表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
再誕  作者: もんじろう
27/28

27

「どういうこと?」


「私はシステム開発者の思考を元にプログラムされています。私に与えられた命令は、街を発展させ続けること。そのために、いろいろな試行錯誤を繰り返してきました。生まれた赤ん坊を、最も能力の高い人間に育てられる両親に預ける仕組みも、そのひとつです」


 陽子が言ったのは真実だった。


 父さんと母さんは、僕の本当の両親じゃなかったのかもしれない。


「今まで、街は順調に規模を拡大してきました。しかし、ついに成長は鈍り、人間たちの平均能力は下がり続けています。そこで私は、新しい方法を考えついたのです」


「新しい方法?」


「はい」


 エデンの声の調子は落ち着いている。


「エデンの発展に役に立たない人間を切り捨てるのです。そうすれば、資源は確保され、能力の高い人間だけが残り、街は今までの限界を越えて、さらに発展していくでしょう。エデンの市民権を取り上げられた人間たちが、結束して街中で暴れださないよう、数を調整しながら実行しています。あなたはエデンを追放される者に選ばれたのです」


「僕が…役に立たない…」


「はい。あなたの能力は、もう成長が望めません。あなたはエデンにとって、何の価値も無い人間なのです」


 僕は呆然とした。


 エデンは僕を無価値と判断したんだ。


 残酷だけど、それが答えだ。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ