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僕は口を開きかけた。
でも、あまりのショックで言葉が出てこない。
「すぐに消えろ!!さもないと本当に警察を呼ぶぞ!!」
父さんはそう吐き捨てると、家の中に入った。
ドアが閉まった。
僕は、しばらく動けずに、そのまま倒れていた。
両眼から涙が、こぼれ出す。
ロアンのときと同じだ。
僕は、ほんの数時間のうちに、今度は両親を失った。
どのくらい座り込んでいただろう?
僕はフラつく足で立ち上がった。
ここに居てはいけない。
さっきの父さんの様子だと、本気で警察を呼びかねない。
もし警察に捕まったら…何も悪いことはしてないけど、エデン市民じゃないと思われてる僕は、いったいどうなる?
牢屋に入れられるのか?
それとも外壁の外側に追放される?
でも、このまま中に居たって、何ひとつ僕に出来ることは無い。
食べ物だって買えないし、寝る場所もない。
途方に暮れた僕は、立ち上がって路地裏に入った。
そこで全身から力が抜けて、また座り込んでしまう。




