3/28
3
「何で、そんなことを?」
「さあ?」
ロアンが首を傾げて笑った。
「それが理解できたら俺はテロリストさ」
「エデンがあるからこそ、皆が平和に暮らせるのに…」
全てをエデンのシステムが管理してるから争いも起きない。
不幸せな人が誰も居ないんだ。
なのにエデンのシステムを壊す?
完全に頭がイカれてるとしか思えない。
僕がそんなことを考えてると、モノレールが目的地に着いた。
僕たちはモノレールを降りて、自分たちの住む市街地へと出た。
「僕の家に寄っていくだろ、セティウス?」
ロアンが言った。
夕飯まで、まだ時間はある。
「もちろん」
僕は答えた。
この前、遊びに夢中で帰りが遅くなりすぎて母さんに大目玉を食らったから、帰る時間だけは気をつけないと。




