「まだ、死因はわかっていませんが、凶器はこのたこ焼きを焼くには溝が浅く、パンを焼くには、アミアミになってしまう調理器具のような電子機器となっております。」
「おいおい。大の大人がよってたかって、電子機器?使い方も分からねぇのかよ。貸してみな。」
「すいません。博識のツナマヨさん(笑)にいつも頼ってばかりです。お願いします。」
「しょうがねぇなあ。まぁ、コードがあるから電子機器だなぁ。温度が書いてあるぞ。そうかアイロン!」
「えっ!(笑)」
「Yシャツの袖を挟んでシュッとするとしわが伸びそうじゃねぇか?」
「あのっ!溝があって、よけい皺になってしまいのではないでしょうか。」
「なるほど。確かに仏のYシャツの袖に皺が出来てしまっているな。」
「ぷっ!犯人もこの電子機器をツナマヨさんレベルに高度な発想で使っていたんですね。」
「ふっ!犯人もなかなか頭がキレるようだな。これは腕が鳴るぜ。」
「しかし、これでは人が死なないと思います。どうやってこの電子機器で仏を殺したのでしょうか。」
「まぁ、ここまでは挨拶代わりだ。ようはこの取ってを握って、大きく振りかぶって角を頭部に1撃!これで決まりだろう。」
「すみません。頭部に外傷はありませんでした。」
「・・・。外傷は?」
「ぷっ!。すみません。仏に外傷は右手にアミアミの火傷痕が見られるだけでした。」
「それで、どうやって人を殺せるんだ。」
「まだ鑑識からの報告がありません。」
「おもしろくなってきたぜ。どうやらこの電子機器の正体を見破れば犯人が浮かび上がってくるんだな!」
「たびたびすみません。その電子機器から犯人と思われる指紋が検出されています。」
「・・・。で、ホシは?」
「ホシは宮下 鮭三郎 38歳 妻に先立たれ、娘のいくらと2人暮らし。職業はトラックの運転手。同じくこの海苔パレスに住んでいます。死ぬ直前にお隣の同棲中の男女が仏の断末魔の悲鳴の直後に逃走する後ろ姿を確認しています。現在、逃亡中で見かけたという報告は上がっていません。」
「完全にクロだし、事件は解決済みじゃねぇか。」
「はい。しかし、死因が特定できなくてはホシにシラを切られてしまいます。その為には、この電子機器でどうやって仏を殺したのか特定しなくてはなりません?犯人と同レベルの高度な発想力があるツナマヨさんにしかもう頼れない状況です。」
「このままだと電子機器の使い方と一緒に迷宮入りということか。俺の発想力次第ってところだな。昆布。証人の同棲中のカップルと話をすることは出来るのか?」
「おとなりさ~ん。敏腕おもしろ凄腕刑事が今からそちらに伺いますけどよろしっいですか~。」
「おいっ!聞こえるわけ無いだろ。それに、おもしろってなんだよ!」
「は~い。大丈夫で~す。」
「それでは行きましょう。」
「壁うっす!ねぇ。おもしろって。ねぇ。みんなそう思ってるの。ねぇ」