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ボロボロのソファーとパイプベッド。
スチール製の長テーブルには、テレビモニターが3台並んで、その後ろで無数の配線が複雑にうねっている。
隅には大きな冷蔵庫。
おそらくガレージに続くドアが右にひとつと、奥に行くドアがひとつ見えた。
「セキュリティを戻してっと」
陽子が部屋に入ってきた。
「この建物は昔の人が使ってたものよ。死んでた管理システムを復旧させて、電気も水も使えるようにしたの。エデンは壁の外側には興味無いから、ビクビクする必要もない。ただ、外の悪人たちには気をつけないとね」
陽子がリュックを下ろして、帽子を脱いだ。
まとめてた黒髪を解くと、肩の辺りまでの長さ。
次にゴーグルを外す。
「あ」
僕は思わず声を出した。
「何?」と陽子。
「何でもない」
僕は右手を振って、ごまかした。
思ってたより、ずっと陽子が、かわいかったから驚いたなんて言えない。
「変なの。やめてよね」
陽子が作業着のジッパーを全開にして、下着姿になる。
「ちょ、ちょっと!!」
僕はビックリして下を向いた。




